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ー前編ー

可愛くて、少し腹黒系の公爵令嬢の

婚約破棄話です。

前後編でお送りします。

「で? 私に一体どうしろと?」


 目の前にいるのは艶やかな黒髪に、緑色の瞳が涼しげな……


 グレイデン王国のエレンツィード第二王子。


 王立高等学校の生徒会執務室。大きな両袖の机が窓際に置かれ、その前には会議用の大テーブルが威圧感たっぷりに鎮座している。10脚はある厳つくて重厚な椅子……には腰かけていない。その横にあるゆったりとしたソファに二人で向かい合っている。


「うん。呑み込みが早くて良いね。さすが、グレイデン国立高等学院の才媛。レベンデール公爵令嬢だね」


「お褒めに預かり光栄ですわ。そろそろ本題に入って頂けませんこと? 余り長居が出来ませんので」


 優雅さを纏った狡猾な言い回し。綺麗な見た目とは違う腹黒さを感じる。


「ああ、そうだね。ヴィヴィエット・レベンデール嬢、君さ」


 お茶の香りを楽しむように、軽く呼吸して白磁のティーカップを口に運んでいる。


「何でしょう」





「君、婚約破棄してくれる?」




「はぁっ!?」




 私、ヴィヴィエット・レベンデールは、グレイデン王国レベンデール公爵家の一人娘。王立高等学院に学ぶ17歳だ。

 そして目の前にいるのが、第二王子のエレンツィード殿下。学院では同じクラスに在籍している、この部屋の今の主、生徒会長様だ。


「申し訳ございません。意味が判りませんわ。婚約破棄とはどういう意味でしょうか?」


 いきなり婚約破棄しろとか、意味判んないですけど? 

 涼しい顔してお茶を飲んでいるエレンツィード様が、にっこり微笑んでいますけど?


「判んない? 言葉の通りだよ? 君に婚約破棄してくれって言ってるのだけど。婚約破棄の意味が解んないかなぁ?」


「婚約破棄の意味は解っています。ご安心くださいな。私が言っているのは、何故エレンツィード様が、私に()()をおっしゃるのかが判りません。という事ですわ」


 表情はずっとニコニコしたままだ。見る人から見れば、優しそうだとか優雅だとか言われている様だけど、目の前で見ると胡散臭さ倍増。と言うか、胡散臭さしか感じられない。


「だから、君にジョイル・カーシス・ダントとの婚約を破棄して欲しい。そう言っている」


 ジョイル様は、私が10歳の時から婚約者に決まっている伯爵家の次男。まあ、見た目は栗色の髪に琥珀色の瞳の美青年に見えなくも無い。ただ客観的に見れば、まあ、少し優柔不断と言うか? 決断力に欠けるというか? 押しに弱いというか? 思い込みが激しいというか? 私的には、そんな感じで物件的には可も無く不可でも無く、普通の婚約関係のお相手。


「何故ですか? 私とジョイル様は同い年ですから、卒業後の18歳になったら結婚する予定です。あと丸1年とちょっとしかありませんし、そもそも破棄する理由がございません」


「ふーん。破棄する理由ねぇ。君はジョイルの事、愛しているの? このまま結婚して良いと思っているの?」


 歯切れの悪いエレンツィード様との問答。一体何が言いたいのか、さっぱり見当もつかない。


「貴族同士の結婚に、最初から愛情が必要だとは思っていません。ジョイル様とは10歳の時から7年間婚約者として築き上げた歴史がありますから」


 そうでしょう? 貴族同士の愛ある結婚なんて、そうそう聞いた事は無い。


「何かあったら、結婚しないの?」


 うわっ! 何だ、その眩い笑顔は? 絶対ヤバイ事考えている顔だ!?


「何もありませんわ!」


 何かイライラしてきた。ええい、まどろっこしい! 言いたいことがあるのなら早く言って!




「君、ジョイルに婚約破棄されるよ? 男爵令嬢が原因でね?」




「……はぁっ!?」






 私、ヴィヴィエット・レベンデールは、グレイデン王国レベンデール公爵家の一人娘。

 公爵家の証である見事な金髪は眩いばかりに輝くサラサラロングヘア。小さく白い貌に紫色の瞳。熟れ始めた水蜜桃の様な甘やかな桃色の頬、赤珊瑚の唇は小さくぷっくりと可愛らしく、誰が見ても美少女と称される姿形に、学院きっての才媛と呼ばれる賢い頭脳の持ち主。

 性格もおっとりとしていながら芯が強く、誰にでも平等な慈愛の心に溢れた女神。

 

 それが私の事を『見聞きした人』の印象だ。飽きる位何度も聞いているから。


 その通りでしょうが。何か言いたいことがあって? 


 だって、小さな頃から公爵家の令嬢であれ、貴族としての矜持を忘れるな、と。耳にタコが出来る位に厳しく育てられていたんだから。ええ、それは厳しく!


