その2「人物録抜粋」
同人関係が多忙でなかなか本編が投稿できてません。申し訳ありません。今回はアトミール視点での人物紹介になります。
さて、この度今週末11/24(日)に行われるコミティア130にスペースを頂いております。漫画が出ちゃいます。詳細は活動報告にまとめてありますので、ご興味の方はご一読あれ。
O69b「河城重工特車事業部」にてお待ちしております。
■■ クロエラエール・ヒンチリフ
■■■ 短評
私の使用者。ヒンチリフ家の当主アストフォルト・ヒンチリフの次女。優柔不断であったり、社交が苦手だったりと、貴族という地位の求める社会的役割において理想的な人格とは言い難い。
私の意志を尊重しようとしてくれることはありがたく思う反面、全自律無人機の危険性を理解できていないのではないかと思うことがある。
■■ アトミール
■■■ 短評
私のこと。人に依存せず自ら目的を設定し、目標を立て、実行する機能を持つ全自律無人機の第一世代。感覚器官のプラグイン機能である汎感覚を持つなど、人の能力を大幅に拡張した性能を持つ。
苦手なことはパラメータの多い多目的最適化問題。最適解が一意に定まらない状態で、どうすれば人はあんなにも高速な決断ができるのか。直感的に判断するのは恐ろしくないのだろうか。
■■ シュテリ・エミ・ティン
■■■ 短評
仕事中には優秀な現場担当者という概念が服を着て歩いているような人物。貴族という役割においてはクロエラエールより優秀かもしれないが、平民である。
東部の占領地出身と語る。私は詳細を知らないが、この方面で環宝冠山脈連邦は相当に非人道的な占領統治を行っているらしい。彼女の口から時折漏れ出る言葉から判断すると、これについて彼女は相当な憤りを感じているようだ。無理もない。
■■ アルスパリア052
■■■ 短評
今も詳細はつかめないが、私より二世代あと、第三世代全自律無人機を名乗る機体。私と比べると自由意思に基づく行動を大幅に制限されている様子がうかがえる。