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レベルが上がりにくい鬼畜な異世界へ転生してしまった俺は神スキルのお陰で快適&最強ライフを手にしました!  作者: メバル
【古代世界編】

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72/76

【72】1階層から、これですか!?

「何この立て看板……おいロスト。お前話してないことがあるだろ?」


「寿命が関係なくなった私達には不要だと思ったから話さなかっただけだけど、ここに書いてあるとおり、ここでの1時間は現実世界の5日になるわ。10時間いると50日経過したことになる程度だから気にしない気にしない」


「いや大いに気にするわ!バカじゃねーのかお前!1日居るだけでほぼ半年だぞ!」


「え?何か問題あり?」


「お前達はね!何も問題ないでしょうよ!長めに潜ったりしたら俺の場合、ワンチャン息子の死に目に会えない可能性出て来るからね!」


 「あんたもう人間界に関わらないって言ってたじゃない」


 「せめてフィリックスの代までは見届けたいわ!関与しなくてもな!」


 「意外と情に脆いじゃないのあんた」


 「既に数千年生きてるお前達と違って俺はまだ人の寿命をギリ超えてない年齢だからな。まだ抜けきれなくても仕方ないやろ」


 「フィリックス王って何歳になるのよ」


 「50そこそこじゃなかったかな……覚えてない」


 「全然思い入れないじゃない!覚えときなさいよ!自分の子供の年齢くらい!」


 「エニリカス以降は、そんな覚えるかよ!

 成人したらそんなもんだ」


 「では主、ラムネ様もですか?」


 「ラムネちゃん?ラムネちゃんは52歳よ。なんでそんな当然の質問してんだよ」


 「息子たちの年齢は覚えてないのに、娘の年齢は覚えてるって何なのあんた?」


 「ラムネちゃんは可愛いから良いんだよ」


 ぼそりとロウガンが禁句を呟く。


 「立派な更年期おばさんじゃねーかよ」


 「ロウガンよ、さぁ死に方を選ぶがよい」


 大バトルの開始直前にロウガンはキアからゲンコツを浴びせられ沈黙。ザハルはロスト・アサド・ベールにより取り押さえられる。


 「五月蠅うるさいわよあんたら!

 さっさと行くわよ!ケント!アンタはアサドから離れないように。離れたら死ぬわよ」


 「はい!」


 気を取り直して裏ダンジョン攻略開始!

 裏ダンジョン1階層。

 推奨レベル800。


 結論から言うと、舐めてたね。

 1階層でこの次元なの?って程に設定上の雑魚魔物から既にエグい。

 見た目にそこまでの変化はない。

 しかし同じスライムでも、いきなりレベル500。既にマイムより遥かに強い。

 通常ダンジョン100階層クラスが、マンモス学校の新入生ほど湧いてくる。


 数も多ければ強さも異常。そうは言ってもケント以外の仲間は全員がレベル1000を超えている。ロストの指示によりケントを中心に置く形で守り、陣形を五角形にし眼前の魔物を各個撃破していった。

