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25話

美々は悩んだ。

このまま一人で探索を続けるのは、やはり効率が悪い。

――チームに入れないかな。

そう思い、調べてみた。

探索者たちは、SNSや迷宮公社のホームページにある専用掲示板でメンバー募集を行っている。

長期的に活動するチームの募集もあれば、

一日だけの臨時メンバーを募集しているチームもある。

中には――

「初心者歓迎」

「低層階探索」

「新人キャリーします」

そんな募集もあった。

美々は勇気を出して、迷宮公社のホームページにあった短期チーム募集に応募してみた。

結果は――

よくなかった。

「ごめん、声小さくて聞こえない」

「コミュニケーション取れないのはちょっと……」

「もう少しハキハキしゃべれない?」

面談のようなやり取りの中で、そう言われた。

一つだけではない。

いくつかのチームに応募してみたが――

すべて断られた。

探索者チームの活動には、やはりコミュニケーション能力が必要だった。

危険な迷宮で連携を取る以上、それは当然のことだ。

頭では分かっている。

それでも。

美々はかなり勇気を出して応募していた。

画面の前で何度も文章を打ち直して、

送信ボタンを押すだけでも、すごく緊張した。

それだけに――

結果は、かなり堪えた。

胸の奥が、ずしんと重くなる。

「……やっぱり、無理か」

ぽつりと呟く。

仕方なく。

美々は一人でできる範囲の探索を続けることにした。

いつものように、学校が終わったら迷宮へ向かう。

そして、少しずつ階層を進む。

――早く。

【トラベル】のスキルを習得できますように。

美々は、そう祈りながら迷宮の入口へ向かった。

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