ハンドル系女子(S)
彼女の後をついていくと以外にも町の方に向かっていた。もっと人混みがない場所に行くと思っていたからだ。
「あ、あのー、ゆみ様?」
そう声をかけると彼女はこちらを振り向くと頭を下げた。
「ごめんなさい」
彼女からは先程の凄みは消え、最初に見たような落ち着いた雰囲気を感じる。
「え? なんで謝るの? ゆみ様」
「その、私、能力使ったり、怒ったりして興奮するとスイッチ入ってしまって、あんな性格になってしまうの……だから、ゆみ様はやめて」
そう恥ずかしそうに彼女は言った。一人称もうちから私に戻ってるし、どうやら本当らしい。ハンドル握ると変わっちゃう系の人のようだ
「そこ、入りましょうか」
指を指した先には町にある普通のカフェ、買い物の帰りに寄った事が何度かある。中に入ると、店員が席へと案内しメニューを渡して去る。
二人で飲み物を頼み、僕は彼女の言葉を待つ。
「自己紹介から始めましょうか、私の名前は桜乃ゆみ。呼び方は任せる、でもゆみ様だけはやめて」
「僕は……」
「夕凪春でしょ? 知ってる」
自己紹介とは名ばかりだなと僕は思った。
「じゃあ、ゆみさんって呼ばせてもらうね、僕も呼び方は任せるよ」
落ち着いた雰囲気と余裕ある立ち振る舞いから年上な感じがして、さん付けで呼ぶ事にした。
「じゃあ、私は君の事はるくんって呼ばせてもらうわね」
「いきなりあだ名ですか」
「君が、好きに呼んでいいと言ったじゃない」
まぁそうなんだが、と思っていると。
「単刀直入に言わせてもらうわね、あなたは超能力者」
「僕が超能力者?」
驚いてそう聞き返すがゆみは少しむすっとしていた。
「の卵よ。話は最後まで聞きなさい」
「ごめんなさい」
そう言われ直ぐに謝る。
「うん、素直な子は好きよ」
彼女はそう言った、他意は無くても女の子に好きと言われるのはどきりとする。そのタイミングで頼んだ飲み物がきたので、それ一口飲む。
「じゃあ、続けるわね」
「うん」
「能力者、私と同じような力を持つ者は貴方が想像している以上にいる。東京の渋谷、スクランブルを通れば2人から3人くらいすれ違うわよ」
「そんなにいるのに何で世間にばれないの?」
「それはその力に気付かずに一生を終えてしまうから、私みたいに能力に気付く人間は本当に一握り」
「じゃあ、何で僕自身ですらわからないことをゆみさんは知ってるの?」
「詳しいことはまだ言えないの、言える事はただ一つだけ、貴方が他の人とは違う力を持ってるから、貴方が特別だからってこと」
結局、何も答えていないと思ったが初めて会った男に全てを喋るわけはない。
「だから貴方が欲しかった、あんな奴らにはるくんが利用をされるのもいやだし、なにより私の願いを叶えるために」
はいどうもsです
まぁ振り返りの前に一言、oのあとがきで書かれていた事はフィクションであり、実在する私とは一切の関係もありません。
つまるところ私はMではありませんし、oの無理難題にはいつも困らされています。嬉しくもありません。
というわけで振り返りに入りましょう。今回はoのパスは普通だったのでまぁ順調に書いていけました。
まぁ唯一めんどくさかったのがヒロインの性格ですね、こればっかりはとても面倒でした。何と言っても急に一人称が私からうちに変わるもんだから辻褄を合わせるのが大変でした、結果こういうハンドル握ると性格変わるよー系ヒロインにしたわけです。
これでoが求めるヒロインと、私が求めるヒロインの両立ができるわけです。
まぁーなんと素晴らしいことでしょう(笑)。
今回はあまり話を進めずにkにパスしましたが次回はなるべく話を進められるように頑張りたいです。その為にも一度でいいからoにナイスパスをしてほしいものですねー。




