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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約8年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

prayer of glases

作者:日岡 咲織
 彼―宮前琴雨(みやまえことう)は死ななければならなかった。幼くして死んだ妹を黄泉返らせようとした咎のために。後世に残せるのは、琴雨の心を閉じ込めた数粒のガラス玉だけ。いずれそれらも土に埋もれてこの現世(うつしよ)から完全に消え失せると知っていた。
「アマノ、それでも兄ちゃんはお前をこの現世に留めていたかったよ――」
それから数百年の後、追い詰められた少女―氷坂染夜(ひさかそめや)は、墓を荒らしていた。地蔵尊を割り、神社に火を放ち、寺の仏様を室から放り投げた。二千年代前半に無神論が極まった揺り戻しで、日本は史上かつてないほど神の権威が高まっていた。
「けれど私は、神は現世の権威に固執することはないと思うのです」
神の力を借りて祈れば、人を殺せる時代。
「私は一度、その神様とやらに呪い殺されかけました。おかしいですよね、だって神様が本当にこの世界の頂点に立っているなら、私がたかが公立の一中学校でいくら有能で優秀だったとしても、そこまで目障りになるはずないですもん」
染夜は、人の私怨で使われる神を救おうとしていた。
「だから、私と一緒にみんなを変えて! 思われて初めて力を持てるホンモノの神様のために、起きて、闘って!」

「私の、私の全部をあなたにあげるから!!」
今は失くした祈りのために
2016/11/03 00:48
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