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男の裸は見たくない(S)

「はぁー、貴方その笑い方どうにかならないの? 茂部」


 嘆息気味にゆみは茂部にそういった。


「こればっかりはどうにもならないな~そんな事よりいい加減ワタシの事海斗って呼んでくれないか~い?」


「2人は知り合いなの?」


 2人の関係について気になったので聞いてみた、なんせ僕は彼女の胸を揉む約束をした関係なのだから。


「彼は私と同じ時期に集団入った同期」


「って事は茂部君は」


「そう、超能力者よ」


 学校であんなふざけたテンションで超能力など言っていたから、頭の可笑しい奴かと思っていたがどうやら茂部君は本当に超能力だったらしい。


「ちゃんとした自己紹介は初めてだね、茂部海斗もべかいとだ」


 そう言ってキザっぽくこちらに手を差し出してくる。どうやら握手をしなくてはいけないらしい。


「夕凪春、よろしくね茂部君」


 茂部の手を握りそう言った。


「で、なんでこんなところにゆみちゃんはいるんだ~い?」


「彼との交渉にあのお店を使っていたの、そしたら騒いでいる男がいたから様子を見に来たの、貴方は?」


「ワタシは、先輩にあの男の事を調べるように言われたのさ~、先輩が言うにはあの男も目覚めたらしいからね~。僕の華麗なる手腕を発揮し彼を集団に引き入れるのさ~。アッフフー!!」


「じゃあ、あの人の能力はもう分かっているの?」


「アッフー、まぁあの様子を見れば分かるけど透視能力だな」


「と、透視能力!!」


 男子高校生が憧れる能力、透明化、時を止める、に並ぶ三大能力ではないか!! う、羨ましくなんてないんだからね!! 僕はゆみさんのおっぱい揉ませてもらえるもんねーだ。と、何故か心の中でよくわからない戦いが始まった。


「まぁ、どれくらい透視出来るかわからんけどあの感じだと服だけが限界みたいだな」


 さっきから道行く女性をガン見してはガッツポーズやら、体を捩ったりしている。


「とりあえず、話をしてみましょう」


 ゆみはそう言い、僕達はその男に近づいた。男の2メートルくらい近くまで来ると男はゆみを視界に捉える。


「おおー!! 今日一番の大きさじゃねぇか!! あともう少しで……あっ、ガッデム!!」


 その言葉を言い切る前にゆみが僕の後ろに隠れる、その様子を見た男は地団駄をしていた。


「どうやらあの人の能力には、発動条件があるようね。あの様子を見ると対象を視界に入れて数秒をたたない透視能力は発動しなさそうね」


 その言葉を聞いて、男は体を少し震わせていた。こちらを数秒見ては目を離すを繰り返しながらこちらの様子を伺っている。多分男の裸を透視しないようにしているのだろう。


「あんたら、この力のこと知ってるのか?」


「アッフフー。もちろんさ、だから少しお時間いいかな? あ、ゆみちゃん後はワタシがやっておくから、そっちは頼むよ」


 そう言って男と茂部君は歩いて行った。


「あの人も勧誘するの?」


「ええ。ああいう小さな能力も私達がしっかりと管理しないと悪用されかねないから」


「そうなんだ、大変だね」


「能力を悪用されるよりマシよ、さてもう少し歩きましょうか。元々それが目的だったし」


 一瞬、ゆみの表情がとても悲しそうに見えた気がした。


「うん」


 そして2人でまた町を歩き始めた。

はいどうもsです。

今回も飽きずに読んでくださりありがとうございます。


では、今回は話す事があまり無いのですぐに振り返りに入ります(笑)

今回は前のあとがきにも書いた様に話を進める事が出来ました。

能力についてだとか、新キャラの伏線、あとはゆみちゃんの過去のほんの少し撫でる程度に触れました。

まぁ内容自体はまるで決めていないんですが、そこは他の2人がやるだろうと投げやり気味です。あ、でも、自分のときに来たらちゃんと書きますから。

あとは茂部君の名前も決めましたね。

何故か2人は毎回名字は決めるのに名前は決めないので、私が名付け親になってます。もう気づいてる人も多いと思いますが、私が名付けたキャラには共通点として季節に関するものが名前になっています。

こういうところもよく見てもらえると私たち3人はとても嬉しいです。

さて、物語もやっと真面目な方向に進み、やっと能力者ものになってきました。

これから2人の手によってどんなキャラがどんな能力を使うのかとても楽しみです。

このまま真面目なままストーリーが進みますよーに。


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