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道程(K)

 まずはどの部屋に捕らえられているかを調べないといけない。とりあえず適当に歩いてみるか。僕は、まだ行ったことのない部屋を重点的に回ることにした。


「でも、いるとしたらどこかな~」


 普通だったら奥の部屋に閉じ込めるよな。でも、奥って何処だ? 施設の入り口が一つとは思えない。今日みたいな襲撃があったら、袋小路になってしまう。だとすると、施設の中心に位置する部屋の可能性が高いかな。そう言えばこの施設、何階建てなんだろう。エレベーターや階段がある以上、三階以上の高さはある。


「上の階かなぁ」


 大きい施設の廊下には施設内マップが設置されているのが普通だが、この施設にそれはない。襲撃時の対策の一つなんだろうけど、新入りの僕にとっては辛いことだ。だけど、件の襲撃のおかげで階段への道程だけは把握している。とりあえず一番上の階から見て回ることにしよう。

 僕は襲撃の時に風鈴さんに連れられた道程を歩んだ。


 避難階段の所まで来た。その近くにある大きめの窓から外を見てみると、僕は今二階ほどの高さにいると分かった。となると、ウォーターさんやポルターガイストと戦ったところは三階ということになるな。

 三階に上る途中、避難階段の踊り場を過ぎたとき、壁が大きく湾曲して道が塞がっているのを発見した。ポルターガイストのせいだ。あの戦いの後、僕は三階のあの場所から二階の医療室まで運ばれている。ということは、別の階段かエレベーターを使ったということになる。でも、ポルターガイストで施設がぐにゃぐにゃにさせられたというのにエレベーターを使うだろうか。倒壊する危険性もあるし、三階より上に重要人物がいる可能性は低いだろう。となると、一階か二階のどちらかにいるということになる。

 でも医療室からここまで歩いてきて、警備員が見張っている部屋はおろか、電気が点いている部屋さえなかった。一階から探した方が近いかな。僕は階段を下りて一階へ移動した。


 一階の雰囲気も二階とさして変わらないようだ。これなら迷う必要もない。

 もうだいぶ遅い時間帯なんだろう、どの部屋も電気が消えている。僕は音を立てないように静かに歩いた。

 しばらく歩いてみて、電気が点いてる部屋は一つだけしかなかった。いや、部屋ではなくトイレなのだが。とにかく、それらしい部屋は一つもなかった。一番大きい廊下は見たし、今度は枝分れになっている小さい廊下を見て回ることにしよう。


 細かいところを見て回ると、鉄製と思われる扉が見つかった。倉庫かな。いや、ここは流石にいないよな……。

 取り敢えずノブを引いてみたが、鍵が閉まっているようで開く気配はない。どこに鍵があるか分からない以上、見るなら後回し…… って、あれ? この下り階段はなんだ?

 鉄扉の左側に、やけに横幅の狭い下り階段がある。一人用のエスカレーター程の幅しかなく、光が届いていないため真っ暗だ。もしかしたらここかもしれない。僕はその真っ暗闇に、進んでみることにした。

 ど、ど、ど、ど、道程ちゃうわ!


 どうもKです。今回は特に会話もなく、主人公一人で物語を進めていきました。


 今回のラストでは主人公は地下に進んでいきました。主人公と変態野郎が鉢合わせするべきだと思ったからです。勿論展開はSに委ねますので、主人公は変態野郎と遭遇しなかったとなるかもしれません。もし遭遇しない場合は変態野郎と入れ違いになるかと思いますが、それもまた面白いでしょうね。


 主人公は変態野郎と遭遇するのか。主人公はどのようにサラに迫るのか。非常に楽しみですね。

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