 それもこれも、元を正せば目の前のコイツのせいで!





 5歳になったある日、私は両親と一緒に王宮に行った。初めて見る王宮は、物語で聞いていたと同じ煌びやかで美しい白亜のお城だった。


『おとうさま、きょうのおよばれは、どなたにおあいするの?』


 とびきりのお洒落をして馬車に乗っていた私は、目の前に座るお父様に尋ねた。


『今日は、王室の皆様にお会いするのだよ。第二王子のエレンツィード殿下のお誕生日のお祝いだからね』


『おうじさまのおたんじょーび?』


『ああ。王子様にお会いしてお友達にして頂くのだ。ヴィヴィも王子様にお会いしたいだろう?』


『はい。おあいしたいです。それに、おともだちになりたいです!』


 素直だった。無垢だった。

 5歳のお子ちゃまには意味が解らなかったけど、それは単なるお誕生日会などでは無く、実際は婚約者と側近の選定と言うかお見合いだった。

 ホールに着くと、子供たちが結構いたと思う。上は10歳位? 下は……まだオムツしている様なヨチヨチ歩きの赤ちゃんもいた。


 年の差、あり過ぎじゃね? と思ったのが第一印象のお誕生日会だった。


 女の子達は年の順に幾つかのグループにされて、男の子は年齢を無視したごちゃまぜのグループが数個出来ていた。全部で100人位いたかもしれない。

 私は同じ5歳の女の子のグループ、確か7人位いたと思うけど? テーブルに着いて大人しくしていた。

 そう、最初は。


『お嬢様達、ご紹介します。こちらが第二王子のエレンツィード殿下でございます』


 背の高い近衛騎士様と、細身のすっきりとしたロマンスグレーの侍従様が紹介してくれた。二人の背後から黒髪緑目の可愛らしい顔がひょこっと見えた。


『さあ、エレンツィード殿下』


 侍従様に背を押されて、エレンツィード殿下が前に出て来た。黒髪のおかっぱ頭が良く似合う、綺麗な顔立ちの少年。いや、幼児か。

 私達も一応、席を立ってカーテシーもどきをする。正式なカーテシーが出来るほど、身体は出来上がっていないのでドレスを摘んで、ひょっこと腰を落とす程度だけど。


『ヴィヴィエット・レベンデール嬢』


 名前を呼ばれて、一歩前に出てご挨拶。何かじっと見られていた事だけは覚えている。


 和やかに会が進み、そのうち親睦を深めるとか言って、同い年の5歳児でゲームが始まった。ゲームは簡単でトーナメントで勝ち進んでいく。正直、この手のゲームは得意だったので、私はどんどん勝ち進んでいった。そう言えば、ジョイル様も参加していたけど、1回戦で敗退したようだ。ええ、まったく彼らしい。


 そこで事件は起こった。どうしてそうなったか余り覚えていないけど、最終的に取っ組み合いの喧嘩になってしまった。


 そう。私と……エレンツィード殿下がだ。



 

『○△◇$#**?』


 確かエレンツィード殿下が一言言って、いきなり肩を引っ張られたのが原因だったと思う。何を言われたかは今なら解る。でも当時は言われた事より、肩を引っ張られた痛みのインパクトの方が強かったかもしれない。でもそれがきっかけで取っ組み合いになった。


 幸い先に手を出したのが、エレンツィード殿下であることを、近衛騎士様と侍従様が見ていてくれた事もあり、お咎めは無しだった。でも、直ぐに止めてくれると思ったお二人は、暫く髪を引っ張り合い、どつき合う私達をハラハラした表情で見ていただけだった。まるで誰かに制止されていたみたいに。


 まあ、結局私がエレンツィード殿下の腕に噛みつく寸前、殿下が私の髪を引きちぎる寸前に抱き上げられ引き離された。二人共涙とよだれで、ぐしゃぐしゃのべたべただったから、騎士様と侍従様も触るのに躊躇したのかも。



 そう。結果的に私はエレンツィード殿下の婚約者に成れようはずが無く、殿下もその年に婚約者が決まる事は無かった。まあ、幸い? ジョイル様が殿下の側近の一人として取り立てられる事は決まった。




 その後、屋敷に戻った私は両親からこっぴどく叱られ、嘆かれ、泣かれ、最後は慰められた。これでエレンツィード殿下との婚約は無くなり、有力者のご子息との婚約も望めないだろうと。


 まだ5歳なのに。たった5歳なのに。何、このお先真っ暗感。


『だが、ヴィヴィエット。お前はレベンデール公爵家の一人娘だ。これから令嬢として精進して、この汚名を覆すのだ。5歳でやった事だ。子供同士のやった事ととして記憶に残る事はあっても、これからの人生の方がずっと長い。誰もがお前を望む、そんな令嬢になりなさい』


