120_継暦136年_冬
地下とも言える研究所からでは何が起こったかはわからんでゴザルが、地上では何やら乱痴気騒ぎ。
数少ない研究者たちは外へと向かったようだが、その途中で倒れてしまった。
遠目からしか見ていないが、あの倒れ方には見覚えがある。
火が出た場所でそれに包まれるではなく、突然倒れる現象と同じ様子だった。
つまり、本来の出入り口のどこかがそうした状況にあるということだった。
こうなるなら研究者たちから聞けることは聞いておくべきだったのかもしれないでゴザルが、ときすでに遅しってヤツ。切り替えていくしかない。
拙者も外の状況は確認したいところでゴザルが、研究者たちの死にっぷりを考えると大急ぎで出口へ向かうのは下策であろう。
最低限のものだけを掴んで別の脱出経路である水路に潜むことにしたでゴザル。
その後数時間ほど経過したが誰かが来る様子はない。
潜入の手引をしてくれたガルフ氏も含めて。
ふーむ。
内紛でもあったか?
だとしたなら、当主殿の動向やら気になることはあれど、混沌とした状況のほうがニンジャとしての仕事としては都合がいいとも言える。
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領地脱出と周辺偵察の両方の準備を水路で整えつつ、外へと偵察する。
結構な人数の火事場泥棒がうろついている。
ただの泥棒ではなく、身なりが整っている騎士や下級貴族らしきものたち。
見た顔もちらほら。つまりは邸にいた人間。
やはり内紛か?
その辺りも興味はあるが、そこに注力する暇はないのも事実。
本来の研究所へのルートは火で焼け落ちたかつての邸だったものによって、すっかり入れなくなっている。
こうなれば一々拙者が持ち出すよりも、外にいる連中が去るのを待って、人を集めて片っ端から回収するべきでゴザルな。
なんだか潜入に気合を入れたわりには……という結末になってニンジャとしては残念なような気がするでゴザル。
鉄火場の方が向いているなんて指導役たちには云われていたので見返すためにも経験なんて無限無制限に欲しいところだったんでゴザルけどね。
状況を見定めるために偵察をしがてら、当主殿が使っていた迎賓館や馬車の置き場などを見るともぬけの空になっていたので少し安心。
それどころか迎賓館の扉には『メイドへ』と紙が短剣で扉と縫い留められていた。
『もしも生きているのなら早々に逃げよ。
可能であるなら我が領からここへの道のりを戻るように、そこで夜明けまでは待つ』
端的な、しかし必要なことを伝える文章。
雇われメイドにまで気にかける当主殿に申し訳無さが募るってもんでゴザルな。
しかし、あの善人が生きているってところはひとまず胸なで下ろせるってもんでゴザル。
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火事場泥棒やら貴族やらがシメオン男爵の邸から去り始めたのは深夜と未明の境界線。
空にお天道様が昇る前。
彼らが何か……生存者なのかお宝なのかを探しているときもそうであったけど、妙に何かを怖がっているような、早く逃げたい気持ちが強く感じられている。
撤収が命じられたであろう瞬間に全員が大急ぎで去っていった。
火事場泥棒かと思っていたのだが、誰一人戦利品となるようなものを持ってはいない。
探していたのはお宝ではなく自分たちの主君だったりしたのだろうか。
この瓦礫の山のどこかに沈んでしまっていたのか。
だとするなら、すぐにでも逃げたいという顔をするのは妙なことか。
それも、数時間の探索をした程度で撤収が命じられるのもやはり妙。
どうあれ彼らが去ったというのなら、ひとまずは研究所への道を探されずにも済む。
賊辺りに研究所に繋がる水路が偶然に見つかっても困る。
であるので、隠蔽を強固にしよう。
あとは仲間を呼びつけて、ザールイネス殿の娘氏にも連絡を付けねばならぬでゴザルな。
ここでの仕事が終わっただけでやるべきことはたくさんあるでゴザルなあ。
などと予定を思っていたところに、不意に寒気を感じた。
「メオン……せ……ライ……」
呟く声。
「……シメオン卿、参集、せよ」
そこに姿はない。
空には未だ太陽が昇る兆候なし。
「トライカ、参集……」
その声が一度止まる。
瓦礫を押しのけるようにして手が現れる。
よたよたとした動きで、それは立ち上がる。
顔面は瓦礫にでも潰され、挫滅したのか、しかし──
「参集、せよ、シメオン、卿」
喉であった部位から音が発せられる。
声とも呼べぬ、不気味な音色だった。
「シメオン卿。伝えねば。肉体に不備、新たな、無事な」
一歩、また一歩と進む。
這いずるような、引きずるような、肉体はありながらも、自らの意思とは違う形で動かされているような。
「肉体、肉体、肉体、肉た……」
明確にこちらを認識する。
「動く、肉……」
「あー。なるほど。取り憑く系のヤツでゴザルか」
隠形には自信はあれど、あの手の怪物は生命そのものを探知するような機能を持っている場合が多い。
拙者はまだまだ未熟。感知すらすり抜ける先祖の領域には至れていない。
「未然王の、研究を、三賢人の知識の、その成果を」
「同じものを狙うご同輩でゴザったか」
理性的な返答は望むことはできまい。
「ダルハプスのもとへ、ダルハプスのもとへ」
だが、意外な返答を頂戴した。
ダルハプス。ガルフ氏が追っていた相手。
「ダルハプスについてのアレコレは拙者にはわからぬ。
ガルフ氏の心を煩わせるというのがお主であるなら、せめて倒しておくのが人情でゴザルな」
何も持たない手に、瞬時に戦輪を準備する。
手品?
