第29章 006 魔女との決闘
だがこの時、ラムはにやっと口元を緩めた。
「ざーんねんでした! クライペンギンシスターズの能力発動。このカードが二回目の攻撃を受ける際に能力が発動する。このカードを素材に変幻召喚を行う!」
黒い召喚板に配置されているクライペンギンシスターズのカードの上に手札から一枚のカードを選択してカードを配置する。
「私は、ダークネスダイ皇帝ペンギンを変幻召喚する!」
二体の雌のペンギンが抱き合い真っ黒に染まっていくと、黒い塊となったそれは巨大化し中から巨大な皇帝ペンギンが露わになった。
「ダークネスダイ皇帝ペンギンのコストは10。だけどクライペンギンシスターズの能力でノーコストで変幻召喚できる」
ラムは「どうする? 攻撃してみる?」と挑発する。
「クライカードに続いてダークネスカードまで。……まるで俺に勝て勝てと言っているようなものじゃないか」
ラムは眉間に皺を寄せて「何を言っているの? あなたは」と気味悪そうにしている。
「クライカードやダークネスカードを使う相手は、俺の管轄内ということだ。これであなたの不安定さの証明ができた。俺がその暗闇から解き放つ」
そう言って右の手のひらをダークネスダイ皇帝ペンギンへと向ける。
「ニューセイントドッグマンでダークネスダイ皇帝ペンギンへ攻撃! いけ! ニューセイントフラッシュ!」
ラムは驚きながら身を引く動作を見せる。
「馬鹿なの? 相打ちになっちゃうじゃない」
「相打ちで結構だ!」
ニューセイントドッグマンの両手のひらに光が集まり光が発射される。さらにダークネスダイ皇帝ペンギンの方は口に闇の粒子が集まり闇の光線が発射された。
光線同士でぶつかり合い、爆発する。爆発に巻き込まれたニューセイントドッグマンとダークネスダイ皇帝ペンギンが後ろへそれぞれ倒れていき粒子となって消えていった。
大和の白い召喚板からニューセイントドッグマンのカードと素材になった2枚のカードが休憩エリアへと運ばれて行き、ラムの方でもダークネスダイ皇帝ペンギンのカードとその素材になった2枚のカードが休憩エリアへと運ばれていく。
休憩エリアへとカードを運ぶと、大和はさらに武装カードを発動する。
「俺は裏道わんわん道を発動。コストは6。このカードが発動されると、休憩エリアから犬カードもしくはドッグカードをノーコストで召喚することができる。召喚した後、このカードを装備する。俺が休憩エリアから選択するカードは、ニューセイントドッグマンのカード」
ラムは「何?!」と反応した。
「いでよ、ニューセイントドッグマン!」
休憩エリアからニューセイントドッグマンのカードを引っ張り出して白い召喚板に改めて配置。そして裏道わんわん道のコスト6枚がデッキから休憩エリアへと流れていく。
※現在のデッキ枚数。ラムのデッキ枚数29。大和のデッキ枚数22。




