表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
称号「分解者」はなにかと便利です。  作者: akakitune-赤狐
序章
9/25

第9話 これからどうぞよろしくお願いします。

「君に質問なんだけど…護衛は出来るかい?」


「はい、できると思います。一応護身術は一通り出来ますし、討伐ならランページドラゴンを一度だけ。」


「なにっ⁉︎あのランページドラゴンをか⁉︎一度手合わせ願いたいな。」


「デコル様の許可があれば良いですが…よろしいですか?」


「えっ?いいですけど…一つ質問してもいいですか?」


「はい。」


「貴女はあの時、耳は聞こえていたんですか?」


「はい、目は全く見えなかったのですが耳だけなら聞こえていました。」


「へぇ〜。あっ、すいません。気を悪くしたならごめんなさい。」


「大丈夫です。気にしないでください。」


「さぁ、開始するぞ!ついて来てくれ!」



______________________________________


「ルールは以上だ。勝利条件は降参か場外、もしくは気絶。この三つだ。」


「心得ております。では、いつでも良いですよ。」


「審判は僕がしようか。では、構えて!」


こういった時に便利なシリス兄さん。


二人の手に力が入る。


「始めっ!」


この状況を説明するとこんな状況になります。


王国最強騎士 VS 実力未知数の帝国(元)貴族


豪華だなぁ。


「「はぁっ!」」


ガキン!ギン!ヒュン!ビッ!キィン!


「凄い音してるなぁ。」


「やっぱ姉様は凄いや…。」


※メディクは研究室にもどりました。


「中々やるなぁ!」


「そちらこそ!」


ギィン!


「あれ?これって泥試合化してない?」


「兄さん。その通りだと思います…。」


そう、一向に決着がつく気配がないのだ。どうしよう。


「そこまで!もう実力は分かったから良いよ。ゆっくり休んでくれる?」


「ムッ、ここで終わらせるとは無粋だな…。」


「いえ、あのまま行くときっと私の体力が先に尽きていました。」


「う〜ん、それにしてはまだ余裕を余らせていたように見えたのだが…。」


「気のせいですよ。私は全力でした。」


「…ならそういう事にしておこう。実力は申し分ないし、私はもう反対する気はないぞ。」


「僕ももう良いかな。十分見せてもらったよ。ありがとうね。」


「いえ、では私はこれからどうすれば……?」


「とりあえず、部屋を用意しておいたから…特にないかな。あぁ、デコルにはずっと付き添っておいてあげて?危険な目に会わないとも限らないからね。」


「貴方に言われるまでもありません。私は護衛として買われた奴隷ですから。」


「じゃあ、これからよろしくお願いしますね!」


「はい、よろしくお願いします。私の事はエル、とでもお呼びください。長いですから。」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