氷炎魔団
名前は『ブリイム』とかいう名前で、見た目はやっぱり美少女キャラ。姿を見せないネオギャラクシアと、運営役の俺以外の幹部クラスは全員、美少女キャラという魔王軍が舞台の物語。
氷炎魔人 ブリイム
右手に炎の剣、左手に氷の剣
右目が赤、左目が青
右半分が赤い髪、左半分が青い髪
これが、氷炎魔人ブリイムの特徴だ。
「私が、氷炎魔人ブリイムでーす!私からは、属性について話すね。」
炎と氷は本来、相対するもの。その相対するものをあえて一つに組み合わせたのが、氷炎魔団だ。
炎の属性は、氷の属性に対する攻撃が強い。
氷の属性は、炎の属性に対する攻撃が強い。
氷の属性は、炎の属性からの攻撃に対する防御が弱い。
炎の属性は、氷の属性からの攻撃に対する防御が弱い。
炎と氷の関係性はわかったが、水と雷、土と風、気と邪気、光と闇の関係性も、これと同じ。
さらに、攻撃魔法が回復魔法になるという。それはいったい、どういうことなのかというと、炎の属性の者は、炎の魔法を自分に対して唱えると、HPが回復するんだという。
同様に、氷の属性の者は、氷の魔法を自分に対して唱えると、HPが回復するんだという。
「ただし、アンデッドモンスターの場合は、通常の回復魔法は逆にダメージになるらしいの。理由はわからないけどね。
蘇生魔法を唱えると、一発でアンデッドモンスターを、文字通り成仏させることができるらしいのよ。」
軍団長なら、この程度の知識は朝飯前らしい。それだけの英才教育を受けた者が、軍団長に任命されるのだから。
氷炎魔団所属のモンスターたち
フレイム 全身炎の魔人。炎のブレスを使う。
炎の戦士 炎の剣、炎の魔法、炎のブレスを使える。
ブリザード 全身氷の魔人。フレイムの氷バージョン。炎ではなく氷のブレスを使う。
氷のブレスは、普通の人間なら一瞬で凍り付くという。
しかも、死の魔法を使う。身も凍る寒さで死に至らしめる、ということか。
ブリザードマン 炎の戦士の氷バージョン。
氷の剣、氷の魔法、氷のブレスを使える。
しかも、死の魔法を使う。身も凍る寒さで死に至らしめる、ということか。
そして、一つ気になることがある。
こいつらは、アイスクリームとか、かき氷とか食べる時は、どんな感覚なんだろう。
軍団長のブリイムは、なぜかアイスクリームや、かき氷とかが好きだという。
しかしながら、一つ疑問に思っていたことがあった。そもそも、大魔王ネオギャラクシアは、なぜこの俺を、魔王軍の運営役として採用したのだろうということだ。
その理由をずっと考えていたが、いくら考えても、やっぱり思い浮かばない。
そうこうしているうちに、目の前にいたのは地獄の使いだった。