ニンジャの技ってヤツでゴザル。
「ダルハプス殿、お覚悟を」
戦意をも感じ取れるのか、その怪物もまた喉であった部分から空気を漏らした高圧的な音を発してこちらへと走り寄せる。
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小柄な少女にしか見えない当代ニチリンは歴代と比べてどうか。
王国歴末期の眼の前に姿を晒してなお存在を察知されぬニチリンが、
破片時代の分身と呼ばれる自らを分けて行動する異能を備えたニチリンが、
魔王在りし頃に死神の一人に数えられた殺戮者たるニチリンが、
彼女の前に多くの偉大にして強大なニチリンが存在した。
そうした全ての時代のニチリンを知るものが居たとしたなら、
彼女をこう評価するだろう。
『至高のニンジャを一人選ぶならば、相続戦争を生きる彼女こそが相応しい』と。
特異な能力を持たない彼女は、それでもただひたすらにニンジャの才能に溢れていた。
(人の体を持っているが、中身はアンデッド。
相当に高位の魂が入っているであれ、憎念たる何かが動かしているであれ、その手の連中は人間のナリに拘らぬ。
攻めの形は手足からのものに限らんであろう)
自らを抱えるような姿勢を取るダルハプスに対して、先手を打っての戦輪を浴びせかけたりはしない。
彼女には視えていた。
(抱える。いや、力を溜めている。それは一瞬で終わるであろう。
あくまで殻を破ろうとしている予備動作に過ぎぬ)
考える通り、その胴体を割るようにして肋骨やはらわたが自我を持つそうした生物のようにニチリンへと躍りかかる。
蛇のように迫るはらわたも、強弓から放たれた矢のような肋骨も、彼女にとって止まっているも同然の動きでしかない。
思考が高速で回転する。
(戦輪の一番、二番でワタ、四番、五番で肋骨を落とす。
六番で片足、七番で開いた腹を)
思考の完了とほぼ同時に投擲された戦輪たち。
自我を持つかのようにして左手から放たれた『一番』、『二番』と呼んだ戦輪がはらわたを引き裂き、
右手から放たれた『四番』、『五番』がチーズに熱されたナイフを通すような気安さで肋骨を断ち割った。
(生者であれば驚きにしろ痛みにしろで動きが鈍るが、死者であればそうはいかぬ。
死者を再殺するコツは──)
『六番』が見事に片足を斬り飛ばす。
揺らいだアンデッドの体すら計算に入っていたかのように開いた腹へと『七番』が進み、脊柱をかち割りながら貫通する。
ほぼ同時に戦輪たちはよく訓練された猟犬のようにニチリンへと戻ってくる。
それらを掴むが、勝利を確信し、余裕を見せたりしない。
残心の中で敵の状態をしかと把握する。
アンデッドは動作する機能の全てを奪われ、もがくばかりで継戦は不可能であることを示していた。
「参集……、シメオン……、トライカ……」
「そればかりでゴザルな」
「永遠、秘術……断片、見つけたのだろう、シメオン……。トライカに……」
その言葉を最後に、アンデッドは動かなくなる。
動くためのインクの全てを使い切ったことをニチリンは理解していた。
(永遠の命と、男爵たちの秘術。関わり合いがあるのか……?
