表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/27

第2話:楽しい英才教育

六年の歳月が流れ、俺は言葉を操り、歩くことも可能になっていた。


ここまで来るのに長かったぜ。


リディアのおっぱいプレイやお風呂プレイ等とガキならではの楽しみをたっぷりと堪能させてもらったが、いずれも受け身でしかなかった。


受け身も悪くは無かったが、いかんせん手足が自由に動けないことで快感よりもストレスが溜まるばっかりだったな。


だが、そんな不毛な日々も終わりが来たというもんだ。


これからが俺の本当の第二の人生の始まりだぜ。


このサザーランド家は代々殺し屋を育成することを生業とした闇の家だということは糞オヤジから下の世話を受けていた時に嫌というほど聞いた。


そして、サザーランドに生まれた者として将来、奴隷やら孤児を拾って殺し屋として調教していくことが使命だということも…。


下っ端として地味な仕事をやらかされていた俺としてはこの上無い刺激的な仕事だ。


俺の母であるリディアも元々は奴隷出身で糞オヤジが拾って殺し屋として育てられていたことが成り染めの始まりだったらしい。


何ともラノベの題材になるような出会いだ。


「おおっ!可愛いガルムよ!お前はもう六歳になったのだ。サザーランドに生まれた者として早速、良い場所に連れて行ってあげよう」


嬉しそうに俺に抱きついて頬刷りしてくる暑苦しい糞オヤジ。


せっかくリディアの香水で充満していた俺の身体が野郎の体臭に汚されてしまったぜ。


後でリディアに抱きついて殺菌してもらうとして、糞オヤジが言う「良い場所」とは何処なのか聞くことにする。


「父上、良い場所とは一体何処なのですか?」


「よくぞ聞いてくれた!可愛いガルム!それは勿論…」


糞オヤジはアダルトビデオに出てくる鬼畜野郎のような嫌らしい笑みを浮かべ、俺を見つめてくる。


「くっくっくっ…」


糞オヤジはもったぶるように笑ってやがる。


子供が急かしてくるのを待っているつもりか?


勿体ぶらずにさっさと言えってんだ!


きもいスマイルを見せるんじゃあねえぞ!


「早く教えてくださいよ、父上…」


仕方ねえな、愛らしい子供らしく可愛く急かしてやるよ。


だから、とっとと吐けや、このショタコンオヤジが!


「ふふっ…では教えてやろう。奴隷市場さ…」


………。


……。


…。


さすがファンタジーだ。


六歳児の俺を連れて行く「良い場所」が奴隷市場だとはな…。


これも闇の一族ならでは英才教育ってやつなのか。


それにしても何で糞オヤジにエスコートされて奴隷市場を野郎二人でデートなんだよ!


奴隷市場なら元奴隷のリディアの方が詳しいはずだろ!


どうせならリディアにエスコートされたかったぜ。


この糞オヤジはマジでショタコンなんなのか?


「これはこれはディーゼル様。いつも贔屓にしてくださり有り難うございます」


ギャルゲーに出てくる如何にも小悪党臭漂うハゲ丸が俺と糞オヤジを迎えてきた。


このハゲ丸が奴隷商人なんだろうな…。


糞オヤジとハゲ丸が時代劇に出てくる悪代官と越後屋のように見えてくるぜ。


「相変わらずの汚い面だな、ラット。今日は私の可愛い息子に社会勉強をさせるために来た。暫く回らせてもらうぞ」


「ははっ!どうぞ心ゆくまでご覧になってくださいませ」


ハゲ丸と話す糞オヤジはいつも俺に見せる親馬鹿を潜め、サザーランド家当主としての顔を垣間見せていた。


やはり腐っても闇の人間というわけか…。


糞オヤジめ、今は従順で可愛い息子でいてやるよ。


だが、いずれ糞オヤジを隠居させ、俺がサザーランドの当主として栄華を極めてやるさ。


その暁にはリディアを寝取らせてもらうぜ。


それまではせいぜい楽しませてもらおうか。


さてと、とりあえずは糞オヤジの英才教育とやらを勤しむとするかねえ。


第二の人生初の楽しい社会見学タイムの始まりだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