百獣魔団
ケモミミ女王、レオニャン。彼女が魔王軍の最初からある六大軍団の一つ、百獣魔団の軍団長だという。しかし見た感じ、とても軍団長には見えない。
レオニャン「こんにちはー!私が百獣魔団の軍団長、ケモミミ女王のレオニャンでーす!」
レオニャンはスライム騎将のアマンとは仲良しで、スライム兵団のスライムたちも、百獣魔団のメンバーたちとは仲良しだ。
ファーラットと、ナスビナーラも姿を見せた。
俺は音楽を聴くことにした。CDなどといったものは時代遅れの遺物、今やストリーミングが主流だ。しかしながら、なぜかアナログレコードが、逆にレトロな魅力がある、新鮮味があるとして人気だ。
ケモミミ女王、そういえば、『ギャラクシー・サーガ外伝』の中には、この手のケモミミのキャラクターがたくさん登場してきた。
コロナ前から、このゲームはプレイしていた。コロナ禍になってからは、外出自粛の要請が出て、ますますこのゲームにのめり込むようになった。
他にこれといった趣味があるわけでもなく、このゲームをやることが唯一にして最大の楽しみになっていった。
レオニャン「ジョルダン君、レオニャンと、何かお話しようね。」
お話といっても、正直な話、何を話していいのかわからなかった。それでも何か話さなければならなかったから、とりあえず百獣魔団に所属するモンスターたちの話から、始めることにした。
レオニャン「それじゃあ、まずはレオニャンのお友達から紹介しますね。」
そのお友達というのは、百獣魔団の副団長、ウルフワンワンという。
レオニャンはネコというかライオンの耳、対してウルフワンワンはオオカミの耳だ。
ウルフワンワン「ワンワン!私が百獣魔団の副団長、ウルフワンワンです!
魔王軍の各軍団には、軍団長のほかに、私たちのような副団長と、軍団長補佐というのがいて、軍団長が不在の時は、副団長あるいは軍団長補佐が、臨時代理をつとめることもあるんです。」
自己紹介はこんな感じで、百獣魔団には基本的に獣系、鳥系、虫系、植物系、それから一部スライム系もいる。
植物系というのは、食虫植物のような奴から、マンドラゴラのような奴、人面樹、あとは、おばけキノコなどもいる。
獣、鳥、虫などは、ただ単に実在の獣や鳥や虫の巨大化した奴がモンスターとして登場するという奴だ。
たとえばカマキリとか、カエルとかが巨大化したやつ。実際に虫を狩って食べるのだから、人間もそんな虫たちのように食べられてしまうだろう。
レオニャン「みんなみんな、レオニャンのお友達だから、よろしくね!」