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先祖の力(O)

「さて、その女の子を抱きながらだと君も疲れるだろう。ここらへんの公園とかで少し休むかい」


「そうですね、そうしましょう。足がもうくたくたですよ」


 ゆみ様の立派な乳は、歩くたびに揺れるため、その振動が僕をさらに疲れさせた。公園に入り、屋根のある休憩場所の椅子に、テーブルを挟んで座った。ゆみ様を地べたに寝かせるのはさすがに悪いため、テーブルの上に寝かせた。


「あの、ムーンさん。疑問に思ったことがあるんですけど~聞いてもいいですか?」


「おう、私に答えられることならなんなりと」


「僕に『特別な力』があると言いましたよね? なんで僕にこの力があるってことが分かるんですか? ここに寝てる女の子も『やっと見つけた』とか言ってましたけど」


「そのことか、じゃあまず大事なことから言おう。それは君の家系にあるんだ」


「家系ですか?」


「それも聞いてなかったか。それは今のお父さんじゃなく、前のお父さんのご先祖は大昔、能力者の中で知らない人はいないくらいの超能力者だった。そのお方の能力の1つが君の持つ『特別な力』だった」


「…………」


 あまりの話の壮大さに頭が追いついていなかった。


「驚くのも無理はない。それと信じることも難しいだろう。だが、これは本当のことだ。君がいくら嘘だろうと疑っても、受け止めなくてはならないことなんだ」


 この人の言うことはやけに説得力がある。遠回しに言うゆみ様とは大きく違った。


「まだ、把握しきれてないんですけど、その、ご先祖の力をなんで僕が持ってるんですか?」


「うむ。その力はそのお方から始まり、代々受け継がれてきた。君のお父さんも、それを持っていたけど、違う組織か何かに追われていてね。急いで子孫を残そうとしたと思うよ。でも先に生まれたのが女の子だった」


「姉ちゃん。姉ちゃんにもこの力が!?」


「いや、受け継がれるのは男だけなんだ。だから、さらに焦ったと思うよ」


 もっと頭の回転が早ければこのことをうまく理解できただろうか。


「なんでみんなから狙われる力を残そうとしてるんですか?」


「確実なことはわからないけど、あのお方からの言い伝えか何かじゃないかな? わざわざ狙われるような危険なことはしないだろうし」



「で、夕凪って名字は珍しいけど、一応この国は広いから探すのには苦労したよ。そしたらこの女の子のいる組織「超能力同好会」の人が先に君を見つけたんだ。多分君の知り合いだと思うよ」


「知り合い?」


「名前言えばわかるかな? たしか裸山だっけな?」


 裸山!! いつも納豆を授業中に食べている、高校で2年間同じクラスの人だ。


「裸山も能力者だったのか!?」


「うん、裸山くんの能力は、能力とか特別な力を見つけたり力を一時的に受け取る『受信』だったかな」


「そ、そうなんですか」


「それと、なぜ私たち『スラッカーズ』が君を見つけたかと言うと、私の仲間に透視能力を持った人がいてね、君が今日みた能力と同じやつだよ。その能力をうまく使えば相当便利なんだ」


「あの、気が狂ったやつと同じ能力がですか!?」


「そうだ。その能力の上級者になると『遠隔透視能力』が使えるようになる。でもこの国は広い。だから全国にいる受信の能力を持つ人『受信者』に一時的に能力を授け、監視した。で、夕凪って名字の男の子を絞り、更に能力を持つ人を探したら簡単に見つかったよ」


 話が難しすぎて理解に苦しんだ。だが、この話が作り話とも思えない。


「まだまだ話すことはたくさんあるけど、全部話したら日が暮れてしまう。そろそろ移動しよう」


「わかりました」


 そう言い、寝かせてあるゆみ様を持ち上げまた歩き出した。先ほどまでとは違い、足取りが重い。まるで足かせをしながら泥沼を歩くような感覚だ。


 ひたすらムーンさんについていった。どこに行くかも知らずに。

はいどうも、超真面目なOです。今回も読んでいただき誠にありがとうございます。


実を言うとですね、これ書き直したやつなんです。いや、勘違いしないでくださいよ?あまりにもふざすぎて2人に怒られたわけじゃないですよ??何故あんなものを書いたのか自分でもよくわかりませんが......とりあえず書き直して正解でした。


さあ、解説していきますよぉ〜


まず、Kが気になっていた、主人公が(ムーン)をなんと呼ぶのか、についてですが。「つきさん」だと何か堅いし、「つっきー」だと馴れ馴れしいなみたいな感じなので「ムーンさん」と呼ばせました。Kが気に入ってくれるかどうかは定かではないですが。


続いて、主人公の『特別な力』についてですが、ご先祖様の力ということにしました。能力以外の力で、しかも特別な力と呼ばれている。これはそこら並々の人にはないだろうと、何か生まれながらにして持っているだろうということになったわけです。うまく説明できたかは不安ですが。


さらっと今のお父さんが違うお父さんだったことを伝えましたね。もし自分がこの立場だったら髪の毛が何本抜けるのか数えたいですね。


能力が受け継がれるのは男だけ。についてですが、最初は女にも受け継がれていいかも〜って思っていたんですが、そうするとお姉さんにもこの『特別な力』があることになりますね、そうすると色々面倒くさいな〜って思ったので、男だけにしました。


この回で裸山くんの能力が明らかになりましたね。と、いいますかムーンさんがペラっと個人情報を喋ってしまったのが原因なんですけどね。ムーンさんひょっとして天然?


自分の回にしては重要なことを決めすぎてしまったと思います。最初に書いた内容を後で読み返してみると「なんだこれ」ってなりました。あのままストーリーが進んでいたら確実に、むしろもの凄い展開になっていたのではないでしょうか。でも、真面目という言葉を理解した今では、このくらいが丁度いいな〜って思いますね〜。


では、Sの話をお楽しみに。

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