3話
『【ミッション①:寝床を作ろう!】が開始されました。』
突然サンの声が響き、私はびっくりしてしまった。
でも、それ以上に気になる言葉がある。
(サン、ミッションって何?)
『うん、ミッションっていうのは、このゲームを進めるための課題だよ。
今回の“寝床ミッション”は、ちゃんと寝る場所を作らないと、夜に出てくる強いモンスターに襲われちゃうんだ。
簡単に言えば、“安全地帯”を作ろうってことだね。』
(えっ……もしモンスターにやられたらどうなるの?)
『大丈夫。死んでも、その日の朝に戻るだけだよ。
でも気をつけてね。集めたアイテムは全部なくなっちゃうから。』
(なるほど、ありがとう。)
『じゃあ、話を続けるね。
この森は、朝と昼は比較的安全なんだけど、夜になると強いモンスターが出てくるんだ。弱いモンスターは隠れちゃうからね。
今のサンじゃ、夜行性のモンスターには勝てない。
だから昼のうちに、安全地帯を作る必要があるんだよ。』
(うーん……どうしよう……あっ、そうだ!【スキルギフト】で安全地帯スキルをもらえばいいかも!)
私はすぐに【スキルギフト】を使った。
(ふぅ〜。強そうなスキル、ゲットできた!)
ちなみに、私が手に入れたスキルはこちら。
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【セーフティーゾーン】
発動すると、半径3メートル以内には敵意を持つモンスターが近づけなくなる。
ただし、同時に複数展開は不可。
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(これで、この場所は安全だね!)
『うんうん!……でもさ、で、どこで寝るの?』
「……あ。」
気がつけば私は地面の上に座り込み、ぼんやり空を見上げていた。
寝床のこと、すっかり忘れてた……。
その後、私は慌てて材料を集め始めた。
短剣で木を切り、木材を集め、落ち葉や石も集める。
落ち葉は枕と布団代わりに、木材と石は……いつか何かに使えるかもしれない。
そうして——
……時刻は夕方になっていた。
(ふぅ〜、やっとできた!)
寝床も完成し、お腹も空いたので食料を食べる。
そして私は、静かに目を閉じた——。
——こうして私は、ナビゲーター……いや、“サン”と出会ったのだった。
最後までありがとうございました!




