表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
仏壇カラーのRZ250  作者: 栗原慎一
2/5

峠で負ける

仏壇カラーのRZ250が発売され、皆が腰を抜かしたんだ

水冷だし、チャンバーが標準装備 リアのモノサス


速攻で買って峠デビュー バイト代が全部吹き飛んだ

そんなこんなで1年半頑張って、峠でそこそこの序列に付いていたが

下りがヘボい でも皆もやっぱりヘボいので そのことには触れない

偶にバカっ速のRG250が来て、下りで煽られまくるという悲しい現実が待っていた

そうは言っても、パワーもフレームもタイヤもRZ250が上 

登りでは、ミラーのカスにする


そのRG250の彼女(そう女性だった)とも峠の麓の自販機で話すようになって

「ポニーテールでノーヘルで走ってみてよ」と男どものリクエスト

その大本は俺が、高校の時に CB50 に乗ったロングヘアの女性がポニテで

国道を走っていく姿が、あまりにもカッコよかった と話した事が始まりだった

「いいわよ このバイクも最後だし」とやって見せてくれて

「美人は何やっても美人」と名も知らぬ彼女に見惚れる峠小僧達


翌週、青いフルカウルのバイクに登りで煽られまくる

下りは千切られミラーのカスにされた

麓の自販機で皆で凹んでいると、青いフルカウルの最新のガンマが停まり

メットを脱いで首を振りポニーテールのロングヘアを揺らす

RGの彼女がガンマに乗り換えて「登りも負けないわよ」と宣う

峠小僧の俺達 一斉に下を向く


そんな時に、ある噂を聞きつける

また、その噂の出元が 小さな巨人のオヤジとくれば盛り上がる

しかも、俺は行きつけのバイク屋と言うか、自動車整備工場のオヤジから

その現物を譲り受けて、持っていたりした

RZ350が市販され、250に350エンジンを換装するはあったんだよね

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