第四十二話 根性の定期テスト【後編】
時間変更です。
当日が訪れた。
前日は、早めの9時に寝て、5時に起きた。
そうしないと、脳が起きないらしい。
1日目は【数A】【数B】【歴史】【地理】の四教科。
やればやるだけ伸びる、社会科があるだけ、救いだった。
「今回はマジで行けるぞ、、、」
定期テストの発表は通知表にて行われる。
順位とテスト結果の二種類だ。
脳内には学年一位の文字が見えた。
「始め!」
監督の教師の掛け声で、テストが開始した。
今までの俺だったら、一問目からわからなかったが、面白いほどに解ける。
何も難しくない。
少しひねれば簡単にわかる問題ばかり。
ーーーテストってこんなに簡単だったっけ、、、?
そう錯覚させてしまうほど、簡単に思えた。
問題集で見た問題がそのまま出たりした。
「やめ!」
試験監督の合図によって、ペンを置く。
そして、回収。
休み時間はトイレへ言って、問題集を広げて、解説を読む。
テストギリギリに教室へ戻ってくる。
「次も頑張るか」
次の数学Bも難なくクリアした。
そして、歴史も難なくクリア、最後の地理は少し忘れているところもあった。
輸出量系問題が少し手こずった。
★☆★☆★☆★
そして、時が過ぎ去り。
テスト返しの日がやってきた。
現在の調子は絶不調、どんな結果が出ても、同じ反応しかできない気がする。
そんな中、俺は返されるテストを一個一個確認する。
〜次の日の最終時間〜
テストが返され、結果は合計1000点を超えた。
最終時間、計算している時から俺の記憶は飛んでいた。
一体何が起こったんだ?
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