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レベルが上がりにくい鬼畜な異世界へ転生してしまった俺は神スキルのお陰で快適&最強ライフを手にしました!  作者: メバル
第三章【躍動編】

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【59】やることあるけど家族団欒が先!

 正直レベル上げに関してはいつでも上げれるので、特段焦ってはないんだよね。

 適当にダンジョン進めてたら上がるからさ。

 問題は祠作りの方かも……

 実はさ、俺がこんな生活を始めてもう20年以上の時が流れてたんだよね。


 正直楽しすぎて約束を完全に忘れていた。

 やべーな。あいつらの寿命は普通だから、エコーとか、いいオッサンになってるだろうな。フィリックスにしても、前世で俺が死んだ年になってんじゃねーの?

 しくじった……って思ったけどなぜだか反省0の俺もいた。

 ぶっちゃけフィリックスが死ぬ前でいいじゃんって思ってるもん。


 しかし感慨深いものでもある。40歳になったフィリックスを見てみたい気もする。ぶっちゃけジェンノ王国の事は何も心配してない。だっていい噂しか聞かないもん。

 あいついい王様になったんだろね。

 レーニアも喜んでるだろね。よかったねレーニア。


 島はなかなかの水上都市に変化しており超のつくほど快適だ。山の幸も海の幸も取れるし、太陽ソーラーで自家発電している。

 この世界では存在しない物はチートで現世から持ってくる事で完璧なライフを手に入れた俺達。


 水陸空兼用の乗り物も開発したのだが、ぶっちゃけあんまり使わない。バナナボート並に使わない。もはやステータスのようなものと化している。

 ただ俺とキアは、ワチャワチャ言いながら深海に潜る探検をよくしていて、楽しんでる感は否めない。

 深海って不思議だよね。見たこともない化け物級にデカい肉食魚がいるんだよ。

 勿論捕まえるけどね。捕まえた化け物はシェフロウガンの仕事だ。


 アイツにかかればどんな物でも馬鹿美味くなる。アイツ、ラーメン屋に拘る必要なくね?ちなみにこの前チェックしたら調理スキルはレベルMaxになっておられた。

 見ただけで想像がつくんだとか。すげーよな。


 作物も順調に育っている。

 多く作りすぎてもアイテムボックスに入れておけば、いつでも新鮮な状態で食えるから、まじチート能力に感謝しかないわ。


 最近は本当に老後のセカンドライフ並に満喫しているから、そろそろ課題に取り組もうと思う。

 まぁ俺達が遊んでる間もホムンクルス達は人捜しを続けているんだけど、見付からないから俺達はこうやって遊んでるだけなんだけどね。

 決してサボってるわけではないよ!

 決してね……


 話は変わって、今日は3人でジェンノ王国へ向かう。転移が使えるけど、別に焦っていく必要もないので我々の、あの乗り物でノンビリ向かうことにした。

 自動運転に切り替えてあるので、今回は空の旅を選択。


 なぜだか異世界ってさ魔法が使えたりすると文明が退化してるよね。

 それもあり空には何も飛んでいないので、レーダーなどに引っかかることもなく自由な旅を約束されている。

 ちなみにスピードは時速800㎞。

 クソ速いがどのくらいで着くか、全く分からないので俺達は仮眠をした。

 何かキア曰く大体6時間半くらいらしい。

 そんなもん寝るよねー!



 その頃、ジェンノ王国では------


 俺達が来るって知らせを入れていたので、王国は歓待の準備で大忙しだった。

 親族一同は勿論の事で、仲間の魔物達、元部下達。

 魔物以外は結構オッサンやオバサンになってるんだけどもね。

 しかしながら、孫やひ孫達も居るようで何だか感慨深いよね。


「ラスク、父上をお迎えする準備に滞りはないか?」


「はい、陛下。丞相エコー殿にも声掛けとお手紙を送ってあります。もう間もなくお着きになると思います」


「承知した。ラムネ、マイム達にもこの日だけは城に集まるように伝えたか?」


「はい、陛下。滞りなく」


「マイムは忙しくなりすぎて、中々会える機会がないからな……だが今日は特別な日だ。余たちにとっても、彼ら達にとっても大切な人が来訪されるんだからな。

 父上と言えども、絶対に失礼があってはならない」


「承知しております」


 兄弟達はフィリックスをしっかりと支えているようだ。俺も安心できる。


「ラスク、余は先に母上へご報告に行って参る。後のことは任せたぞ」


「承知つかまつりました」


 フィリックスは護衛を外で待たせ王家が眠る霊廟へと入っていった。

 歴代王は6人居る。1人はハリネズミとしてまだ生きているが、あんなのでも始祖である。

 フィリックスは6番目の王の所へ行き報告をしていた。


「母上、母上が最も愛した人。

 父上がジェンノ王国へ来るようです。しかし本当にいつも突然ですよね。もう間もなく到着すると思いますが、正直私は凄く楽しみです。って私より母上の方が待ちに待ってましたよね。母上、やっとお会いできますね」


「国王陛下!国王陛下はいらっしゃますでしょうか!」


 衛兵が凄い声で呼んでいる。

 フィリックスは霊廟を後にし、衛兵の話を聞きに行った。


「何事だ」


「はっ!上空に見たこともない飛行物体が突如出現!集中砲火をしてもシールドを破壊することすらままなりません!

