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闇唄
音は消え、光も消えた
香りも消えて、残るは闇。
私がそれを望んだの。
私がそれを欲したの。
だから仕方がないのです。
闇の中、1人、ぼんやり考える
私はこれで変われたの?
私はこれで変われるの?
答えの出ない、自問自答
意味などないの、この問は
だけど続ける、この問を
この問は、まるで鏡のようですね。
意味などないの、私にも。
だけど続ける、だらだらと。
そして皆に飽きられて、
いつか小さく消えていく。
明日がみえ、みんながいるの、
「生き苦しい。」
闇の中、ひとりぼっちで、
「息苦しい。」
だけども、ねえ、何故でしょう?
不思議と気分が良いのです。