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トリガー・ハッピー(O)

「ソハピー? なにそれ。まあいいや、僕は帰るけどどうする?」


「チョットyouニハナシタイコトガアルンデス」


「話したいこと? じゃー家くる?」


「イカシテクダサイ! ココカラダシテクダサイ! トナリノトリゴヤstinking」


「しょうがないな~」


 僕と神父風の男は周りにいるJKたちを威嚇し、追い払ってから学校を後にした。


「そういえば朝さ、銃持ってなかった? それどうしたの?」


「HA!!!!! ワスレテタ! オイテキテシマッタ! アサノバショニイキマショウ!」


 そう言うと神父風の男は少し急ぎだした。


「FUUUUUU! アッタ! アッタヨ! ヨカッター。ン?」


 神父風の男は手に取った銃を舐め回すように見つめた。


「What!? triggerガナイ!! ヌスマレツァ!?」


「え? トリガー? そこだけ盗むやつなんか……ホンマや」


 見事に銃のトリガーだけが盗まれていた。


「モーコンナジュウ、ポイ」


「イキマショウ」


「銃は置いてっていいの?」


「イインデス。triggerノナイジュウナンテタダノカザリモノデスヨ」


 神父風の男の顔は、虚しい表情に包まれていた。僕と神父風の男はまた歩き出した。




 家の前に着いた。このおじさんをどうしよう。お母さんが許してくれるかな。許してくれなかったら紅葉さんに引き取ってもらおう。


「とりあえずここで待ってて」


「OK」


「ただいま~!」


 返事はない。まだ帰ってきてないのか。神父風の男の方を向いて「こっちにこい」と合図した。


「オザマシマース」


「夕飯の準備するからそこに座ってて」


 神父風の男を、いつも僕が食べている席に座らせ、夕飯の準備をしようとした。


「唐揚げがいいって言ってたよな。今日はお父さん帰ってこなくて~姉さんは彼氏の家に泊まるから~四人分か。材料あるかな~っと」


 冷蔵庫を開けた。


「……肉すらないじゃん! あるのは鯖だけか~。今から味噌煮もめんどくさいしな~。鯖の唐揚げにしよう」


「ザイリョウガタリナインデスカ?」


「うん。鶏肉がないんだ」


「ワタシノpocketノナカニトリニクハイッテマスヨ~ツカイマス?」


「え!?!? つ、つかわせていただきます」


 すると神父風の男は自分のポケットに手を突っ込み「ニチャッ」と音をさせながら手をこちらに差し出した。


「生!? なんで直に入ってるの?」


「hahahaha! マア、ヨノナカイロイロアリマスカラ」


 神父風の男は微笑ましく言った。嫌な予感がしたが、何も考えずにそれを受け取った。


 僕が料理をして少し経ったとき、


「しゅーくーんただいま~」


「あ、お母さんだ。おかえり~」


「今日も疲れちゃっ……んぐぃやあああああああ!!! 誰! 誰!!」


「FA!?!? sorry!! sorry!!! コロサナイデ!」


 お母さんは常備しているスタンガンを取り出した。


「お母さん!! 怪しい人じゃないから!!!!」


「だ、誰よあなた!」


 紅葉さんもリビングに入ってきた。お母さんと同じ反応をした。「姉妹だな~」なんて思っていた。


「説明するから! 少し落ち着いて!!」


「ソウデス! オチツキナサイ!」


「殺意わくわね」


「で? この人誰?」


 僕は今日あったことを説明した。納得はいってないようだ。


「まあ○さないでいてあげる。で? お名前は?」


「I am サマソンデース! ヨロシクデース」


「サマソンさんね。で、何の話があってきたの?」


「ソレハアナタタチニハ、キカセラレマセンノデ」


 そう言うとサマソンは立ち上がり構えた。


「Good night! オオオオオオワチャアアアアアアアアアア」


 サマソンは今までに見せないはやさでお母さんと紅葉さんの首を叩き、気絶させた。


 唖然とした。


「コノヒトタチガオキルマエニ、ワタシハキエマスノデ」


「ソンナワタシヲミナイデ~テレチャウ。ソレニコゲマスヨ?」


 僕は唖然としすぎて料理のことなんて忘れていた。我にかえる。料理をしてる場合じゃない。危険な人だ。


「マアマアソンナコトオモワズニ~」


 警察に連絡すべきか、お母さんにはなんて説明しよう。


「コノヒトタチガオキテモ、コノコトハtellシテハイケマセンヨ?」


「な、なんでだ!」


「コレカラtellスルコトハ、アナタニトッテモimportantナコトナンデスカラ」


 鳥肌が突き出るんじゃないかというくらい寒気がした。


 サマソンは微笑みながら口を開いた。

どうも!Oです。今回もお読みいただきありがとうございます。では、解説といきましょう!


今回はウサギ小屋に入れられた神父との会話から入りますね。Kがおとなしめな文章で渡してくれたのでずんずんずばずばと話が思いつきました。


主人公が「I'm so happy」を「ソハピー」と聞き取るところから、相当おバカな設定にしたいと思い、書かせていただきました。主人公が完璧だとなんか物足りないじゃないですか?


続いて、神父の銃のトリガーが盗まれるところですが、これは神父に銃を持たせないために書きました。銃を持たせると何かを見間違えて撃ってしまうかもしれないと恐怖を感じたのです。


神父のポケットに鶏肉が入ってるとこですが、なぜ書いたのか記憶に......。た、多分お腹が空いてたんだと思います!それにしてもなんでポケットなんかに......。


次に、神父は主人公の母と紅葉さんを気絶させましたね。首を叩いて気絶というのは、気絶!といえば首かなって思ったからです。他の部位だと気絶感がないといいますか、気絶の印象にぴたりとハマったんですよ首が。


なぜ気絶させたかって?それは主人公との会話をするチャンスを作るためです。あまり重要なことを自分で決めたくないのでSに話の内容は託しました。


いや〜リレー小説って面白いですね〜。2人は大変な思いをしているようですが。

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