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024★ひとり旅




「財布…チケット、航空券…ユニフォーム…タオル…」


朝早くのうちに最終確認。

昼の便で行く。

今日はナイターゲームだ。

燈和は、あと2回確認した。

忘れっぽい性格だから、そうでもしないとかなり心配。

特に、財布は重要。

チケットも航空券も入っている。

手持ちのバッグに入れた。


飛行機の中では、眠っていた。

夜遅くまで勉強して、準備して…

疲れていた。

でも、試合が見れるならそれでいい。

そう思えることが、燈和のすごいところ。

他の人からは、ちょっと変な目で見られる事もあるけど。

そしてそこを気にしない。

だから現に今、こうやって1人で試合を見に行くことが出来ている。

快適な空の旅を…


40分ほどで終えた。

ぐっすり眠れた。

今度は空港に着いてからが大変。

方向音痴だから、地図をよく見ないと動けない。

もちろん、空港の中も。

今自分がどこにいるのかさえもわからなくなる時がある。

正直、1人旅は危なかった。

それでも行く。

燈和はとにかく試合が見たかった。

荷物をとって、空港の外にいたタクシーに乗る。

そしてそのまま、泊まる予定のホテルに向かった。


予想以上に安くでとれたホテルは、思っていた以上に広かった。

ビルが立ち並ぶ、都会の景色。

それも新鮮だった。

荷物を置いて、時計を確認した。

もうそろそろ行かないと、人がどんどん多くなる。

燈和は、まず長谷川にメールした。


『無事、ホテルに到着しましたっ!

>今から行きます。燈和』


「送信ーっ」


部屋のかぎを閉めて、ロビーに預けた。

そして、駅まで歩いて行った。

意外と近い。

でも、駅の中が広かった。

予想をはるかに超していて、迷いそうになった。

普通に15両の電車も来るし、線路がたくさんある。

田舎に住んでた燈和にとっては、ちょっと難しい光景だった。


切符を買って、ホームで電車を待った。

人が多くて、良く分からなくなる。

でも、徐々に周りにユニフォームを着た人が増えてきた。

応援に行く人たちらしい。

おなじ背番号22のユニフォームを着ている人もいた。

まだ燈和はユニフォームをバッグにしまっていた。


――――あとで着よっと




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