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3話 はいっ! と答える若者よ、集え!

「後輩くん、点呼をする時に声を上げて、『はいっ!』と言うのが恥ずかしくなって来るのは何故なのかしら?」


 風が吹く。開かれた窓の外から、爽やかな春の風が……あれ? 来ない。

 そうか……これは、ギャグ小説なんだ。月日は勝手に流れるものだ。

 もう……五月か。カレンダーはそう言っている。


「後輩くん? ねぇ〜どうしたの?」


 ん〜もう少し、ゆっくりと時間を流してもらいたいな。まだ、作中で先輩以外の人に出会っていないよ。


「ぶぅ〜無視は酷いんだ! 先生に言っちゃうぞぉ! って小学生か! あ、後輩くんがツッコミを入れないからついノリツッコミを…………」


 ん〜どうしてボクは、こんな漫才部に居るのだろう。これでは本当に、井上心○くんだ。強引な先輩に部室まで連れて行かれて……。


「うぅ……まだ、無視をするのねっ! どうして後輩くんは、そんなにドライなのよ? ドライアイスだから? あ……でもドライアイスって冷たいからなぁ……。ドライっていうのはクールとは違って―――――」


 そういえば、初めての出会いってなんだったっけ? あーでもここで、ボクのモノローグに入っても仕方が無いよね。

 アニメの10話ぐらいでやる総集編みたく、物語が中盤になれば過去を描写するってのは既に決定事項に等しいものだ。読者にはそれを待ってもらえばいいかな。


「まだまだ無視をするのね。そうやって、ずっと俺のターンって威張るのね。いいわ、上等よ……。なら、わたしだって後輩くんのターンでもドローしちゃうもんね」


 今日の先輩は一段と騒がしいけど、危害をくわえて来ないな…。ボクが真剣に本を読んでる振りをしているからだろうか? まぁ平和だから深くは考えなくていいかな。


「ドローっ! モンスターカードっ! あ……つい癖で……。やっぱり、ニ○動は控えるべきかしら……。でも、遊戯○のMADは面白いのが多いのよね……」


 一人でカード遊びを始めちゃったよ。なんだか今日の先輩は変だな。


「うぅ……一人でやっても相手プレイヤーというか自分の思考なんだから面白くない! 全部後輩くんの所為よ! そうよ……先輩を無視する……可愛げのない後輩くんが悪いんだぁ!!」


「ぐぎゃっ!!」


 ボクは何故か殴られた。何時もより数倍強いパワーで……。

 結局の所、どう足掻いても……オチは同じになってしまうらしい……とても勉強になりました…………がくっ……。

なんだろう。今回の話…だいぶ……いえ、ネタを理解せずとも…ってこの物語ってネタだけで構成されているような。というかそうなんだよ。


読者の皆さんが付いて来られますように。

あーでも、ハ○テのごとく! に付いて来れるぐらいのハイレベルな方なら、余裕かと…。

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