いや、素人が考えるのは悪手というもの。
発生した事象の全てを正確に伝えることこそが答えへの近道、か)
ゴザルなどというふざけた語尾も忘れる。
それほどに依頼に関して深く重く考えていた。
或いは、この依頼はニチリン自身にも大きな意味をもたらすかもしれないことを彼女自身、心の何処かで俯瞰し、予測していた。
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「って、ことがあったんでゴザル」
「最後の戦いの部分、美化してない?」
「やだなあ。それくらい拙者が格好良かったはずでゴザルよ。うんうん」
人を集め、資料を纏め、そうしてから『ザールイネスの娘氏』ことハルレーとの話し合いの場を設ける約束を取り付けた。
中立地帯といって差し支えないイミュズの高級ホテルの一室。
そのバルコニーで会合をする。
「それにしても」
ニチリンはハルレーを観察しながら云う。
「スゴいでゴザルな、ハルレー殿は」
「なにがだい」
「研究日誌やら何やら、難しい内容のものでゴザろう、ソレ」
「んー、そうだね。多少難解なこともあるけど、概ね理解できるかな。
難解だってところも研究で進め切れていないところのごまかしって部分も多いし、
本当の意味で難しいって言える部分は一割もないんじゃないかな」
「ほー……」
人を試すというのはあまり褒められたことではないにしても、それでも衝動というのを抑えきるのは簡単なことではない。
「ハルレー殿」
「なんだい」
「先程読んだ日誌の内容は覚えているでゴザルか?」
「うん、大体は」
「36ページにあった『未然儀式との』に続く言葉ってなんでゴザったかな」
「接続、だね。
未然儀式については記述した研究者も他の研究から持ってきたワードなのかな。
わからないなりに処理しているって感じだったね」
「うわ、本当に読んでるし理解しているでゴザル。怖」
「キミだって36ページに何が書いているか把握しているんだから人のこと言えないでしょ」
苦笑するハルレー。
スタイルこそ母である当代ザールイネスには及ばないものの、彼女の浮かべた苦笑ですら人の心を蕩かすような魅力があった。
「でも、よく集めてくれたね。さすがニチリン」
「お褒めに預かり光栄でゴザル。
して、その中にハルレー殿が喜ぶような情報はあったでゴザルか?」
興味半分といった感じではない。興味全部だ。
ハルレーはすぐに、依頼に関わることへの質疑応答は娘に一任しているなどと言ったのだろうと察しが付く。
「好奇心がにゃんこを苛めるよ」
「なんか違うでござるが……しかし、好奇心に突き動かされるのもまた人間ではないかと」
「話してもいいけど、そうだな。お母様の依頼は完了したの?」
「情報を集め、ハルレー殿に渡した時点で」
やはり、先程ハルレーが考えたことはその通りなのだろう。
誰に自分の家にある情報を断片でも渡し、誰に渡さないのか。
彼女の母親は次期当主としての修練という側面すらこの依頼に含めたのだろう。
「そっか。この後の予定は?」
「折角大都市イミュズに来たのだし、各種娯楽を楽しみたいところ。
逆に言えばそのくらいでゴザルね」
イミュズは相続戦争の中にあって爵位が支配しない独立勢力であり、
そうした形で存在し続ける都市は希少であった。
商業的な成功を得ている他に、魔術ギルドをはじめとした多くの組織が支配者からの圧力が発生しにくいというメリットからギルドの本部であったり、重要な機能を持つ支部であったりを置いている勢力が多い。
その上で、後ろ暗い組織の多く──例えば人材商の流入を禁じているなど表向きクリーンな運営がなされている。
イミュズはそのような運営方針が評価されているからこそ、日の当たる世界に生きるものたちも安心して商売に精を出せるのだ。
ニチリンは賑やかな町並みを歩くことを楽しみにしていた。
「ふーん。僕が喜ぶ情報ってヤツだけどさ、それを教えてもいいよ。
この後のバカンスはキャンセルして僕のお手伝いをしてくれるならって条件だけど」
「むむ」
「ザールイネス家の秘密の一端に触れるんだからお手伝いも安いものだと思うけどなあ~」
「むむむ……」
しかし、ニチリンにとってバカンスでの楽しみを上回るものがある。
好奇心だ。それに対する刺激に抗うことなどできないのだ。
「承知したでゴザル」
彼女の知らない話ではあるが、当代ザールイネスが持っていた証文もこのように過去のザールイネスによって好奇心を矛にして勝ち取られたものである。
「それじゃ、教えないとね」
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ザールイネス家の秘密の全てを話すわけにはいかない。
しかし、ニチリンの好奇心を刺激し、彼女の協力に見合う形にするための話題提供。
ハルレーはそうした『誑し』の才能も持っているようであった。
ニチリンもまた、ハルレーのそうした才能を理解しつつ、彼女の語る言葉に踊らされるのみではない。
好奇心とそこから得られる知識はどこでそれらの知識が役に立つかもわからない。
それが例え断片だとしてもハルレーを除いてニチリンに教えることができるものがいないのならば絶大な価値になる。
「人をオートマタに置き換えるでゴザルか」
「正確には人、というよりは少年王を、だけどね」
オートマタと云ってすぐに答えが出てくるものはそう多くはない。
一定以上の知識階級でなければなにかもわからないだろう。
ニチリンがそれを知っているのはニンジャを名乗り、『ニチリン』を号する立場である以上、無制限にと表せるほどに知識を詰め込まなければならないからだ。
ニチリンがオートマタについて知っていることはそもそもとしての知識として以外に祖先から伝わる情報があった。
少年王に雇われていた祖先の情報が。
「オートマタにはならなかったんだけどね。
それを施術する前に少年王は殺されちゃったから。
一応、名目としちゃ処刑であって他殺じゃないってことになっているみたいだけど」
「何のためにそんなことを?
