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040★初めて会ったその場所で




それは突然だった。

まさか、長谷川が来るとは思ってもいなかった。

燈和の住んでる近くの公園。

そこは、キャンプ地としても有名な…

そう、2人が出会った場所である。


朝早くに、長谷川から連絡が来た。

『今日、そっちに行く』と。

キャンプシーズン真っただ中。

選手は休日。

偶然、燈和にも時間があった。

2人が出会ったその場所で…


突然のプロポーズ…言葉が出なかった。

結婚願望がない、とあれほど言っていた長谷川。

だから驚きを隠せなかった。

しかも、超ストレートに。

「俺と結婚してください」

ただそれだけの言葉。

でも、十分すぎるほど伝わってきた。

それも長谷川らしいな…って。


燈和は首を縦に振った。

その様子を見て、長谷川はホッと胸をなでおろした。

ここでもしフラれてしまったら…そう思っていたからだ。

お互いに安心しきった。

だからこそ、2人とも緊張なしの笑みがこぼれているのだ。

2月上旬、いくら南国と言われていてもやっぱり寒い。

でも、2人の時間はとても温かいものだった。




開幕戦、そしてシーズンが始まった。

長谷川は今まで以上の好成績。

そして人気も絶えなかった。


ある日のヒーローインタビュー、宇野との2ショットだった。


『あの、ハセが言いたい事あるらしいので…』

『はっ、何それ!?』

『ほら…報告は?』


宇野に促されて、マイクを受け取る。

そして、ひとつ深呼吸した。

ファンがいる前で、自分の口から報告しなくては。

球団HPに載る前に、自分の口から報告する。

無理を言って、まだHPで公表しないようにしてもらった。

それはほとんど宇野がしたのだけど。


『えっと…みなさんに報告があります』


ファンが静かになる。

またひとつ、深呼吸。


『えー…僕は、来月結婚しますっ』


球場はどよめいた。

そして、すぐに拍手へと変わっていった。

長谷川に、もう悔いはない。


球場へと足を運んでいた燈和。

ファンがたくさんいる外野席で、1人号泣していた。

周りの女性ファンも号泣している。

でも、涙の意味は全く違うものだった。



≪長谷川智行選手が入籍≫


翌日の球団HPには、そう載った。





いやぁ、かなりな駄作ぶりでしたな…

作者、展開思いつかなくなったんで途中から諦め入っちゃってましたぁ(笑)

これ、家立てる時で言うと『手抜き工事』だなww


こんな駄作を最後まで読んで下さった方、本当にありがとうございました!!

お気に入り登録してくれた方にも感謝、感謝でありますっ

長い間お付き合いくださり、ありがとうございました★


〓青矢しずく〓


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