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ネオギャラクシア十二軍団として認められた!

この世界に転生して来てからずっと、疑問に思っていたことがあった。

そもそも、大魔王ネオギャラクシアは、なぜこの俺を、魔王軍の運営役として採用したのだろうということだ。

その理由をずっと考えていたが、いくら考えても、やっぱり思い浮かばない。


そうこうしているうちに、目の前にいたのは地獄の使いだった。

ここで、俺は大魔王ネオギャラクシアの呼び出しを受けた。


地獄の使い「運営役のジョルダン。大魔王ネオギャラクシア様がお呼びである!」


そこには、大魔王ネオギャラクシアを中心に、各軍団の軍団長や、魔軍司令のキャサリンまで、大幹部クラスが一同に会していた。


大魔王ネオギャラクシア「そなたを呼び出したのは他でもない。

新たに、『スライム兵団』『毒々師団』を、

魔王軍の正式な軍団の一つとして認定し、これに伴い、魔王軍は『十二軍団』となる!」


そして、12人の軍団長はというと、新たに、

『ネオギャラクシア十二神将』として命名された。


魔王軍が、こうまでして軍備拡大を急ぐ理由は、伝説の勇者の復活が近いことにも関係しているようだ。

地獄の使いからも、説明があった。ネオギャラクシアと地獄の使いの関係性は、さしずめ信長と森蘭丸、といったところか。


地獄の使い「実は、『炎の七日間』の後、現実世界の人間たちは完全には死滅してはいなかったようです。

『炎の七日間』は、我々魔王軍は一切関与することなく、某大国の軍事侵攻がきっかけとなり、現実世界の人間たちが勝手にしでかしたことだと判明いたしました。

核戦争により現実世界は破壊され、かつての文明は瓦礫(がれき)と化し、残骸(ざんがい)を残すのみとなっております。

国家による秩序は崩壊し、暴力が支配する世界と成り果てました。今や、人間同士の争いは個人による殺し合いに移行しています。

これはむしろ、我ら魔王軍にとっては千載一遇のチャンス!

魔物の力が人間たちを圧倒し、まずは現実世界を我らが手に入れることは、たやすいものとなったかもしれません。」


ネオギャラクシア「まず現実世界を手中におさめ、続いて地上界【異世界の中の、人間たちが住む世界。現実世界の地上界とは異なる】を、我らの手中におさめる、という手順でどうだ。」


やはり、そう来たか…。


一つ、気がついたこと。それは異世界に来てからというもの、魔王城以外のフロアに足を運んだことが無いということだ。

現実世界の方は、どうにでもなれ、と思ったが、異世界の方は、今どんな状況になっているのか、全く知らずに過ごしてきたのだ。


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