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トリノコセカイと電脳獣  作者: BUMPER
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終わる世界で始まる旅路

その日、人類は消滅した…。

この物語は世界にとり残された者たちが世界の真相を知るために旅をする物語である。


第1章 少女

私は今どこにいる?

「ここは?」

頭が痛い、でも怪我は無いみたい。

だんだん周りが見えてきた。どうやら本当に知らない場所みたいだ。


私の名前はアスカ。最近社会に出てきた新人社員だったんだけど…

「確か、突然周りがピカって光って…それ以降は覚えてないな。多分気を失ってたんだろうな。」

誰かいないかと見回すが近くに人はいないようだ。

「んーどうしよう、何も行動できない。」

最近のラノベでもここまで状況説明の無い作品は中々無いと思うが…。

「ここでグズグズしててもしょうがないか。ちょっと歩こう。」

そうしてアスカは方角も分からないまま歩いていた。

歩いていてわかったのは、ここは日本のどこかだということだ。

周りに並ぶ住宅の形からわかる。

「しかし本当に誰もいないなぁ。」

あれから数時間、もう最初にいた場所なんてとっくに見えなくなっていた。

「この辺はやけに木が生い茂ってるな。」

しかし周りには大きな建物があったりとよくわからない場所だった。

「ふぅ、結構歩いたけど、全然何も見えない。」

「ガサッ」

「っ⁉︎誰?」

アスカは咄嗟に身構えた。

そこには、青白い体が透けている狼がいた。

「ひっひぇ⁉︎」

今まで見たことのない生物の出現でアスカは腰を抜かしてしまった。

「グルルルル ガゥ‼︎」

(このままじゃ、殺される。でもどうすれば?)

狼は大きな口を開け今にもこちらを食べようとしている。

「グラァァァォ」

(もうだめ‼︎)

「オォラァァッ」

バシッ‼︎‼︎‼︎

「グァァァ」

「ふぅ、おいお前、大丈夫か?」

そこには鉄パイプを持った黒いパーカーを着た男がいた。

「あ、ありがとうがざいます」

「とりあえずここは危険だ俺の家に案内する。ついてこい。」

「はっはい。あ、そうだ、私はアスカあなたの名前は?」

「俺はグレン」

そうしてアスカはグレンと名乗る男についていくことにした。


第2章 仲間

しばらくして2人はグレンの家に着いた

「とりあえず中に入れ。外にいるとまた奴らがやってくる。」

グレンの家は家と言うより隠れ家と言った感じで外から見ただけでは見つかりそうにないような場所にあった。

「お邪魔しまーす。」

「よし、アスカだったか?お前、怪我はないか?」

「うん、大丈夫。」

「そうか、なら良かった。」

「あの怪物はなんなの?あんなの今まで見たことないけど」

俺もあまり詳しくはないんだが俺は奴らのことを電脳獣[システムビースト]と呼んでいる。」

「奴らはどうやら人類が消滅した日から現れたらしい。そんな中俺たちはこの世界にとり残された。つまり俺たちは今の世界からしたら不要な存在でしかない。だから奴らは攻撃してくるんだ。」

