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レベルが上がりにくい鬼畜な異世界へ転生してしまった俺は神スキルのお陰で快適&最強ライフを手にしました!  作者: メバル
【古代世界編】

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71/76

【71】裏ダンジョン

 オスクリダドの7人はザハルの拠点に戻り、あの得体の知れないものについて話していた。


「ザハルとキアに聞きたいのだけど、単刀直入に戦ってみてどうだった?」


「俺はまだよく分かんねーってのが本音だが、キアは初めから警戒していたからキアの方が俺より正確な答えがあると思う」


「キア教えてもらえる?」


 ロストはいつになく険しい表情をしている。


「正直本体の強さは計り知れない。ペットと言っていた物体でもレベル500を超えていたし、何よりアレは神を殺したと言っていた。私が転生する前に神から聞いた話によると、神は5人居た。その5人が全て殺された。これだけでも大事件なんだけど、もし神を殺した者が本体のみに殺されたとしたら……つまり1体に殺されたとしたら、正直に言って今の私達が全員束になって戦っても勝率は0%よ」


 最強と言われる軍隊であるオスクリダド全員の表情がこわばった。

 それもそうだろう。オスクリダドのツートップに関してはレベル2000を超えている。そのメンツが揃いながらも勝率0%。

 本体のレベルはどれほどなのか計り知れない。


 ロストは暫く考え、何かを覚悟したかのように口を開いた。


「この世界にはダンジョンがあるでしょ?実際今のダンジョンを進んでいてどう?」


「強い魔物も居るけど、全体的に弱すぎるというイメージかな」


「そう。ザハルの言う通りなの。実は昔ね、私のお師匠さんと行ったことがあるの。私達が行っているダンジョンは基本編のダンジョンで、実は裏ダンジョンが存在するのよ」


「裏ダンジョン?」


「そう。1階層から次元が違くて、当時の私達では1階層も攻略できなかったわ」


「はあ!?その時のレベルは?」


「私でレベル500だったかな」


「攻略できなかったって……」


「裏ダンジョンの1階層に挑むには最低レベル800は必要よ。ノーマルダンジョンと違って階層毎に階層主がいる。更に10階層毎にダンジョンボスがいる仕様みたい。因みに私のお師匠さんも1階層だけしか攻略できなかったらしいわ」


「ってなるとケントは無理だろ」


「あ、あのザハル様が許して頂ければスキル悪食あくじきを使わせてもらえれば何とかついて行けると思います」


「なるほどな!おいザハル、ここは許すしか無いんじゃないのか?」


 ザハルはクシャクシャと頭を掻きながら2回軽く頷いた。

 ケントのスキル悪食は魔物を食うことで欲しい能力やレベルを向上させる効果がある。高レベル魔物であればあるほど、簡単に言うと自身とのレベル幅があればあるほどレベルが上がりやすい。


「まぁケントの方をしゃーなしとして、ロストは何で裏ダンジョンのことを隠してたんだよ」


「裏ダンジョンって別の異空間に繋がってるわけ。古代魔物の巣窟よ」


「古代世界の魔物か」


「でも別に隠さなくてもいいじゃん」


「こんな展開にならなければ、少しずつ強くなりながらメンバー探しをすればいいと思ってたのよ。

 でもこのメンツで勝率0%とか聞いたら……危険を犯してでもレベル上げをしないといけないと思ったの。

 行かなくていいのだったら、それが1番と思ってただけよ」


「ははん。お前ビビってんな?そんな図体して何言ってやがる。お前ほど初見の見た目が怖い奴はいねーからな」


「ほんっと!アンタ失礼よね!私の中身はキラッキラの女子中学生って言ってるじゃない!」


「ゴスロリだっけ?」


「アサド!それは秘密でしょ!」


 何気にバラしてしまったアサドとベール。

 それを聞いて赤面する強面の牛さん。

 それを聞いて失笑するキア・ロウガン・ケント・ザハル。


「聞いた?ゴスロリって……腹痛い」


「結構可愛いんだからね!今度見せてあげるわよ!」


「いやそれはそれで……」


「と、とにかく!私達はそこに行くしかないわ!」


「……で、場所は?」


「魔王城があったところから南東に行った場所。三日月の星って名前よ」


「!?何それ。月なんか星なんかどっちかにしろよ!」


「知らないわよ!そういう場所なんだから!行けば意味は分かるわよ!」


「行かんでも分かるわ!どうせ三日月の岩があって夜になったら中心に星が出るとかやろ!」


「何で分かるのよ!」


「分かるわ!ど定番やないか!

 変なところでファンタジー出して来るなよ!」


「だから私に言っても仕方ないでしょうよ!」


 こんなアホなやり取りに終わりを告げさせた奴が居る。


「ロスト、主。もういいですか?いい加減にしてもらっていいですか?」


 ロストはビクついて謝罪する。


「ごめん!キア!い、行きましょ!ザハル」


「そ、そ、そうだな。うん。大人げない大人げない……」


 ザハルは背筋が凍ったのを覚えている。


「では改めてロスト、案内お願いします」


「分かったわ!ザハル、魔王城まで転移してくれたら、そこから案内するわ」


「私が転移させます。主は大人しくしてて下さい。いいですね?」


「ラジャ!」


 こうして俺達は裏ダンジョンへ向かうことになる。凶悪でレベルの次元が違うと言われる裏ダンジョン。

 それでも俺は1つ思ったことがある。

 多分だけど、いや絶対にキアの方が怖い自信がある!俺とロウガンとケントの3人は同じ思いを抱きながら、3人とも静かに大人しく従ったのである。


やっと古代世界編に突入できました。

古代世界編はそんなに長くないですが、ザハルには、とてもとても重要なキーになります。

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p>無価値と言われた人間が異世界では絶対必須でした
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