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過ぎてしまえば面白い

子供の頃の遊びは?

作者: ひとやすみ

私が子供の頃は、ゲームなんて無かったしインターネットも無かった。

勿論、携帯電話も無い。

トランプ、オセロ、将棋・・・まあ、ボードゲームとかかな。

オセロだって、東京から帰郷してきた叔父さんがお土産に買ってきてくれたもの。

盤の縁取りが、豪華なやつだった。

お正月には叔母さんが花札をして子供達と遊んでくれた。

この叔母さんは、運動会にもお盆にも何かのイベントには必ず来て、子供達のお世話をしてくれた。

同じ年頃の従姉妹達が私を含め6人もいたけど、お正月には祖母と着物を着付けてくれたりした。

その後、親戚回りをしてお年玉を貰う。

このお年玉は、父親の「貯金しておいてやるから。」の言葉で没収される。

運動会にはのり巻きやぼた餅等が詰められた3段のお重箱を風呂敷に包み、自転車の籠に入れて颯爽と駆けつける。

お盆にも浴衣を着せて貰い、盆踊りに行くのが楽しみだった。

今でもこの時の影響か、出店があると見て歩きたくなる。

大好きで、食べなくても見てるだけでわくわくする。

そんなワクワクするようなイベントは、頻繁にあるわけではない。

当たり前だけど。

普段の私達は外遊びが殆どだったので、四季折々で遊びも変わる。

昔の田んぼは何処を見渡しても一面の蓮華草が咲き、ピンク色のじゅうたんの様になった。

花を摘んだり草冠を編んだり、かくれんぼをした。

品種が違うのか今の蓮華草よりも背が高かったから、そんな遊びも出来た。

ゴロゴロと転がり蓮華草を倒して道を作る。

草の汁が洋服に染みて、「落ちないんだよ!?転がるのはやめなさい!」

とよく叱られました。

蓮華草が耕され、田植えが始まった頃に1度だけ手伝った事も。

足裏の感触が気持ち悪かったし、その夜に熱を出したので、手伝う事は二度と無かった。

田んぼには色んな生き物がいて、眺めたり捕まえたりしたものです。

今は触れないけど。

稲刈りが終わり、干された稲の脱穀が終わると、藁は小さな家のように積まれていた。

その藁の家によじ登り、潜り込んでかくれんぼをしたり。

並んで積まれてる時は飛び移るのが定番で、落ちそうになると藁を掴んでよじ登る。

当然、綺麗に積まれていた藁の家は・・・おじさんに怒鳴られて逃げる迄がワンセット。

村の外れにカーブする坂道があり、丁度カーブするところが段差のある田んぼになっていた。

その道を三輪車で駆け下り、カーブを無事に曲がりきる!という遊びをしていたが、遠心力に負け田んぼに落っこちるかもと緊張した。

痛かったね。



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