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音のない景色

作者: 檸檬

1回、2回、3回…

メールが続くと罪なんじゃないかと思う。



「今日は何してたの?」


そんな、返しにくいメールを送ってみる。

やり取りが面倒になったから。

もう返事はいらないって合図。

正確には、連絡が途切れた後の一人が辛いから。

ずっと話していたいけど、結果的にこちらからサヨナラをする。

そうやって保って生きてきた。


「一緒に出掛けてた。」

それでも全然困りはしないよ。

それなのに、あなたは

「サーフィンに行ってた。」と嘘付いた。

私のことを気遣ってくれてるの?ありがとう。



男友達の定期的に来る誘いをキャンセルして買い物に来た。

何度か遊んだくらいで付き合わなきゃならないなら誰とも遊べない。

これからも友達で居られると思ったのにガッカリだ。やっぱり男と女の友情なんてものはないのか?


しっかりと一人の人と向き合えないのは、大恋愛の末の失恋を未だ気にしているから。

いつかいなくなってしまう、これからの私の恋人達へ。

こんな付き合いしかできなくてごめんね。

これからも私は夫人ではなく、秘書でいるの。

これからは強く生きていきたい。



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