表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大正時代にトリップ!?  作者: 悪死姫
1/5

私と海斗の出会い

(ジリジリ)

朝から響くベルの音。

眠い目を擦り時計を止めた。

今日も1日が始まる。

「ん…眠い…」

布団から出て制服に着替える。

すると下から声が聞こえた。

『美雪~起きなさいよ。」

お姉ちゃんに起こされたらしい。

「もう、起きてるから!」

といいキッチンに行く


「おは。」

『早く食べなさい。』

いつもの光景だから慣れてしまった。

食事中は会話をしない。

これが普通になってしまったのには理由がある。

ご飯中に愚痴を呟いたお父さんが、お母さんに叱られてしまったからだ。

二人は離婚までしてしまい、お姉ちゃんと二人暮らしをしている。

その日以来、会話は無くなった

「ごちそうさま。」

『歯磨き、顔洗いをして行くのよ。』

無言でキッチンを出る。

お姉ちゃんの言動は嫌いだから。

全ての支度を終え、学校に行く。

「行って来る。」

『はい~』

(バン)

ドアを勢いよく閉める。

あの家には居たくない。

居心地が悪い。


『美雪ちゃん!おは~』

「おはよ~、未来ちゃん」

親友の未来と学校に行く、それだけが幸せだから。

いろんな話をしてると、高校に着いてしまった。

生徒が沢山来ている。

『聞いた?3年生に昨日転校生が来たの?イケメンらしいよ』

流石、イケメン好きだな。

「私達、2年だよ。関係ないよ?」

内履きに履きかえ教室に入る。


同級生の話声も聞こえる。

賑やかなクラスだな~。と考えていると。

(キーンコーンカーンコーン)

チャイムが鳴り響いた。

一斉に皆が席に戻る。

(ガラッ)

『ホームルームするぞ!』

先生の声が響く。

名前を呼び終えた後、先生が今日の予定を読み上げる。

『授業の支度しろ』

といい、教室を出た。


『え~、この500に…』

数学の授業中にある人が教室に訪れた。

これが私の人生の堺でした。

(ガラッ)

『このクラスに美雪って子いるか?居るなら手を上げろ。』

教室がザワつく。

『あれって、海斗先輩!?』

こそこそ話が聞こえて来る。

「わ、私です!」

先生に止められたけど、仕方ない。

沈黙が続く

『そうか。ついて来い。』

何されるの?

不安が心を覆う。

でも、先輩らしいし。

「はい。」

教室を出た。

無言で廊下を歩いていたら、いきなり。

『俺、海山海斗。3年だけど怖がるな。』

「あの、要件は?」

『トリップする。』

「え?失礼ですが、それは無理ですよ。」

『できるんだよ。』

そのセリフと同時に意識が消えた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