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第二章 -Prologue-
夏休みの花火大会からまた少し二人の距離が近くなり、唯は和磨の事を“篠原くん”ではなく“かず君”と呼ぶようになった。
さすがにいきなり“和磨”とは呼び捨てにはしづらく、かといって“和磨くん”では他のファンの子と同じ呼び方だ。
どうせなら誰も呼んでいない呼び方――、
それで唯は“かず君”と呼ぶ事にした。
和磨もその呼び方が気に入ったみたいだった。
長く感じた夏休みもあっと言う間に終わり、明日からまた学校が始まる――。
夏休みの花火大会からまた少し二人の距離が近くなり、唯は和磨の事を“篠原くん”ではなく“かず君”と呼ぶようになった。
さすがにいきなり“和磨”とは呼び捨てにはしづらく、かといって“和磨くん”では他のファンの子と同じ呼び方だ。
どうせなら誰も呼んでいない呼び方――、
それで唯は“かず君”と呼ぶ事にした。
和磨もその呼び方が気に入ったみたいだった。
長く感じた夏休みもあっと言う間に終わり、明日からまた学校が始まる――。
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