 それからは、それまで以上に頑張った。勉強もダンスも、音楽も刺繍も馬術も! そして10歳になって中等部に入学する時に、婿入りを条件にジョイル様との婚約が決まったのだった。



『ヴィヴィ、君は光の妖精のようだね。とっても可愛い』



 ジョイル様が何百回、何千回とこの言葉を言ってくれただろう。そう7年間、私達は良い関係だったと思う。

 当たり障りのない婚約者同士としてだけど。


 ジョイル様が私を見詰める視線は、他の方々が私を見詰める以上に熱くて、一途に見えた。でも成長するにつれ子供の時の様に無邪気に遊ぶことも無くなり、ましてエレンツィード殿下の側近として常にご一緒にいる様になってからは、余り親しげに振る舞う事も無くなった。だって、コノヒトに婚約者や決まったご令嬢がいないのに、申し訳ないとか言っていたけど。そんなものか?


 そう、結局エレンツィード殿下は、今でも婚約者を持っていない。



「聞こえていた? ヴィヴィ、君はジョイルから婚約破棄されるよ?」


 目の前にいる性悪王子は、その緑の瞳を細めて私を見ている。その口元も緩やかに弧を描いて上向きだし、これって様子を伺われている? それに何時の間にかヴィヴィって、愛称呼びになっているし。


「……聞こえています。男爵令嬢が原因で、私がジョイル様から婚約破棄されるとおっしゃいましたわね?」


 小首を傾げるように頷くと、じっと私の様子を伺っているのが見え見えだった。


「ええ。知っていますわ。アリアーヌ・ポルテス男爵令嬢の事でございましょう?」


 私もニッコリ微笑んで答える。花が綻び、鈴が鳴るようだと言われる微笑みで。


「……」


「……」


「……殿下?」


「……君、知っていたのか?」


 知っていましたとも! 私を誰だと思っているのかしら? 

 婚約者は、同じクラスにいるエレンツィード殿下の側近だ。嫌でも視界に入ってくるし、口さがないクラスメイトから噂話も聞こえてくる。

 ソレより何より、今まで私を見詰めていた視線が、寧ろ私を視界に入れない? 目を逸らしている? ざっくり言うと私を避けている様に感じていたのだから。それもある事が起きてから。



『ジョイル様が、1学年下の男爵令嬢にハンカチを貸していた』


 すでに今年に入って直ぐにそんな噂を聞いた。何でも彼女が学院の裏庭のベンチで、一人泣いていたのを見つけたとか。


「はい。余りにテンプレ通りなので、まさかと思っていましたけど。でも、ジョイル様ですからね? 素直で疑う事をしない彼ならばイチコロでしょうね」


 学院の裏庭のベンチは、生徒会室の部屋の真下だし、剣の練習場からの出入り口の通路前だ。まるで誰か、見つけてくれと言わんばかりだ。今どき誰もやらない手口だろう。



「そうなんだよね。君がいるのにね? 彼女はある事無い事ジョイルに訴えているらしいよ。今、彼は揺れ動いているねぇ。付き合いの長い婚約者の君が、アリアーヌ嬢を虐める事なんて無いと信じる心と、魅かれているアリアーヌ嬢の言っている事が本当だと信じたい気持ちと」


 まるで、他人事の様に、いや、確かに他人事だけど随分楽しそうだ。


「でも、私達の婚約は陛下もお認めになった正式な婚約です。ジョイル様が私に向かって言ったとて、はい、そうですか。とはなりませんでしょう? それに、家格だけだったら我が家は公爵家ですから、伯爵家から婚約破棄は普通言えませんし、アリアーヌ嬢はジョイル様と婚約したい訳では無さそうですもの」



 アリアーヌ・ポルテス男爵令嬢は、1学年下の16歳。ふわふわの亜麻色の髪に、碧い目の可愛らしい感じが何とも庇護欲をそそる。良く言えば、か弱い子リスの様な可憐な愛らしさがある。

 そして、何より目を引くのが……豊かな胸元。零れんばかりの巨〇だ。正直、他の物で負ける気は一切しないが、アレだけは完敗だ。きっと大玉メロン2個ぐらいある……様に見える。


「ふうん。君、そんなとこ迄気付いていたの。確かに、最近アリアーヌ嬢を見かける事が多いと思っていたんだけど。そんな近くまで来ていたんだ。もしかして最終目的は僕か?」


「そこまで無分別では無いでしょう。彼女は狡猾で行動力はありますけど、殿下を狙う程夢見る乙女ではありませんわ」


 彼女の望みは妃では無い。

 国の一端を背負うなどと、これっぽちも思っていないはずだ。何故なら、学院での彼女の成績は下の中? かろうじてダンスは上の中だから、妃教育なんて受けられる資質に無い事は彼女自身が一番理解していそうだ。

