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理系な異世界に天才科学者が転生しました  作者: 13Last
一章 異世界転生
5/11

3話 幼児期

  あれから五年が経過した。


  俺の体はみるみると成長し普通に歩けるようになったし


  ご飯も一人で食べられる。


  おかゆを卒業し両親やノホと同じ食事をするようになった。


  他に変化があるとすれば


  話せるようになったことと勉強をしなくてはならないこと。


  15歳になったノホの教育で毎日七時間以上勉強しなくてはならない。


  初めの勉強内容は文字を覚えることだったが


  本を読んでもう覚えていたのでする必要もなく、


  計算などは前世で嫌というほどしていたので


  なんなくクリアー。


  ノホも両親もさすがに驚愕しており天才だと


  何度もほめられた。


  しかし唯一できなかったことは


  この国の歴史である。


  本でだいたいの歴史の流れは覚えているが


  細かい内容は本に載っていなかったため


  ノホに毎日教えられている。


  そして今絶賛勉強中である。


 「ティアちゃん歴史のテストの最後の問題です。


  この国の名前を答えてください」


 「アーザルロレス王国です……てかいつまでちゃんづけで


  呼ぶんだよ」


 「もう少し男らしくなってわたしの身長越えたらですかね」


  ノホの現在の身長は150センチで


  俺は120センチである。


  まだまだとうてい勝てるとは思えない。


 「くそ~前の身体だったらノホより20センチ大きいのに…」


 「えっ、何か言いました?」


 「何にも言ってないよっ」


  俺はそう言いながらベッドに飛び込んだ。


  顔を枕に沈め足をパタパタした。


 「あれ~拗ねちゃいましたか?」


  笑うような声でツンツンとほっぺたをつつかれる。


 「兄さん!」


 「ぐへっ!?」


  声とともに背中に衝撃がはしる。


  おっ重い…。


 「……エマ…飛びつくのはやめてくれ」


  そういえば他にも変わったことがあった…。


  1歳のときに妹ができた。


  よく付いて来て危なっかしいから


  面倒みていたらいつのまにかなつかれた。


  俺と同じように母親の遺伝子を受け継いだようで


  綺麗な茶髪でまだ幼い顔つきで目がくりくりと大きく


  可愛らしい。すべてが母親似だ。


  俺は髪以外はどうやら父親の遺伝子を受け継いだみたいだ。


 「兄さん遊びましょう!」


 「いや…俺は風呂に入るよ」


 「じゃあ一緒に入ろう!」


  そう言って俺の手を引き浴場へとつれてかれる。


 「えっおい!?」


  どうやらやはり女子の方がからだの発達が早いため


  力はエマの方が強いので抵抗できない。


  もうあきらめよ……。


 「あの2人仲良いよね」


  そう言ったのはエマの専属メイドのメグ。


  ノホと同じ年のたぬきをイメージする獣人である。


 「そうだね、それより早く追いかけないと」


 「うん」


  その頃俺はエマにひきづられていた。




  


  




 


  


  


  

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