そのきゅう
岬たちが教室に戻るとそれは起きた。
「みーちゃあーん!」
岬に飛び込んでくる天谷さん。
岬が男の子、女の子、ノーバッジの時と態度が違うのが、天谷雫こと、あまちゃんだ。
ボクも女の子、男の子、ノーマルで接し方を合わせてる。
特にノーマル、つまりバッジを忘れた時は大変。
それは、また機会があったら話しましょう。
とにかく、今、岬が女の子である時点の天谷さんは、めちゃくちゃ岬に甘えるキャラになる。
あまちゃんは、身長は小さい方だ。
152cm、まだかろうじて成長はしているみたいだ。
本人は160はいける!っと思っているらしい。
髪型はツインテールが多いが色々楽しむタイプ。
瞳がとても印象的なかわいい顔をしている。
あまちゃんは岬に抱きついている。
「うわー!あまちゃん、いい匂い!ヤバいヤバい!」
岬の心の声が乱舞する。
岬、高校生2年生、女の子の時は、この天谷雫の事が気になり、いや、好きすぎて、ものすごく大変なのだ!
「あ、あまちゃん、何かあったの?」
岬が理性と戦いながら話す。
「しずく、学級委員でしょ!岬っちと今日遊べない‥」
なんだそんなことか‥
とはいかない。
岬、理性とさらに格闘する。
「あまちゃん、可愛いすぎる!どーししよー」
岬、暴走手前である。
そんな岬たちを見てか、蓮が助けを差し伸べる。
「岬、だったらゲームでも一緒にやったらいいじゃない?」
「ゲーム?しずく、SwitchとPS4持ってるよ!」
岬は思った。
Switchはわかる。
でも、PS4を持ってるとは‥りっぱなゲーマーじゃないかと!
いくらApexとか流行っているとはいえ、ゲーム人口増加は加速しているようだ。
こうして、岬と遊べない時は、それぞれ、お家でゲーム内で会って楽しむことになる。
ただし、大好きなあまちゃんと遊ぶには、岬は女の子でいなくてはいけなかった。
なぜなら、甘えるあまちゃんが大好きたからだ。
やはり、このバッジはすごい?
そう思う岬が左腕のバッジをみている。
僕とボクとわたしの大事なバッジ
-マイライフ・マイフェイスⅡ-