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称号「分解者」はなにかと便利です。  作者: akakitune-赤狐
第一章 領主編
20/25

第19話 ノイルさんのお家。再来。

前回のあらすじ。


デコル は 覚悟を キメタ!


以上!


「もう心の準備はできた?」


「はい……頑張ります…。」


「じゃあ、行こうか。」


大丈夫、心の中だけど言いたい事はまとまった。


コンコンコン。


「は〜〜い。」


中から出てきたのは………。


「あれ?ネイルさん?」


「あ!アンタどこに行ってたのよ!お姉ちゃんが心配してたんだよ!何で何も言わずにどっか行ってんのよ。」


「私がやった…。デコルに罪はない…。」


「あれ?シャルルさん?ってことは……。そうゆう事ですか…。お姉ちゃんの“称号”の件ですね…。」


「うん…。半分意識が持ってかれてる状態だった…。だから…一旦リセットしてきた。」


「ありがとうございます…。お姉ちゃんも無意識だったみたいで…。とりあえず…上がって下さい。」


「うん。上がろ……?」


「はい…。あれ?ノイルさんは?」


「いるよ。今夕飯の支度してくれてる。お姉ちゃん!デコル君!戻ってきたよ!」


やはりネイルさんもノイルさんの妹なだけあって声が大きい…。


「え⁉︎今ぁ⁉︎ちょ、ちょっと待って⁉︎」


よかった。怒ってないみたい…。


「じゃあ居間の方行っておくね!こっち来て。」


気まずい……。空気が重く感じられる…。

この状況を打破しなきゃ!


「あの…何でネイルさんはノイルさんの部屋を散らかしたりするんですか…?」


「へ?私が?何でそんな事をしなきゃいけないの?」


「え?いや、書類とか取りに来たりするって…。」


「何でお姉ちゃんの部屋に資料があるのよ。いつも私の部屋に置いてるわ。何でそんな事を急に言いだすのよ。」


え?え?え?どうゆう事どうゆう事どうゆう事?なんで?どうして?だってノイルさんは妹がって……。あれ?何で妹が自分の部屋に書類を取りに来るんだ?どうなってるの?


何が起こってる?この家で…。


ガタン‼︎


「ワッ。お姉ちゃん?大丈夫〜?」


みんなで様子を見にいく。


嫌な予感がする。






「え?お姉ちゃん…何処行ったの?」


「は?」


「………………。」


何処にいる?


あの明るい顔の奥に…何が入ってたんだ?ねぇ、ノイルさん…。


________________________________


家の中を探したけど、結局ノイルさんはいなかった。


「おかしい…玄関が開いた音もなかった…。なのに物音だけ残して何処かに消えた…?何で?どうしてこうなったの?」


ネイルさんは軽くパニック状態になっているようだ。それは仕方ないだろう。仮にでも姉のことだ。僕だって姉様がいなくなればこんな風に……いや、これ以上に取り乱すだろう…。


「ねぇ……。ノイルのスキル……知らない?」


「「え?」」


「ノイルは……称号のこと以外、スキルとかのこと話していない…。全部シークレット。だからわからない…。もし、隠密系の能力があったりしたら………。」


もし…そんな能力があれば……。


「僕が……。」


ドサッ。

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