天国 地獄?
二話目、やっと投稿です(´・ω・`;)
志乃ちゃんでてません…
たかくんも…
休み時間はとても賑わっていた
城峰を見て喜ぶ男子達
俺はとりあえず大和先輩を見つけねばと
ひたすら学校内を走り回っていた
やっと見つけたのは放課後。
それまではまあ、みな城峰の話でわーわーなったってだけだ。
大和先輩が帰ろうとしたところを見つける
「!先輩!!!」
大和先輩はこちらに気付くと笑顔でこう言った
「お前!えらいじゃないか!」
は?
「きいたぞ!生徒会長になるために今日1日宣伝を兼ねて校内走り回ってたそーじゃないか!もう俺は感動したぞ!」
は?
周りも「だからかー」なんて納得してるみたい…って、なぜ!
「あれは先輩を探し…」
「この調子でがんばってくれよな!翔真!」
おかしいおかしいおかしいおかしい!!!
この人わざとやってやがる!
するとまるでこの時間にくるように命令されたかのようにサッカー部、部長が来る
「翔真、無断で遅刻とは、なめてるな?」
「げっ…」
高月 慎太郎
サッカー部の部長
3-A
黒髪で体格がよく
身長は190は余裕越え。
「あ、しんちゃん、これよろしくね〜」
「や、大和先輩逃げるんですか!?ちょ、ちょ、」
高月先輩に首根っこ掴まれてズルズルとグラウンドに連れて行かれる
部室につくと高月先輩は言った
「もっと周りを見ろ翔真」
そう言うとドアを強く、ドンと閉めて
部活に向かって行った
俺は混乱していた。
もやもやの中で部活をする
いつものように
サッカー部はイケメンやら天才やらが多いらしく
見物客が多い
まあ
練習に支障が出たらどうなるかわかってんだろーな
という部長のオーラから
邪魔するようなことはされてない
しかし、なにが、周りを見ろ?
なにが起きた?
あの生徒会長が何かを考えている?
訳がわからない、それはない。笑
「山野目君」
「?」
振り向くとバケツを持った
夕月 美香の姿が
夕月はクラスこそはDだが
サッカーだけは非常に好きらしく
俺はそんなとこしか知らない
あと、サッカー部のマネージャー!
髪は薄ピンクに染めており
ボブ(っていうのか?)にしてある
まあ予想した通り
夕月は俺に水をぶっかける
「サッカーするならその煩悩のけてきて、カス」
夕月は普段はおとなしくかわいい感じなのだが
サッカーのことになるとこーなるのがキズだ
俺の周りにまともな女子などいない…
あ、今日の転校生はかわいかったな!
俺は部活を夕月にやめさせられ
外周に出された
何周も何周も走った後
水飲み場に行った
…?。誰かいる?
「そんな…撫子様、そんなことおっしゃらずに!私の操作なら大丈夫ですわ!」
「いいのよ、薫子。そんなことしなくても、今日の雰囲気を見たでしょう?私が負けるとでも?」
「いえ、そういうわけでは、、、いや、でも、お言葉ですが、撫子様は新参者…周りが受け入れるか…それに今回の相手は教師生徒、男女問わず人気者であり…」
「薫子、うるさいわ」
ひどく冷徹な目で撫子は薫子を見た
昼の微笑みは嘘の様に。
「申し訳…ございません。」
三条宮は 失礼します と小さくおじぎをして校舎内へと消えていった。
白峰はしばらくその場に立っていた。
俺は顔も洗いたいし、汗も水で流したく、そして何より今起きた事がよくわからなく、白峰の反応も見たくて水道場に近寄る。
白峰に近づく形になる。
白峰は気付いてないようだ。
俺はセンサーに手をかざして、水を出した。
白峰が驚いて振り返った
時が止まったのかと思った
白い肌に綺麗な大きな目を潤ませて俺を見上げる白峰
あまりにも、可愛くて。
さっきの白峰の酷く冷徹な目を見たのに。
三条宮への言葉だって、聞いたのに。
「だ…大丈夫か?」
声が少し震えている気がする
「…ええ。ごめんなさいね。お見苦しいとこをお見せしたかしら…?」
俺はすぐに白峰がさっきの三条宮とのことを見たのかを確かめる質問だと気付いた。
知らないふりをした方がいいと思った。
「そんなことないって!泣き顔だってめっちゃ可愛いなって思ってるし!笑顔のが好きだけどなあ〜、ははっ」
白峰の肩が少し降りたのがわかった。
「やだわ…私。はずかしいです。」
俺は酔ってるのかもしれない
まともな可愛い女の子に。
めっちゃ可愛い…
「では、用事がありますので、さようなら。また明日お会いしましょう」
白峰は上品におじぎして去っていった
俺はしばらくそこにぼーっと立っていた。
俺は天国にでもいるのかもしれない。
と思ったけど部長が帰りが遅い俺を探してて、
見つかって地獄に落とされました。
俺は地獄を見ながらでも
心の奥で白峰の また明日 って言葉が離れなかった。
おつかれさまです!
2話からでも感想いただけるとうれしいです!