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二十話 干渉者

 さすがに鬼畜ではなかった。

霧は一定の高さで終わっている、しかし高さは十分に人が死ねる高さなので諦める。

ならば普通に濃霧を走りきることを考えたがこの刀の探知などの散策する力が発動していない。しかし運がいいのか戦闘の力はまだあるので不意打ちがない限りの戦闘は舞える。

 戦闘だけだ。なのでここから動けない、って霧が戻っている?そんなこの刀でも無理なんて…。


「独!」


 生の声が聞こえる、そして濃霧の中探す。


「生!」


 そして手に触れる、そして捕まえる。案外近いところにいたようだ。

 しかし…


「キャ!」


ドサッ、俺の捕まえた手は力無く離れる、その瞬間ありえないことに濃霧が数秒で晴れる。

そしてそこにいたのは気持ち悪いなにかだった。

 その気持ち悪いなにかの足元?に生が倒れていた。


「君が三灼独楽か…おー、そんな怖い顔をしないで別に殺してはいないから」


「ふざけるな!」


 俺は刀を抜いて気持ち悪いなにかに刀を振るうが…


「全く、最近の子は話すら聞けないのか…」


 と話しているが…今思うとこの気持ち悪いなにかは口のようなものがないのに話している。

 ッ!どういうことだ?!なぜこの状態が動かない?!

 俺は刀を振りかかって気持ち悪いなにかの腕?みたいものに防がれたのだが俺はその状態から動けない。まるで金縛りにかかったような感じだ。


「面倒だから、このまま話すか、君はこの状況を面倒だと思わないかい?」


 俺が巻き込まれた状況のことか?

しかし俺は声すら出せなかった。


「そのどおりだよ、だから君には選択をしてもらう」


 その気持ち悪いなにかは俺の考えを見通したかように言ってくる。


「この状況をなくして、白雨莉などが敵対していないルートに行くのか、このままこのゲームをしていくのか、どっちがいい?あ、土竜生香とは今とはほとんど変わらないから」


 もちろん、敵対しない方がいいに決まっている。


「そうか、わかった、なら今すぐ決行しよう」


 そして気持ち悪いなにかから目を本能的に瞑らなければいけない光が出てくる。

そして俺は光の中で気絶した。

 

これでいい。だってこのままではゲームは終わっても終わらないようなものだから、彼には平和なルートに行かせよう。

 深く干渉してしまったからには反省文を書かされるだけなので、気にしていない。

 俺は望む、彼が命を絶たないように。

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