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今は失くした祈りのために
文章を書くときに映像先行で考えてしまう性質なので、それを全面的に押し出した作品にしたいと思います。ということで、作者の頭の中にはアニメ映像(ついでに代替の中の人も)が出来上がっている、と。
設定、文章ともに気が向きましたらご指導ご鞭撻をいただけたらとも思っています。
まだこの祈りは誰にも届いていないようだった。
まだこの叫びは誰にも伝わっていないようだった。
まだこの切実は誰も救っていないようだった。
せめて誰か一人でも変えてから消えてゆきたかった。誰か一人でも幸せにしてから居なくなりたかった。
救えなかったアマコへの償いに、誰かを。
そう涙を枯らしながらも、眠らなければならなかった。
残し得たのは、心を込めたガラス玉だけ。
けれどそれさえ土に埋もれて消えると知っていた。
「アマコ、それでも兄ちゃんはお前を留めておきたかった――――」
叶うのならば、この現世に。