学校に行きたくない(超短編)
初投稿です。
ご意見ご感想いつでも大歓迎です。
拙い部分多々あるかと存じますが、皆様の暇潰しの一助となれば幸いです。
学校に行きたくない。
皆、僕にだけ異様な程に厳しすぎる。
例えば、登校時。
碌に挨拶しない生徒なんて山ほどいるのに、僕が挨拶しなかった時だけ、皆白い目を向けてくる。
例えば、給食時。
デザート争奪戦の際、僕が参加すると皆白い目を向けてくる。
このような例を挙げれば枚挙に暇がない。
どうして皆、僕にだけ厳しいのだろう。
別に僕は天才でもなんでもないのに。
そんな事を悶々と考えているうちに、学校に到着してしまった。
いくら学校に行きたくなくたって、それでも行かないわけにはいかない。
僕が学校に行かなければ、学校中が大騒ぎになるだろう。
渋々僕は下駄箱に向かうと、途中で教頭先生とすれ違ったので、僕は挨拶する。
「教頭先生、おはようございます」
教頭先生は言った。
「おはようございます、校長先生」