ああ、いや、王族の死に関してではなく、オートマタに置き換えることに対してでゴザルよ。
流石の拙者でも少年王の死についての風聞程度はしってるでゴザルから」
知っているから黙る、ということをニチリンはしない。
自分が知っている情報が正しいかどうかもわからない。情報を見る視点は複数あるに越したことはない。
とはいえ、少年王の周りで起きたこと、つまりは王国破滅の際に何があったかの明確で正確な情報というものは存在しない。
状況証拠や伝聞、多くの人間の残した日記などから浮かび上がることばかりだ。
真実を知りたいのなら当時の人間に問うしかない。
「好きな人に長生きして欲しいって願うのは普通のことじゃない?」
「聞いた話じゃ少年王は美しく聡明で誰からも愛されるとは聞きいているでゴザルが」
「特に愛が強かったのは三賢人だったみたいだよ。
そもそもとして少年王は短命だったそうだよ。体質なのか呪いの類なのかはわからないけれどね」
永遠の命の研究はオートマタに繋がっていたのか、オートマタの研究で得たものなのか、
まるで違う技術体系から作られたものなのか。
資料の中身については事前にザールイネスからも目を通す許可を受けている。
見て、理解もせずに回収もできないからだ。
ザールイネスからしてみれば本当は誰にも知られてほしくはないことなのかもしれないが、口の堅いニチリンであれば知られてもよいと消極的であれ納得はしたのだろう。
「ザールイネス殿が仰っていた一族の技術や研究がって話は、そういうことでゴザったか」
「僕個人で言えば、今更って感じではあったんだけどね」
「拙者が知ってしまったところはあるとはいえ、家中の秘なのでは?」
「他の人間が夢見る『カルザハリ王国が生み出した永遠の命』の伝説を実行するとしても、
三賢人に匹敵するような人員が必要だし、そもそも対象者も少年王じゃないと意味のない技術だからね。
男爵同盟が持っていて、それに研究したところで旨味なんてないんだよ。
実際彼らだって永遠の命を得ていたわけではないんだろ?」
「普通に死んでいたっぽいでゴザルなあ」
「つまり、意味のない研究だったって研究成果を得るのが限界ってこと」
ちょっと脱線しちゃったかなとハルレーがそう云うと、
「でも僕はさ、少年王かもしれない人に会ったんだよ」
「百年以上前の、処刑された人物に?」
「そうでもあるけど、そうではないかな」
そうでもある、は百年前の人物。
そうではない、は処刑されたことに掛かっているのか。
直感的な受け取り方をニチリンはし、口にする。
「処刑されていなかったということでゴザルか?
永遠の命も得ていたと……いや、であればカルザハリ王国が倒れるのは妙な話か。
例え国が揺れたとしても愛される王であったならここまで痕跡が消えるわけもないでゴザルか。
ならば既に少年王は別の肉体を得て、国を捨てたとか」
「かもね。
真実は僕にもまだわかってない。
けれど、僕は出会った。その人かもしれないものに。
伝承に語られるようなオートマタじゃなかった。
人の心と暖かさを持つ、人間だった」
(何があったのかまで問うのは野暮というものでゴザろうね)
「ハルレー殿は少年王かもしれない相手を探しているのでゴザルね」
「探しているっていうのは語弊があるかな」
「というと?」
「もうどこにいるかも、何をしようとしているかもわかってる」
(思い詰めると怖くなるタイプの少女でゴザルな、これは)
「では、居場所だの行動だのの情報収集が依頼ではないってことでゴザルか」
「お願いごとは僕と一緒にその場所まで進んで欲しい。
そこは恐らく鉄火場で、危険なことになっているとは思うけど戦う必要はないよ。
力を温存しておきたいから道中の護衛をお願いしたいのと、万が一のときはザールイネスの当主に僕の死を報告してほしい」
助力を望まないのは、支払いの問題だろう。
いかにザールイネスの秘密の一端を伝えたとして、ニチリンのネームバリューからすれば戦闘までさせるには足りていない。
「報酬は先程の話と……」
ニチリンのその言葉に続けるように、
「永遠の命を得ようとしたものの末路や、男爵同盟の最期、かな。
特等席で見ることができるならショーとしては悪くないんじゃないかな」
「拙者の好奇心を刺激するのがお上手でゴザルな、本当に」
トライカを目指さんとしているものはイセリナを思うヴィルグラムだけではない。
自領を侵されているビウモードだけでもない。
ダルハプスの予測もしないものもまた、トライカへと進路を向けていた。