 撃破が完了したらケントへ渡しを繰り返しケントのレベルアップを全員で助け合った。それもあり約1時間ほどでケントのレベルも500まで一気に伸びた。


 「ザハル、場所を変えるわよ。もう少し先に進み、ケントのレベルを800まで上げるわよ」


 「OK。ケント、レベル800に到達したら宣言しろよ」


 「はい!」


 次の魔物はゴブリン。レベルは800。

 バカじゃねーの?って思うほどやりたい放題のぶっ壊れレベル。


 更に面倒なことにケント曰くゴブリンは食えないらしい。というか、肉が臭すぎて生理的に受け付けないとか。

 スキル悪食ならば、好き嫌いせずに食えよ。って思ったのだが。食えねーものは仕方ない。

 ならば方法を変えるしかない。

 瀕死のゴブリンをケントにとどめを刺してもらい物理的にレベルを上げてもらうことにした。


 ふと振り返るとケントの鼻にはアーティスティックスイミングの鼻栓をし、苦悶に満ちた表情で戦っていた。

 何でその鼻栓?って思ったけど、まぁ深くは聞かないでおこう。


 30分後──────


 「ケントまだか?」


 「何がですか?」


 「お前のレベルしかねーだろ!」


 「今のレベルは?」


 「850です!」


 「ぶっ飛ばすぞ!超えてんじゃねーか!」


 何を隠そう。ケントの記憶力はザルであった。


 一通り魔物を一掃し、ロストにどうするか判断を委ねた。


 「どうすんの?こっから」


 「推奨レベルを超えたからね。階層主にチャレンジしていいかも」


 「じゃあ階層主の部屋に行くまで、ケントも戦え。そのレベルに自分の感覚をならしておけ」


 「そうね。その方が良いわ。ケント、ピンチの時はカバー入ってあげるから、思い切って戦っちゃいなさい」


 「分かりました」


 階層主の場所に行くまでの間、ケントは何度も死にかけながらも全員のサポートもありレベルは1000に達することが出来た。

 レベルが1000になった辺りから、幾分か余裕が出てきたようで本来のパフォーマンスを取り戻すことが出来ているようだ。

 ケントの動きを見たロストと俺は階層主へチャレンジすることを決め、ボス部屋まで探索を続けた。そして遂に階層主の部屋へ到着。


 「さて、到着だね。私から1つ提案があるんだけどいい?」


 「なに?」


 「今私達って7人じゃない?だからここからこのダンジョンは基本的にタッグ制を導入しない?」


 「別にいいけどどう組むの?ていうか一人余るんだけど」


 「あーそれね。アンタは単独よ。

 じゃあ別けるね。

 ベールとケント。

 私とアサド。

 キアとロウガンよ」


 「で別けてどうすんの?」


 「まず1階層の階層主はベールとケントに任せるわ。でもベール、基本ケントに戦わせて。行ける所まで行きたいから、脱落者を出さないように全体を強くしていくわよ」


 「俺は一人なんだが……適当に遊んでていいわけ?」


 「いいわよ。あんた基本的にキモい虫系が出ない限り余裕でしょ?」


 「YES」


 「さて、ケント。気負わなくて良いから自分が出来ることをやって来なさい。ベールがヘルプに入るから安心して」


 「はい!行きます!」


 ベールとケントはボス部屋の扉を開いた。

 中は薄暗かったが歩みを進めると、全体に明かりが点灯した。

 目の前にいた階層主は予想通りというか、まぁスライムである。

 超巨大のね。

 キングスライムだね、これは。

 レベル850。


 「ケント、10分以内に倒しちゃいなさい。スライムの核を破壊したら終わりよ。

 キングスライムは酸の攻撃が異常に強いから注意よ」


 「はい!」


 何気にロストの奴、ケントがお気に入りのようだ。


 ケントはスライムから吸収したスキルで手足に粘着物を出し壁や天井を行き来し、キングスライムの攻撃を避けていく。

 核は移動するようで、少し苦戦しているようだが、アイツなりに何か考えがありそうなので誰も手を出していない。

 俺ならこう倒すって皆が思ってるやり方を実行できたら最高の結果と言えるだろう。


 キングスライムがハイジャンプをし、天井のケントに酸攻撃を仕掛けた。

 その時ケントは瞬時にしたに潜り込み重力で核が下に下がったところを、一気に攻撃しキングスライムを撃破した。


 「ナイスケント!それでいい!」


 俺はつい大きな声を出してしまった。

 理想通りの戦い方をアイツは戦いながら学んだのだ。

 俺はこのとき確信した。コイツはもう大丈夫だ。センスありまくりの楽しい若者が増えた。


 「やりました!」


 「うん!やったじゃん!ケント!」


 「何か吸収しなくて良いのか?」


 「はい。この子から得れる物は無いようです」


 「そうか。ならばロストよ2階層に行くか?」


 「そうね……そうしましょう。2階層の先方はキアとロウガン。宜しくね。君達は戦闘に集中、ザハルは索敵を宜しくね」


 「はいよ」


 「さてじゃあ行くわよ!2階層!!」


何とか間に合いました。

来月も予定では2本の予定です!

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p>無価値と言われた人間が異世界では絶対必須でした
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