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本日は宇宙なり!  作者: 久本誠一
第二部 遭遇編
6/10

六日目 …………!?

 き、緊急事態ッス!緊急事態ッスよ~!!ええもう、とにかくヤバいんスっ!どれくらいヤバいかっていうとあれッス、姐さんの目の前で『ブース!』て言い放って逃げてくるぐらいにヤバいッス!………って、そんなこと言ってる場合じゃなかったッス~!…………第一よく考えたら、そんなことするぐらいならまだ宇宙服着ずに外でるほうがマシっスし、うん。

 とにかーく!早くしないともしかしたら今日をもってしてウチの艦が全滅しちゃうかもしれないんで、何があったかだけ地球のほうでわかるようにしておけい…………って『あの』艦長がいつになく真面目に言ってたんで艦内で一番暇だった自分が予定をいろいろ変更して、ったってそんな大した予定があったわけじゃないッスけど………今日の報告を行うことになったッス。いつもだったら自分こんな時には浮かれまくって『自分艦の代表になれたッス!!ついにこんな偉くなれたんスよお父さんお母さん!!』とか言っちゃうんでしょうけど、さすがに今日ばっかりはそんな軽口叩く余裕すらないッス~!





――――――――――さっきから脇で聞いてりゃあおのれは、ベラベラベラベラベラベラベラベラと、くっだらんことばっかり喋りおって…………!


――――――――――げぇ、艦長ッスか!?


――――――――――僕もいるよ?ねえハルマ君、うまい具合にこの先僕らが生き残れたら、今度真面目にしか喋る気がしなくなるような薬でも作ったげようか?生物は得意分野でもなんでもないけど、それで君が大人しくなるなら安いものだし………ま、死んじゃった場合でも静かにはなるんだけどさ。


――――――――――さ、さすがにソレはシャレにならないッス、よ………?というか、なんで二人もここにいるんスか!?


――――――――――『艦長がいなくても大丈夫ですから』と、隊員全員がなぜか涙目になって頼んできたのでな。しょうがないから記録にやったお前の様子を見に来てやったのだ。


――――――――――で、僕はその見は………付添いね。


――――――――――(そりゃ皆だって、DVD観ようとしてテレビを爆破オチさせた人に自分たちの命運なんて預けたくないッスよね…………)


――――――――――(そこだけは同感だよ)


――――――――――なんか言ったか、お前ら?


――――――――――いいえっ!!………ところで、ハルマ君?


――――――――――あ、はい。なんスか?


――――――――――わりかし重大な話なんだけどね?実は録音機(コレ)、もうすぐ…………。


――――――――――もうすぐ、なんなんスか?


――――――――――充電が切れるんd(ブツッ

我ながらひどいオチだ。


あ、怒らないで見捨てないで~(汗)。

ちゃんとこの先も考えてありますから。

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