表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/22

一話 雨の中

ザァーザァー


 うっとしいほどの雨が降り頻る外。

 その中で俺は飢えていた。

 そして俺は雨に打たれながら気を失った。


なんでこんなことになってしまったのだろう?


 俺こと三灼独楽みやくどくらくは今は高一であったがここ二ヶ月は学校に行けていない。

簡単だ、母が度重なる過労により亡くなってしまったのだ。

 父は俺が若い時からいなかった。

けれども母は父になにかそう思うことがあったのか再婚なんてことはしなかった。

 でも二人でも家計が火の車のため母が稼いでいた。


中三の時から俺は高校進学をやめ母を少しでも助けようとしたが母から、


「独楽、あなたは高校進学をしなさい」


 そう言われ、高校進学をした。

補助金などはあったもののそれでも大したことはなく、そして二ヶ月前母が過労死でなくなった。


 俺は最初その事実を受け入れれなかった。そして葬儀では準備などに時間がかかり、こうして二ヶ月も経ってしまった。


 俺は親戚に引き取りにくるのに反対した。なので俺はまず住所をなくすことにした。これならある程度時間は稼げるだろう。だから家を売り払ったのだが一つ心配していることがある。


それは刀だ。

 普段から家の居間にあったのだが俺だけその刀がなにかがおかしいことと思っていた。

 だから俺は家を売り払った際、刀を置いてきた。


まぁ、俺はもう死ぬだろう。最近これといった食べ物はとっていないから。


 もういいかな?

消え行く意識の中で最後に中学の時の親友を思っていた。高校も一緒で二ヶ月前までよく話した。


 もういいかな?しょう




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