 きっと彼女は、今よりも少しばかり贅沢な物を食べ、着て、持って、少しばかり華やかで煌びやかな世界を楽しみたいのだろう。

 

ああ。何だか話をしていると、結局何が言いたいのか判らなくなった。殿下は私に何を期待しているんだろう。


「さすがだね。そこまで判っていてジョイルを泳がしていたの? もしかして僕が言うまでも無く、君から婚約破棄をするつもりだった?」


「どうでしょうか? どうせジョイル様が、彼女に捨てられるのは時間の問題ですわ。

 無理に私との婚約を破棄すれば、彼は次男ですからね? 伯爵家を勘当されるかもしれませんわ。

 例え、私を悪者にして破棄できたとしても、伯爵家が男爵家に彼を婿に出すかどうかですわね? メリットが無ければ貴族の結婚など考えられませんでしょうから。それに、勘当されたジョイル様と彼女が結婚したいなどと思うでしょうか? 在り得ませんわね?

 因みに、殿下が最終目的では無くても、モルデン侯爵家のハインツ様などはターゲットになりそうですわね? 侯爵家のご嫡男ですし、幼い頃に婚約者を亡くされて、今も決まっていらっしゃいませんから。そちらが本命かもしれませんわ」


「……随分辛らつだけど、君はそれでいいの? 浮気をした男を許すの?」


「ふーっ。許すも許さないも、殿下には関係無いと思います。それに、アリアーヌ嬢がジョイル様と私の婚約破棄を止めますわ。そろそろ、彼女の耳にも届く頃ですから」


「何が届くって?」


 エレンツィード殿下が身を乗り出して、尋ねてきた。


「知りたいですか? そうですわね、殿下にも協力して頂きましょうか。元を正せば、殿下が私に喧嘩を吹っ掛けた5歳の時の事が始まりですもの」


 身を乗り出していた殿下が、ぎょっとした顔で私を見た。


「覚えていない訳ではありませんわよね? あの時の事が原因で私はジョイル様と婚約する羽目になったのですから」


「な、君は何をしようと……」


「私が、『エレンツィード殿下に話があると言われて、二人っきりで会っている』 そうジョイル様の耳に届く様に噂を流しました。当然、アリアーヌ嬢の耳にも届くでしょうね? だって二人は今頃自習室に一緒にいるはずですから」


 エレンツィード殿下から呼び出しを受けたことを、お喋りオウムのマリエッタ嬢とジョイル様と仲の良いアンリ様にフラグを立てていた。




『ねえ、マリエッタ様。貴方なら殿下からもし、もしも二人でお会いしたいと言われたらどうします? ええ勿論、()()()()()()()()()ですわよ?』


 少し困った様に首を捻り、小さなメモを握り締めて尋ねた。何度も、()()()()()()()()として。案の定、マリエッタ様は私の握りしめているメモに目線を這わせ、そしてキラリと瞳を輝かせた。


 ゴシップネタが大好物の彼女にはご馳走だ。


『ごめんなさい。変な事を伺ってしまって。気になさらないで? 本当にごめんなさいね』


 そして、そそくさとその場から去った。きっと、彼女はいても立ってもいられないはずで、私がココに来るのも付けて来た。そして、生徒会室に入ったのを見届けて、すぐさまジョイル様に告げ口に走って行った。


 アンリ様にはもっと簡単。


『アンリ様、ジョイル様がどこにいらっしゃるかご存じありませんか? エレンツィード殿下から生徒会室に来るように言われたのですけど……一人で伺って良いものかしら? でも、余りお待たせするのも申し訳ありませんわね? アンリ様、もしご存じでしたら教えて下さいませんか?』


 アリアーヌ嬢とジョイル様の二人が、図書室でニャウニャウしているのを知っていたであろうアンリ様は、当然私に言えるはずも無く、見つけたら伝えておくと言って走り去って行った。

 教室から図書室は随分離れている上に、この生徒会室とは真反対の場所にあるから結構時間もかかる。

 

 息せききって、走って来るが良いわ。



「ええ。ちょうどイイ頃合いです」







 ドドドドン!!


 扉がせわしなくノックされた。





「さあ、エレンツィード殿下。出番ですわ」


 私は殿下に向かって再び微笑んで見せた。





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書こうとしたら、中途半端になりそうだったので

前後編になります。


キャラを思い立ったので、忘れない様に

まずは2話で。

楽しんで頂けたら嬉しいです。

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― 新着の感想 ―
[一言] とても読みやすくて話の長さ的にもちょうど良かった サクッと読めるハッピーエンド でも公爵家の躾の行き届いた(特大猫)お嬢様は 「はぁっ!?」なんてお下品に叫ばないのでは ないかな〜と思いま…
2020/03/22 02:01 退会済み
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