「え?待って、いつのまに人類滅びちゃったの?」

「知らないのか?世界が光った日だ。あの時以降俺はお前以外の人間を見ていない。」

「そもそもなんで人類が消滅するなんてことが起きたの?」

「さぁ?そんなの俺にはわかんねぇよ。」

「そっか…じゃあ今この世界には私たちしかいないってことなの?」

「まぁ俺たち以外にも生き残りはいるかもしれないが少なくともこの辺りには俺たちしかいないだろうな。」

「そんな、そんなことって……」

「辛いかもしれないがそれが現実だ。」

「まぁ安心しろ。俺といる限りはここに隠れていられる。まぁそれも時間の問題だが。」

……「じゃあさグレン、私と一緒に旅をしない?」

「は?何言ってんだ?」

「だって気にならない?人類が消滅した理由」

「それは、確かに気になるが。」

「じゃあ決定!ここでメソメソしてたってしょうがない‼︎‼︎それを知って人類が戻ってくるならそれで良いしダメならせめて2人で死ぬまで一緒に旅を続けよう。」

「……まぁここにいられるのも時間の問題だからな。」

「じゃあどこに行く?」

「わからん。とりあえずどっかの方向に突き進むしかなくないか?」

「それもそうだね。」

こうしてアスカとグレンはこの世界から人類が消滅した真相を知るために旅に出ることにした。


第3章 武器

アスカの提案で旅に出た2人だったが道中で出会う電脳獣に苦戦を強いられていた。

「クッソ、こいつ素早くて当たんねぇーな‼︎」

「あッ⁉︎グレン後ろっ‼︎‼︎」

「なにっ?うおっと危ねぇー。」

「流石に俺だけで戦うのは厳しいな。アスカも戦闘に参加出来ないか?」

「んーするなら何か武器が欲しいな。」

「じゃあとりあえずこのスパナとか使っとけ。」

「えらく近距離武器だね。」

「お前の力じゃこの長い鉄パイプなんて振れないだろ。安心しろ俺が引きつけてるあいだにお前は殴るだけだ。」

「まぁ頑張ってみる。」

そうこうしているとまた電脳獣がやってきた。

「お、早速実践か。いいかアスカ、お前は奴の背後に回って殴るんだ。間違っても正面から行くな。」

「わかった。」

「グワァァァ‼︎‼︎」

「来るぞ」

グレンは鉄パイプで電脳獣を叩く

「オラッ‼︎、今だ‼︎コイツの背中を思いっきりぶっ叩いてやれ‼︎」

「わかった!おりゃぁぁ‼︎」

アスカが力一杯スパナを振り下ろす。

『ヘニョン』

情けない効果音がした。

「「……え、弱ッ」」

2人の声が被った。

「グァ?ガ、ガァァァァ‼︎」

「ヤベェ‼︎アスカ後ろに退がれ‼︎」

「わ、わかった。」

グレンはアスカが後ろに退がったのを確認して電脳獣を全力で叩いた。

「ギャウ⁉︎グォォォ…」

「ふぅ、ギリギリだったな。」

「ご、ごめん私あんまり力になれそうにない。」

「あー何か遠距離から攻撃出来た方がいいかもな。それならあまり力が無くてもそれなりのダメージが入る。」

「なるほど。」

「しっかしここは異世界でもなんでもないただの日本だからな拳銃も弓矢もこんなところには無いだろうからな。」

「ねぇグレン、あそこにあるのってお祭りの屋台じゃない?」

「んあ?あぁ本当だ。どうやらこの辺は祭りをやってる最中だったようだな。」

「じゃあどこかに射的の銃があるかも‼︎」

「あれって強いのか?」

「詰める弾を何か強いものに変えればいけるんじゃない?」

「んーなんとも言えねぇが、まぁ屋台ならなんか食料もあるかもしれねぇし行ってみるか。」

2人は祭りをやっていたであろう場所を探索してみることにした。

途中何匹か電脳獣にも出くわしたが特に危なげなく、グレンが倒していた。

食料もいくつか見つかり射的の銃も見つかった。

「意外と見つかるもんなんだな。」

「欲しいものだいたいそろっちゃったね。」

「だが流石に肝心の弾は無かったな。」

「んーそうだねしばらくは戦闘はグレンに任せっきりかも。」

「まぁしょうがないな。」

「でもこれで私に注意を向かせることは出来るかも。」

「それは嬉しいがあんまり無理はするなよ。」

「わかった。」

「あとこれはその辺に落ちてた武器になりそうなもんだが使えそうなのはあるか?」

グレンは包丁とヨーヨーとサメ釣りの釣竿を持ってきた。」

「んー包丁以外微妙なチョイスだね…」

「やっぱりか?そうだよなぁ。」

「まぁ私の武器はもうちょっと良いものが見つかってからにするよ。それまでは後ろでグレンを応援するね。」

「お、おぅまぁよろしく頼むわ。」

こうして結局武器は見つからないまま二人の旅はゆっくりと続いていく。

はじめましてBUMPERです。こんな小説を読んでくれてありがとうございます。興味本位で書きはじめた小説を投稿してしまいました。中途半端に終わり文章力もないので違和感がすごいと思いますが素人が書いたと思っていただければ幸いです。

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