救世主
や、やっぱり強い!
こんだけサブマシンガンで連射してるのに体力が10分の一も減ってないなんて!
私のエイムが悪いっていうこともあるんだろうけどそれ以上に敵の速度とか動き方とかがうまい。
痛いっ!
敵のアサルトライフルが当たってしまった……
ちなみに私の体力はすでに半分を切っている。
このままでは勝ち目がない!
どうにかしてこの戦いの流れを変えないと!
ロボットの動きを観測してみたがその動きに共通性やくせが全くない。
私は走りながら時々立ち止まり、ロボットへ向けて撃つ。
でもロボットは走りながら撃っている。
その時点で圧倒的な差が生まれている。
武器を切り替えてみよう。
それが一番いいと思った。
そして切り替えようとした瞬間、ロボットが正面から突っ込んできた。
武器をしまってしまった私が対応できるわけもなく私はロボットから攻撃を受けた、はずだった。
聞こえた大きな爆音とともにロボットが死んだ。
「あ、わりぃ。横取りした。」
私が苦戦したロボットを一撃で倒したと思われる人が優雅に立っていた。
「あな、たは……?」
「あ?あぁ、俺はギルム。」
ギルム、その者は覇王と呼ばれている者。
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