登場人物紹介(ネタバレ有りのため注意)
*主要キャラクター
クラリス・イシャーウッド
公爵家の一人娘。ウェーブを描いた茶髪に瑠璃色の瞳。
前世でやっていた乙女ゲーム『パロディア・マグニフィカ・スクール』にお助けキャラクターとして生まれ変わり、ハッピーエンドになるよう頑張っている。
自身や周りの記憶はない。
幼い頃からレイに独占されたため穏やかだが純粋で鈍感に育つ。世間知らずな箱入り娘。
レイモンド・ロングハースト(レイ)
公爵家。ストレートの肩より少し長い黒髪に赤色の瞳。髪は赤い紐で結んでいる。
独占欲が強くヤンデレ気質だが婚約者の度量が広すぎるのでラブラブ(バ)カップルに収まっている。
絶賛ヘビの生殺し状態。
クラリス以外には冷たく厳しく、常に不機嫌で近付くなオーラを放っている。
ゲーム:隠しルートのキャラ。婚約者を捨てヒロインと恋人になるため評価は最低。
現実:
「独占したい」「心配性だなあ。いいわよ、したいこと何でもして」
「束縛したい」「分かったわ。我慢しなくていいからね」
「嫉妬する」「大変ね。私も気を付けるわ」
「……結婚したら覚えておいてよ」「うん、がんばる!」
リリー・シーウェル
ゲームのヒロイン。元平民で伯爵家に養子に入った。
金髪に緑色の瞳と王族によくある特徴に加え魔力が高いせいで実家では不遇だった。
小ぶりな百合の髪飾りとクラリスからもらった緑色のヘアクリップをつけている。
クラリスが一目惚れするほどの美少女。
成績優秀で勉強熱心な努力家。
攻略キャラと仲良くなる様子がなかったが……?
*攻略キャラクター
ノア・マグニフィカ
マグニフィカ王国第一王子。金髪に緑色の瞳。
クールと言われるがすべてをつまらないと思っている冷めた性格。
ゲーム:ツンデレのツンばかりで喧嘩三昧のストーリーなのであまり人気がない。
ブラッドリー・トムソン
侯爵家。王子の幼馴染で側近。常磐色の短髪に秘色の瞳。
粗暴な見た目とは裏腹に穏和で寡黙。普段無表情。
ゲーム:主な舞台は図書室。穏やかに進むシナリオが人気で結婚するならこのキャラと評される。
リオン・シーウェル
ヒロインの義理の弟。二歳年下。栗色の髪に紅色の瞳。
妖艶な美形、小悪魔、魔性の男と表され国内外にファンがいる人気者。性格は男前。
ゲーム:最初からヒロインに好意を持っており甘めなストーリー。一部の女性から熱狂的な支持があり男も惚れると言わしめた。
ディーン・アリンガム
公爵家。レイと同い年の先輩で彼とは親友。プラチナブロンドに青緑色の瞳。
魔法でも音楽でも天才な俺様キャラで口が悪い。常識人のためクラリスとレイのラブラブぶりに呆れている。
ゲーム:ヒロインの才能に目をつけて切磋琢磨するシンデレラストーリー。レイモンドルートのせいで敬遠されがちだがクラリスは一番好きだった。
ハミルトン・ワイズ
男爵家。パロディア魔法学園の生物教師。深紫色の髪をゆったり前で一つに結んでいる。葡萄色の瞳。
安心させる笑顔が人気。敬語を使う。
ゲーム:隠しルートのキャラ。短いストーリーだが年の差と身分差故のもどかしい展開に一番人気となる。絵師のお気に入りと噂されるほど華麗なスチルばかりだった。
*その他のキャラクター
カイル・イシャーウッド
クラリスの父親。
常に笑顔を絶やさず「イシャーウッド公爵が笑顔のうちに屈するべき」と言われるほど恐れられている。
愛妻家で娘のことも溺愛している。家では妻に弱くのんきなところもある。
エミリア・イシャーウッド
クラリスの母親。
夫を窘めることができるイシャーウッド家の最高権力者。
感謝の言葉は忘れずに、とクラリスに教える。
オーウェン
イシャーウッド家の執事。
四十代でとても姿勢が正しく、紅茶には人一倍うるさい。エミリアが紅茶好きのため彼女との婚約中にカイル自ら招聘したほどの人材。
リリーの紅茶の師匠となる。
サイモン・ロングハースト
レイの父親。カイルの幼馴染で親友。黒の眼鏡をかけている。
王城でただ一人イシャーウッド公爵が素直に言うことを聞く人物として評判がよく、多くの貴族から絶大な信頼を得ている。
ヴァネッサ・ロングハースト
レイの母親。南エリアにある宝石店のオーナー。
嫉妬深い性格がレイに遺伝。夫が大好きで人前でもいちゃいちゃしている。レイとは何かと口喧嘩しがち。
ヴォルク
ロングハースト家の執事。
高齢だがきびきびした雰囲気。
クラリスに「かっこいい(名前)」と言われたことが許せなかったレイは自身の屋敷にあまり呼ばなくなった。