そして少年は入団する(S)
「ごめんね、こんなものしかなくて」
「いえ、ありがたいです。それにこれ結構好きなんですよ」
彼女が渡してくれたのは、チョコレート味のシリアルバーだ。それ急いで食べ、腹を満たす。
「さてと、じゃあお話ししようか?あ、君の事なんて呼べば良いかな?」
「えーと、お任せします」
「じゃあ、しゅんくんって呼ぶね。しゅんって響き良いね」
「あ、ありがとうございます。風鈴さん」
礼を言うと、また可愛らしい笑みを浮かべた。
「まず初めに聞くね、怠け者集団に入ってくれるの?」
「はい、入りたいです。命まで助けていただいたし、こうして僕を匿ってくれてる。これだけで充分安心して組織に入れます」
「よかった、実は入ってくれなかったらどうしようってムーンと話してたの」
安堵の表情を浮かべながら彼女は嬉しそうにそう話した。
「じゃあ、早速組織について説明するね」
「はい」
「まず、ムーンから聞いてると思うけどこの組織は一枚岩じゃないの、強力な超能力を持つ人が幹部となってまとめ上げてるの」
「はい、それは聞いてます」
その後の忠告はとても心に残っている。
「幹部は全員で4人、しゅんくんも知ってる月の派閥。その他はよくわからないけど、3つの派閥に分かれてるの」
「今は力の均衡が取れてるから問題なかったんだけど君という存在がこの力の均衡を壊しつつあるの」
「僕がですか?」
「それほど夕凪の力は強いって事。うまく扱えば幹部クラスにもなれるかもしれない」
そう言われ驚いた。正直僕自身がそんなに強いと思ってなかった。ゆみに勝てたのも相性がよかったからだ。
「だから、今しゅんくんの身はとても危険なの」
ムーンさんと同じ言葉を風鈴さんは言った。
「しゅんくんを自分の派閥に取り入れる事で自分の派閥の地位を上げようとするものが必ずいる。ムーンはそういうのに興味がないからいいんだけど、他はどうだかわからない」
「だからしゅんくんにはとても悪いんだけど暫くはここに居てもらいおうと思ってるの」
「そ、それは困ります! 母さんや紅葉さんに心配かけちゃうし、家の事とか僕がやらないと母さん出来ないし、僕がご飯作らないとお母さんがお腹空かせちゃいます」
「随分家庭的な子なんだね」
自分で色々と恥ずかしいことを言ったことに気づき恥ずかしくなってきた。
「できれば家に帰りたいんですが」
「ごめんね、私も帰してあげたいんだけど君の身の安全が保障出来ない限りそれは出来ないの」
「じゃあ、せめて連絡だけでも……」
「それなら問題ないよ。ここの施設に電話が……」
ドカーン!!
そう遠くない場所から何かが爆発するような音がする。
「あー、もうばれてるのか仕方ない、しゅんくん動ける?」
「はい、大丈夫です」
「じゃあちょっと移動するよ」
僕は風鈴さんの後の続いた
タイトルにも書いてあるように、ついに春が組織に所属しました!!
まぁここまでの流れを見ればわかると思いますが一応伏せておきます。
はい、新章スタート!!(ぱちぱちぱちぱち)
今回のストーリーはどんなきちが……、ではなく、どんな素晴らしいストーリーになっていくのか楽しみです。いやーリレー小説ですから展開がわからないから書いてる私もとても楽しいです。さっきから楽しいばかり言ってますねw
うーん、まだ始まったばかりで振り返る事が特にないんですよね。
あ、kで言ってた風鈴さんの名前は夏らしいものってなんだろう?って考えてたら我が愛猫の鈴の音がしてそれで閃きました。
あと、今読み返して思ったのですがゆみさんの時の自己紹介も、風鈴さんの自己紹介も私が書いてるんですよね。偶然ってすごいですよね。
ってなわけでoに渡します。まぁ最近はふざけてないし大丈夫だよね?(信頼するとは言ってない)




