表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
レベルが上がりにくい鬼畜な異世界へ転生してしまった俺は神スキルのお陰で快適&最強ライフを手にしました!  作者: メバル
第二章【激動編】

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

45/76

【45】エニリカスと立太子

 甚大な犠牲を出したスタンピードから早いもので5年の年月が経っていた。

 町や村、街道や城、国力の回復に心の回復。

 人々が手を取り合い復興に専念し、傷を癒やし大分回復してきたと思う。


 甚大な犠牲を出し、人は手を取り合ったのだ。

 国同士も遂に同盟を結び繋がりを深めていった。

 それでも俺は、この結びつきは一時的な物だと思っている。

 人とは都合がいいものである。

 共通の敵が出来て、大きな犠牲が出た時だけ分かりあったふりをする。

 共通の敵が居なくなり月日が経てば同盟なんて物は瓦解し、また人同士で戦争を始めるのであろう……

 分かっちゃいるよ。

 分かっちゃいるけども、何だろね。

 もう少し本質的に分かりあえることはないものか、って俺は生前から常々思っていたけど、何処に行っても、どの世界でも人の恨めしい本質は変わらないようだ。


 綺麗事を並べるものは多くいる。

 だが綺麗事を並べる奴に限って案外、損得勘定でしか動けていない。


 いっその事国とか国境とか無くなってしまえばいいのに……

 国同士の話し合いなんて結局は他責で罪のなすりつけ合いでしかないよね。

 反吐が出るよ。


 人には3種類のパターンが存在すると思う。

 ・他責しか出来ない人間。

 ・自責に押し潰される人間。

 ・自責を行い他人を動かすためにどう動くかを考え、他責の考えを受け止める人。


 最も優れた人間は間違いなく3番目の人間だろう。

 しかし人は限りなく愚かな生物である。

 初心を忘れた地点から他責に走り出す。

 人を責めても自分の成長は止まってしまうことすらも忘れている。


 はぁ……この同盟擬きもいっときだけなんだろうな……

 本当にクソみてーな世界だよ。

 それはレーニアも他国の国王も、いや恐らく国民全員が分かってるんだろうな。

 って最近なんか俺、愚痴癖が付いてきたな。

 まぁ勘弁してくれ。

 俺も三十路を過ぎ32歳になったんだ。


 子供たちも成長しフィリックスに関しては3日後にエニリカスを控えてるんだぜ。

 あんなに小さかったアイツが結構(たくま)しくなってやがる。

 レベルもまさかの飛躍を迎えてくれた。

 俺と勇者であるレーニアの子って言うのが、いい方向に出たのか、既にレベルは13に達している。

 毎日ペスカとの稽古も良い効果を与えたようだ。


 エニリカスかぁ……懐かしいなぁ。

 フィリックスはエニリカス終了と同時に立太子の礼がある。

 アイツが皇太子になれば、レーニアも安心出来るだろう。

 三兄弟がそれぞれに手を取り合い王国を導いてくれれば俺は言う事無しだね。

 もうお役御免になる日も、そう遠くないのかな?

 それだったら素晴らしいことだ。


 しかしながらまだまだ俺の力は王国にも家族たちにも必要だろう。

 まぁこれも親の使命って事で全うするつもりだ。


 そうそう。今回のスタンピードで皆がそれぞれ成長を迎えたようだ。

 そこん所も少しだけ紹介しておこう。


 ザハル・ジェンノ

 年齢32歳 レベル2200

 使える属性:火・水・土・自然・闇・光。

 所謂、全属性持ちではあるが土と自然はあまり使うことはない。

 スキルに関しては魔王と勇者を殺せない以外は、多分全部使えそうだ。

 好きな食べ物は甘い物。

 嗜好品はタバコ。

 嫌いなものはGブリ・蜘蛛・ヘビ。

 嫌いというか生理的に無理ざんす。


 次は我が国の女王陛下。

 レーニア・ジェンノ

 年齢32歳 レベル60

 属性:火と光。

 スキル:勇者スキル(暴走あり)

 大切なものは家族と国。

 嫌いなものは、それらを害するものとタバコらしい。


 第一王子

 長男:フィリックス・ジェンノ

 年齢15歳 レベル13←恐らく人類最高数値。

 属性やスキルはまだ不明。

 好きなものはペスカとポム。

 嫌いなものは人参らしい。


 第二王子

 次男:ラスク・ジェンノで12歳。レベル5


 第一王女

 長女:ラムネ・ジェンノで10歳。レベル3


 ラスクとラムネに関しも好きなものはペスカとポムらしく、嫌いな物はタバコと言われたので深くは突っ込まないことにした。

 これ以上突っ込むと我が家の奥様から禁煙令が出されそうだったので、笑って話を逸らさせてもらった。

 でも俺、家の中で吸ってないからね!


 そしてこの子達がなぜ、まぁまぁなレベルになってるかって言うのは、ペスカとポムと毎日遊んでたら強くなっていたとか……

 有能すぎだろ……あのワンコたち。


 次にディゼル君。

 今では我が国の大将軍になった彼も、スタンピードを経験しレベルは8まで成長したようだ。

 しかし残念ながら安定のメンタルは豆腐である。


 じゃんじゃん紹介しよう!


