表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

77/85

今すぐにでも死にたい気分

木葉視点です。

生徒会長になってから、責任が目に見えて重くなっているの気がついた。

『失敗してはいけない』学校に登校しならが、そのようなことをひたすらに思っていた。

ただ、ひたすらに業務をこなす。


中学生には、重すぎる程の責任を負わされている。

そんな、重圧の中、生徒会室で涙を流したこともあった。


万年筆を片手に、書類を書き進めている時だった。

ふと、机に置いてある鏡を見ると、目には涙が溜まっていた。


書類に涙が一滴落ちる。

正常な時は、書類を書き直すだろう。


ーーー一滴でも書類には水や涙を付けてはいけない。


鉄則でもあったものを、その時、無意識のうちに破ってしまったことがある。


「最近、学校大丈夫?」


「うん、大丈夫だよ」


心配する母親に、いつも嘘をつく。

ただでさえ、大変な家庭環境なのに、私の心配なんかさせちゃうと、何も回らなくなってしまう。


ーーー私がちゃんとしなきゃ。


そんなことを思って、毎日を過ごしていると、最後には涙が出てくる。

書類をまとめたり、資料を作成したり、今だけのこと。

将来には何にも繋がらないし、先生に仕事を押し付けられているだけ。


先生が憎い。

だから、私は学年一位の成績を取り続ける。

高得点を出さないと、先生に負けた気になるから。


「木葉ちゃん、今回も一位だったね!」


「あぁ、うん。ありがと」


一瞬でも気を抜いたら、倒れそうだった。

休み時間は、いつもエナドリを飲む。

飲まないとやっていられない。


体が壊れても知らない。


いつ死んでもいいと思っている。

てか、今すぐにでも死にたいと思っている。


でも、、、。


『みんなの為に、私は生きてると思う』


私には推しがいる、しかも家の中に。

だから死ねない。

死んだら、迷惑をかけてしまうかもしれないから。


【評価ポイント】【ブックマーク】よろしくお願いします!

感想なども書いていただけると嬉しいです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