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塩と蜂蜜と珈琲  作者: 働き蜂4号・リリー
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青空の下

おもなストーリーは絵本を前提にした物語です。

友人とのお話しで、好きな塩のブランドとか、高校生の頃からお世話になっている珈琲屋さんのこととか、日本の農業を助けてくれる蜜蜂の大事な価値とか、そこから小説のタイトルだけが決まりました。


好きな食品の話しや、うんちくも、スピンオフ的に書こうかなとか、ヘリドクターの友達も同じタイトルで小説を書こうってなって、どこかでお互いのお話しが交差するのも楽しみにしています。


「うみにもぐったら、ゆっくりめをあけるんだよ」

わたしはいもうとのさやかにおしえてあげる。

「にんげんはね、おおむかしはうみにすんでたんだって」

いもうとのさやかは、なんだかたのしそうに、わたしのおはなしをきいている。


わたしはちちからきいたおはなしをゆっくりとていねいにおはなししてあげる。

ぶんしょうにかくときは、おとうさんのことはちちとよぶそうだ。


「まだとうきょうがりくだったころには、ごせんぞはおこめをごはんにたべていたんだって」

おこめをしらないいもうとのさやかは、なんだかこまったひょうじょうをしている。


わたしはさきにうみにもぐって、ゆっくりとめをあける。

にんげんのごせんぞはおおむかしはさかなだったので、しおみずのなかでもめをあけられる。


びるのななかいとおくじょうは、うみからうえにでている。

ごせんぞのおはかまいりはふねでいく。

ふじさんのごごうめというなまえのみなとには、でんとうのおみやげやさんがあって、きしょうなおだんごをたべさせてくれる。


そこにずっとすんでいるおばあさんは、おそばとかはちみつとか、いまではめずらしいんだっておとうさんがいってたものをたべてくらしている。


そのおばあさんのおじいさんのじだいは、ひこうじょうでさびているひこうきのぱいろっとというおしごとをしていたって。


いもうとのさやかもうみにもぐる。

おかあさんがしぜんはなので、かいすいのなかでしゅっさんをしたので、いもうとのさやかはしおみずがこわくない。

わたしよりはじょうぶだねって、おとうさんがわたしにわらったことがあるけど、わたしはいもうとがかわいかったし、おとうさんがわらうのもすきなので、うれしかった。


きょうもそらはあおい。

まんしょんできょうどうでかっているいるかもげんきでうれしそうだ。


小説のタイトルに「塩」があるので、海にちなんだお話しから書いてみました。

絵本を意識して書いたので、悲壮な雰囲気は避けたいとも思い、海と陸とに分けられた生活圏の往来を背景に、詩情を見失わないように気をつけながらでした。

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