 マイムもスタンピードで瀕死になり更にステータスが向上し現在はレベル75になった。

 クラーヌは現状維持である。


 ちなみにマイム一家はこの通り。

 ピム(妻)レベル18

 ピリム(子)レベル12

 ベン(父)レベル15

 タラ(母)レベル14

 イム(姉)レベル14

 スラ(弟)レベル15


 知らん間にレベルアップしてたという現象……


 次にシガレット家


 エコーも実は今回のスタンピードでは作戦本部で指揮をしていた。

 脳みそが爆発するほど頭をフル回転した事もあり、レベルは12になりステータスも大きく成長した。

 政治100・知略105・武力85と三○志とかだったら是非とも登用したい人物になっちまった。


 長男ラーク・シガレット9歳

 レベル5

 次男ココア・シガレット8歳

 レベル3

 プルーム・シガレット7歳。

 レベル2


 シガレット家もみな一様に成長をしているようだ。

 ここで不思議なのは3人がバラバラに能力が開花しているようで、長男のラークは政治力が70。

 次男のココアは知力が68、プルームは魅力が72と謎の成長を迎えているようだ。

 この子達は魔物とのハーフなので成長が読めないというのが現実である。

 しかしプルームの魅力72が気になって仕方ない。

 可愛い姪っ子が、母親のビッチみたくならないことを祈るばかりである。


 そうそうキアさんの話をしておこう。

 キアさんは単独行動を行うときはレベル1200あるらしい。

 もうキアさんが超越者&主人公でいいじゃんって思ったのは内緒にしておこう。


 それとペスカとポムの間に子供が出来るようだ。

 ペスカも日々待ち遠しそうにしていて、幸せそうで何よりだね。

 まぁでも、またあの子達に絶妙な名前をつけられるんだろうな……

 なんか、すまね。



 と、まぁそんな感じで皆が大きく成長したようだ。


 そして、この日を迎えることになった。


「フィリックス!早くしろ!

 今日はお前のエニリカスと立太子の儀式があるだろ?」


「はい!お待ちください。直ぐに向かいます!」


「もう1人で行けるな?

 エニリカスは1人で行くように。終わったら真っすぐ帰ってくるようにな」


「はい!父上。

 私フィリックスは父上と陛下のお陰で、この度エニリカスを迎えることになりました。

 心より感謝申し上げます。

 それでは父上、陛下。行ってまいります」


 俺とレーニアは優しく微笑みフィリックスを見送った。


「行っておいで」


 その後、俺は梨汁ブッシャーならぬ、鼻汁ブッシャーレベルで号泣したのであった。

 レーニアにはクッソ爆笑されるし、その後はなかなかの期間擦られては爆笑されてしまうことになる。

 アイツ泣かないんだもん。

 やっぱり母は強しだねー。

 まじで、はっず……



 エニリカスも無事に終わり、フィリックスが帰ってきた。

 立派に成人の儀を終えた王子を出迎えたのは、家臣一同が全整列した状態であった。

 王子の通る道の先には10段程の階段があり、そこには女王陛下が待っている。

 フィリックスは一瞬圧倒されるも直ぐに状況を理解し、静かにではあるが確実に前へ進んでいく。


 俺は我が子の背中を目で追いながら、生まれた時から今に至るまでのフィリックスを思い出していた。


「感慨深いものだな、キア」


「ええ。王子の背中から、既に太子の箔みたいなものが見えますね」


「うん。これでいい。

 アイツは今後の、ジェンノ王国には必要な人間だ。

 驚くほど人望もあり、賢く、それでいて強い。

 俺やレーニアが居なくなったあとの王国を纏めれるのはアイツ以外に居ないだろう」


「あの場に居たかったですか?」


「勘弁してくれ。俺はあーゆうのには興味がない」


「ふふ。知ってます」


 階段に足をかける直前、不意にフィリックスは後ろを振り返り俺を見た。

 フィリックスは俺に笑顔を向け、また前を向き一段また一段と階段を登っていき女王陛下の元へ着き、静かに(ひざまず)いた。


 レーニアはフィリックスを見て耳元で小さく呟いた。


「ふふ、大きくなったわね」


 フィリックスもまた、少し嬉しそうに微笑んだ。


 レーニアは高らかに声を上げ、立太子の礼を宣言した。


「我が息子フィリックスはこの度、エニリカスを無事終了した。

 これにより!第一王子のフィリックス・ジェンノを皇位継承者第一位とし、皇太子になることをここに宣言する!」


「おーーー!!!」


「フィリックス皇太子様!!!」


「皇太子様、万歳!!!」


 ここに新たな皇太子が誕生した。

 フィリックス・ジェンノ。

 後に母が固めたジェンノ王国の地盤から、超大国にジェンノ王国を伸し上げた歴代国王の中で歴史に名を刻む男の誕生である。

 後のジェンノ王国7代目国王となる人物でもある。



 ちなみに俺はまた号泣するところを見られては絶対弄られると思ったので、隠れた場所で号泣していると、マイム、クラーヌ、ペスカ、ポムも同じく号泣していたのであった……

 全員理由は同じく、俺が弄られているのを見て学習し、レーニアに弄られ擦られ続けたくないという理由であった。


 皆、賢い選択だと思うよ。うん……


今回は通勤時や休憩時間、休日を駆使して書いたのでめっちゃ早かったでしょ?

あたくし、ちょー頑張りました!

ちょー褒めて欲しいっす!

いやー早めに投稿できて良かったです。

是非楽しんでいってください(^^)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
p>無価値と言われた人間が異世界では絶対必須でした
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