 いかが致しますか!?」


「んー……それ放置でいいよ」


「え?」


「恐らく、いや絶対に父上達だから、受け入れ体制を整えて」


「承知しました」


 本当に父上ときたら、普通に来ることは出来ないんですかね……



「攻撃止んだ?」


「はい」


「ん?あれはエコーとラスクだね。受け入れ体制が出来たみたいだから降りよう。キアよろ」


「畏まりました」


「そうだ、ロウガン。一応お前って王室の敵だから、変な扱いされるかも。だけど俺が全て説明するから怒らないように」


「分かってる。あの化け物と分離したと言えども俺は俺の意思で、魔王として多くの人間を殺しスタンピードまで起こしたヒューマン属の天敵だった。受け入れるよ」


「すまんな」


 俺達が飛空艇から降りると、ジェンノ王国の人間は一斉に整列、跪き敬意を表した。


「堅っ苦しいなぁお前らは……」


 すると可愛い可愛いラムネちゃんが俺の懐に飛び込んできた。

 抱き上げて見たものの、ラムネちゃん35歳になっていて最早面影ナッシング。


「ら、ラムネちゃん?大きくなったね。パパびっくり仰天玉手箱です」


「ふる」


 キアがボソッと突っ込む。


「パパそりゃそうだよ!あれから20年経ってるんだよ!私にももう子供が居るし、その子もまた父になろうかしてるんだよ」


「気付かない間に俺、曾祖父ちゃん……

 おっ?エコーやん。元気やったか?」


「ええ、兄上は変わらずお若しいお姿ですね」


「まぁな。それは寿命の問題だよ。って言ってもお前も喜樹の実を喰ってるから、ある程度長生きできると思うけどな」


「そうなんですか?何も言ってくれなかったじゃないですか」


「まぁ別に言わんでもいいかな?って思っただけよ100年くらいは生きれると思うぜ」


「そうなんですね。では残りの人生は妻と楽しく生きようと思います」


「どゆこと?」


「家督は嫡男に譲りましたので」


「あーいいんじゃね?」


「かっる……して、兄上。此度の訪問の名目は?」


「王が来たら話そう」


 フィリックスが遅れて始祖のハリネズミと到着した。


「父上お帰りなさいませ」


「ああ。では今回俺達が来た理由を話そう。俺達オスクリダドは今回、ジェンノ王国国王との約束を果たすために来訪した」


 ハリネズミが震えている。


「オスクリダド……あんたそんなもんに入ったの?それに後ろに居るのは元魔王!」


 一瞬で一体の緊張が高まったが、俺のメストと言葉で静けさを取り戻す。


「話聞いてなかったか?俺達の勢力はオスクリダド。元魔王など今では大きな問題ではない。気に食わぬなら俺が相手になるぞ。ジェンノ王国」


 この一言により父はジェンノ王国に特別肩入れをしていないと言うことが伝わった。同時に言葉や態度次第ではオスクリダドの報復対象になりかねない。と言うことも同時に伝わった。


「大変失礼致しました父上。我が国の者が大変失礼をしてしまいました。お許し下さい。宜しければ母上の霊廟へ一緒に参りませんか?」


「お前が頭を下げんでいい。……そうだな久しぶりにレーニアへ会いに行こう」


「では参りましょう。こちらへ」


 冷静でありながら相手を不快にさせず最善策を考えれている。フィリックス……我が子ながら、とんでもない資質を持った王だな。


「父上、あの乗り物はなんですか?」


「あーあれね。水陸空の全てで移動できる快適な乗り物だよ。便利だよー」


「あの、あれを譲ってくれませんか?」


「えー……何に使うのさ」


「王国の視察や辺境付近まで隅々に物資を運んだりするとき、非常に有用かと思いまして。全ては時間によって救えなかった国民のためです」


「お前なら悪用しないと思うし……まぁいいよ。帰りは転移するから王の足に使いなさいな」


「ありがとうございます!」


 久しぶりに来たレーニアの眠る場所。


「父上、私は外に居ます。お2人でゆっくりと過ごして下さい」


「すまんな」


 フィリックスはそのまま霊廟の外で待機し、俺を見送った。


「レーニアよ、フィリックスがとんでもなく素晴らしい王になってんじゃん。びっくりしたよ。ラスクもラムネも皆が1人の王の考えに同じ方向を見て進んで行けてる。これはもうあれだね。確実に教育ママのお陰だね。歴代王の中でレーニアが1番と思ってたけど確実にフィリックスだね。絶対言い国になるだろうね。誇らしいよね。俺はさ、これからはオスクリダドとして世界の真実を知る事と世界の修正に全力を注ぐよ。

 ふと、君に会いたくなることがあるよ。君の笑顔に触れたくなることがまだあるんだ。やっぱりお前、死ぬのが早すぎだよ……」


 俺はそう言って一旦その場を離れた。

 どんなに思いを伝えても、帰ってこない回答。彼女を生き返らせることが出来れば。そんな無駄な思いをここに来ると強く思ってしまう。生き返らせることは、子供たちにも失礼だ。多分キアなら数十年後に完全蘇生を出来るようになるだろう。

 しかしそれに何の意味があるんだろうとも思う。同じ事を繰り返すだけなのに。

 またアイツの死に際に立ち会うのか?

 御免被る!


「終わりましたか?父上」


「ああ。ありがとな」


「とんでもないです。では皆が待っています。宴にしましょう」


 今宵は家族や魔物の仲間達と宴をする。

 懐かしいメンツばかりである。

 非常に楽しみだ。


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p>無価値と言われた人間が異世界では絶対必須でした
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