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転生先はアンデッドでした  作者: ルケア


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国民はまだ

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 範囲の木を切り倒し、石切り場から外壁用の石を切り出している。それで外壁を作るのだ。手間は惜しまない。それだけの時間があるんだからな。時間は無限にあるんだ。だから、どんどんと使えば良いんだよ。好きな時に働き、好きな時に休む。そんな感じで良いんだよ。俺の仕事なんてそんなものなんだよ。特に急いでいる訳でもない。だって、領民はまだ0なんだから。進化はしているんだけど、人型に進化した個体は居ない。だからまだまだ時間はあるんだよな。


 ただ、進化するに従って、繁殖力が弱まっているというか、繁殖に時間がかかっているらしいのだ。これはカーライルからの報告で解っていることではあるんだけど、徐々に増えなくなっていっているらしい。少数精鋭でも良いんだけど、何とか増えて欲しいと思う。今は3層目に大体2000体近くの同種がいるらしいので、全体で考えると、1万体は居ると言う事になる。偶に危機を煽るべく、襲撃をしているらしいが、それも中々の成果が出ているらしい。まだまだ弱いと言う事なんだ。それだけの進化をしてもらわないといけないんだけど、もう少しばかり時間がかかるそうだ。


 それまでに、こっちで建物なんかを用意出来れば問題無いのだよ。準備はしないといけない。ひたすらに準備だけをしなければならない。町を作るって言ったのは、俺だしな。国を作るって言ったのは、俺だしな。やらなければならない事はあるんだ。しっかりとその仕事をしていかないといけないんだよ。焦る必要はない。じっくりのんびり作っていけばいい。出来上がる頃には、1種類くらいは良い感じに進化をしてくれるとは思っている。


「我が主よ。報告があります。オルデント魔国が、本格的に聖ルクレイア国を敵対認定したらしいです。今回の事で、本格的な戦争が始まる可能性が高いですね」


「今までは本格的な戦争では無かったと言う事なのか?」


「あくまでも防衛戦争をしていただけのようですね。それが攻勢にも出る様な話が出てきておりますので。攻勢に回ると言う事は、それだけの戦力が余っているといっても過言ではありません。対して、聖ルクレイア国に関しては、周辺国との相性が良くないでしょうからね。どちらが勝つのかは未知数ではありますが、国としては、聖ルクレイア国の方が大きいんですよ。オルデント魔国が何処まで侵略する事が出来るのか。それにかかっているとは思います。そもそもオルデント魔国と敵対している国は、聖ルクレイア国ともう1つだけですからね。戦力は余っているのでしょう」


「戦争なんて、非生産的な事をやりたがる意味が解らないからな。普通に未開地を開拓すればいいだけの話だろうに。森はまだまだ存在している。それを開拓するだけで、かなりの領地になるはずなんだがな。まあ、奪った方が早いというのは解らないでも無いんだけど。それにしても、戦争とは愚かな事をする。その分、開拓に精を出せば良いのにな」


「どちらかというと、聖ルクレイア国の方が問題ですがね。我が国とも相性が悪いので、痛手を被ることは有難い話ではありますね。どうせ敵対するしかないのですから、弱ってくれている方が幾らかマシではありますし」


「それは確かにそう言えるな。弱ってくれている方が、侵略しに来ない可能性が高い。かといって、オルデント魔国を素直に応援する事も出来ない訳だがな。好戦的な国としても見ることが出来る。その辺の情報は無いのか?」


「魔王が心底切れているようですが。短気という訳ではありません。もうかれこれ数十年は戦っている仲ですからな。堪忍袋の緒が切れたと言う事なのでしょう。耐えるだけでは終わらないと判断したと思います。まあ、それが正解でしょうが。防衛線になれば、聖ルクレイア国の方が疲弊していく速度は早いでしょうし。敵対国が多い聖ルクレイア国の方が不利なのには違いがありません。まあ、沿岸国ですからね。そもそもが有利なんですが。物資的な意味でも、戦力の配置的な意味でもですね」


「まあ、海側に戦力を配置する必要が無いからな。海からの侵略が無ければ、そこに兵力を配置するだけ無駄になるし、そんな事はしないだろう。だが、かなりの綱渡りをしているように感じるのだからな、聖ルクレイア国は。もっとも、俺たちにとっては価値のない国だから、滅んでもらっても良いんだけど」


 聖ルクレイア国に関しては、滅んでくれても問題ないんだよな。どうせ敵対する事が決まっているんだし。それなら戦争で負けてくれている方が助かるんだよ。人間と魔族の繁殖力の差が出てくる訳なんだけど、強い魔族は繁殖力が弱い。エルフが子供を作るのに、100年程度かかる様に、種族によっては何十年に1人しか子供が出来ないなんて普通にあるからな。弱い魔族は沢山増えるんだろうが、弱い魔族が増えてもなって感じである。強い魔族が増えないと、戦争には勝てないんだから、中々上手くはいかないものなんだよ。


 対して、人間はバランスが良くて、増えやすいっていう情報がある。強さ的にはそこまで強くはないんだが、適応力がずば抜けているらしく、どんな環境でも増えるんだそうだ。ギリエルは人間をどう思っているのかは知らないが、そこまで良い感情を持っているようには見えない。多分ではあるが、デーモンロードも増えにくい種であって、人間相手に困らされてきたんだろうなとは、推察できる。デーモンも、人間では無いし、魔族でも無いからな。定義としては魔物なのだ。魔物を許さないという国は多くあるとは思う。例え、会話が出来て、商売が出来たとしてもだな。単体で強いデーモンロードなんかは嫌われるのが落ちだろうしな。


「早い所国を作らないといけないな。そうじゃないと話も出来ないというか、国交を持つことも出来ない。戦力はギリエルが居ればなんとかなるとは思うけど、町人もある程度の強さになってくれると良いんだけどな」


「我が主が居れば、そこまで問題にならないとは思いますが?」


「ああ、それは無理だ。俺は神様より、人に危害を与えられないという禁忌を与えられている。だから、人間には攻撃できないんだ。というよりも、攻撃しても無意味なんだよな。だから、俺は魔物には勝てるが、人には勝てない。そうなっている」


「……なるほど。そこまでの強者と言う事ですか。底知れぬお方だとは思っていましたが、禁忌を与えられるくらいには強いと、そう言う事なのですね」


「強いから禁忌を与えられるとは、また違う様な気がするがな。俺はどちらかというと、ユニーク個体だ。単純な強さだけでは計れないようになっているんだろうとは思うぞ。まあ、それはその内だな。とにかく、俺は人には危害を与えられないんだよ」


「解りました。人が攻め込んできた場合には、不肖ではありますが、我が何とかしましょう。人相手には慣れておりますのでね。以前の所属していた国も、戦争などはありましたからね」


「ああ、期待している。まあ、まずは国を作る所からだがな。それが終わらないとどうしようもない」


 国が出来ないと、戦争なんかも出来ない。戦争なんてするつもりはないんだけど、してしまう可能性は十分にあり得るからな。今は何とか居住地を作ることに専念しないといけない。そこそこの強さの国民と、小さな領土が、俺の国になるんだからな。まずはそこから。住民を作るところから始めないといけないというのは、中々にハードな話である。面倒だが、やるしかないってのが現状だろうな。何とかするしかない。

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