表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

友情・理想・決意

初めてなので、失敗が多いと思いますが、楽しんでもらえたら幸いです。

「皆さん今日の授業ではグループごとに各々の世界を作ってもらいたいと思いまーす!詳しいことは手元の資料を読んでね!それでは質問がある人は手を上げてー」

いや質問しかないだろ…一体なにを言ってるんだこの先生は…たが、クラスは嫌に落ち着いている。まぁいい、疑問しかないから質問してみるか…

「おっなんだ昴質問か?」

「質問ていうか、意味が全く理解できないんですが、なぜごく普通の高校でこんなの習うんですか!」

「なにを言っているんだ昴。これが普通なんだが、お前の普通はどうなってるんだ?」

バカにしたように笑ってくる先生を見ながら俺は立ち尽くしていた、これが普通!?いやいやそんなはずない、なんかの間違いだろう。「そう!その通り。なぜかって?それは夢だからね!」

「えっ、なっなっなっなんだそりゃー!」

俺はどこにでもいるアニメが大好きな男子高校生の1人宮野昴だ。勢いよくベットから飛び起きたもんだからクローゼットに小指をぶつけてしまった。痛い、ものすごく痛い、そして無性に腹がたつ。なんだこの夢。おかしすぎるにも程があるだろ…ムシャクシャしながら一階のリビングに向かう。リビングには朝食の準備をする我が妹、茜の姿があった。両親は共働きのため、茜が家事の全般を担っているのだ。「あっおはよーお兄ちゃん。なんか上でドタバタしてたけど、どうしたの?」思い出したくもないひどい夢。傷口に塩を塗るとは、こういうことだろうか。苦笑いしながら、茜に事情を説明する。「あーなんだそんなことか」と軽い返し。「えっそれだけ!」思ってた返しとは違って少し戸惑う。「ごめんごめん、でもお兄ちゃんらしいじゃん」かわいいらしい笑顔で行ってきたもんだから、つい納得してしまった。俺ってそんなのろけてたか?そんな事を考えながら朝食を口に運ぶ。ふと時計を見ると、長針が8を指していた。「うわマジかもう8時だ!茜時間ヤバいぞ!」残りのご飯を口に無理やりかきこんだ。一方平然と食器を片付ける茜。

「茜俺の話聞いてたか?時間、時間」すると申し訳なさそうに、「ごめんねお兄ちゃん今日私運動会の振り替え休日だから休みなんだよね」崖っぷちなのは自分だけなのだと気付き慌てふためく昴。「もう今日は最悪だー」昴の喚き声が、青く澄んだ雲ひとつない空に響き渡った。


「どうしたんだ昴まだ朝なのに疲れてるじゃないか」と耳を指す声。

「うるさいなー大輔、少し休ませてくれよ!」彼は俺の幼なじみの、小峠大輔。家が近いこともあり、昔から仲良くしてもらっている。普段はいいやつなんだが、たまに気に触ることがある…

「なんだそんなことかよ!俺はてっきりお前が好きなちょっとエッチ系の深夜アニメみてて、寝坊したのかと思ってたのによ」ムカムカッ!

「アニメは好きだけど、そんなちょっとエッチなアニメなんか見てないよ!てかそんなことってなんだよ!」まぁこんな感じに。

「いや〜昴らしいなって」どこかで聞いたかなとがあるセリフ。今日はとことんついていないようだ。

「ハハハハお前茜ちゃんにもそんなこと言われてたのか、それは悪かったな。」もはや昴の心はボロボロだった。

「コラー大輔!昴をからかうのも程々にしときなさいよ!」突如と聞こえてきた天使の囁き声の正体はスポーツ万能、成績優秀、と非の打ち所がないスーパー女子高生の早水千夏。

「ありがとう神様、仏様、千夏様、僕はもうダメかと思ったよ」

「なに柄でもないこと言ってるのよ、しっかりしなさいよ!」なんとか千夏に助けられ大輔の、いじりを回避することができた。ようやく落ち着いて一息つけると思った途端に予鈴が鳴り響く。

「息つく暇さえ与えてくれないのか」

「フフそうみたいね、それじゃあまた放課後に!」俺たちは部員3人で、文化研究会という名のなんでもありの自由な部活動を行っている。しかし表面上ではなんでもありだが、流石に一高校生として限度がある。なぜ、俺がこの部活に入ったかは自分でもよくわからない。ただ言えるのは一つ、自分が好きなことをして楽しく生きることが、俺のモットーであるからだ。案の定毎日楽しく、充実した部活動になっているつもりである。

そんなこんなで放課後を迎え、部室の旧理科室に集まる。人数が少ないのとを理由に一番ボロいこの教室に割り当てられたのだ。少し暗くて奇妙だが、不便はない。すると部長の千夏が、今日のテーマについて話してきた。「今日のテーマなんだけどどうする?

ちなみに昨日は教頭先生のズラについてだったわね」昨日はとことんどうでもないテーマだったが、非常に楽しかった。

「じゃー今日は昴の見た夢にちなんで、異世界についての話にしないか?」

「まさか俺の夢からテーマを導き出すとは、大輔もなかなかやるね!」内心あんまり嬉しくなさそうな昴だった賛成意見を出した。やはりアニメ好きにはたまらないネタなのだろう。「異世界、そうね私も少し興味があるわ!それじゃあ今日のテーマは異世界についてね!」どうでもいいネタだと思うだろうが、これがなんちゃって文研部の部活動なのである。「昴はそっち系の話に詳しいけど、異世界もののアニメってなにがいいわけ?」これはオタク腕の見せ所である。ついつい力んでしまう。

「いいか、異世界ってのはロマンなんだよ」「ロマン?」思わず大輔と千夏の声がシンクロしてしまった。

「そう、ロマンだ。異世界ってのは俺たちが住んでる世界とは全く別の世界なんだよ。だからその独特の世界観にのめり込んでしまうんだよ!」

「はぁ…」オタクとやらについていけない様子の二人であったが、昴は一人勝ち誇った顔でニヤニヤしている。

「なんとなくだけも、分かったような気もするわ!」お世辞でなんとか会話を繋いだ千夏。大輔が何かを言いたそうに昴を見ている。

「なぁ昴もしお前が、異世界に行けるなら行ってみたいか?」急な質問に不意を突かれた様子だったが、

「そうだな。行けるなら行ってみたいかな。」顔を見るだけでどんな事を想像しているのかがすぐわかる…

「行くのもいいけど、自分の作った世界で旅とかする方が楽しそうだけどな!」昴が軽い修正を加える。だがその意見には二人も共感できたらしく、

「確かにそれはわかるかもしれない!私もそんな世界だったら行ってみたいかも!」

「俺も同意見だな!」文研部三人の意見が合うのは稀にみるレアケースである。「凄い!珍しくみんなの意見が揃ったわ!これも何かの縁かもね!」千夏がそう言い放った瞬間、三人にの目の前がパッと光の小爆発のような現象が起きた。それからの事はあまりおぼえていなかった。目がさめると、あたり一面がほんで覆われた謎の空間に閉じ込められてしまっていた。

「ここは一体…」三人とも思考は完全に止まっていた。すると突然小指ほどの大きさしかない妖精が目の前に現れこう言った


「ようこそクリエイトワールドへ!私はマスターたちが来るのをずっと待っていました。今こそあなた方の願いを叶える時です!」


この先なにが起こるのか、文研部三人の運命やいかに、理想郷ユートピアを作ることができるのか!?

これからも、日々努力を積み重ねて、

頑張っていきたいと思います!

温かい目で見守って頂けたら嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