第4章
・・・・・・・
て、天井?
「ゆ、夢...?」
かわらない私の部屋...
うん?
なにか枕元にある...
え?
夢の中で外した耳栓が枕元に置いてある。
ゆ、夢じゃないの?
現実に起こっていた事なの?!
おかしい!おかしいよ!
私は内部から突き上げられるような恐怖に襲われた。
ダ、ダメだ!考えちゃダメ!
私にはおばあちゃんが付いているんだ!
なんとか気分を落ち着かせようとした。
バ、バイトに行こう。。
今日は...
シフト表を確認する。
あ、今日休みだった...
どうしよう...
・・・・・
私はしばらく考えた....
そうだ!前々から行きたかった、隣町のケーキ屋に行こう!
うん!そうしよう!平日の昼間だから空いてるし!
気分を切り替えるには出掛けるのが一番だ!
私は早々に出かける準備をした。
「せっかく出かけるだから、オシャレしてこ!」
クローゼットにあるお気に入りの花柄のカーデを羽織り、ショーパン、パンプスで出かける事にした。
そうだ!口紅も派手目にしよっ!
そして気分良く出掛けた。
隣町のケーキ屋は最寄り駅の隣駅だったので歩いていく事にした。
うーん!いい天気だなー!
あ、子供たちと保母さんだ。
目の前から子供たち..幼稚園児ぐらいかな?と保母さん2人が楽しそうに歩いてくる。
ちょうど園児達が通り過ぎる時に1人の園児が私に声をかけてきた
園児「こんにちはー!」
お!元気いいな!この子!
唯「こんにちは!」
私も元気よく挨拶をした。
そうすると挨拶してきた園児は大きく手を振ってきた。
私も手を振り返してあげる。
保母さんも会釈をして通り過ぎていった。
子供は可愛いな!
なんか元気出てきたぞー!
私は歩く足を速めた。
唯「今日はいっぱい食べよ!早く着かないかな!」
そして隣町のケーキ屋に着いた。
わー美味しそう!
沢山のケーキ屋がショーケースに並んでいる。
ブルーベリーのショートケーキ...
お店にもないケーキだな!よし!これにしよっ。
リサーチもかねちゃお!
まずはブルーベリーショートケーキを食べる事にした。
それから何個かな?20個?食べました笑 食べ過ぎ?
た、食べ過ぎたかも...
ふぅー...
眠くなったきた...
まだ15時笑
帰りはタクシーだな笑
私は帰りはタクシーで帰った
……
タクシー運転手「お客さん、着きましたよ。」
唯「あ、はい!」
どうやらタクシーの中で寝てたみたい。
私はあわてて財布を取り出し、会計をすました。
アパートの階段を登り202号室に着く。
私は部屋に入るのを躊躇った
唯「今日は大丈夫だよね...」
昨日みたいな事が起きたら...
どうしよう...
翔子ちゃん家に泊めてもらおうかな...
私は翔子ちゃんに電話した。
プルルルル
翔子「もしもし、どうしたの唯ちゃん?」
唯「あ、うん!ええと...ちょっと翔子ちゃんの声が聞きたくなって
電話してみた笑」
翔子「ええー!なにそれ笑」
電話口で笑う翔子ちゃん。
翔子「私は唯ちゃんの彼氏かな?w」
唯「そうです!!」
翔子ちゃんの冗談が面白くて私は即答した。
翔子「いいでしょう!私の部屋への宿泊を許可する!」
唯「やったー!じゃー、今から行くね!」
翔子「うん、気を付けて来てね!」
良かったー!今日はほんとこの部屋に居たくなかったんだよなぁ。
翔子ちゃん優しいー!
私は翔子ちゃんの家に向かった。
ピンポーン!
翔子「あ、はーい!」
ガチャ
ドアから翔子ちゃんが出てきた
翔子「唯ちゃん、早いね!」
唯「早く会いたくて!テヘッ!」
私は笑顔で翔子ちゃんに受け答えする。
翔子「そうかそうか!まー入りなさい、唯君」
唯「おじゃましまーす!」
それから私は翔子ちゃんと楽しく会話をしたり、新作のケーキの創作話をした。
唯「やっぱ、ブルーベリーのケーキは外せないよね!」
翔子「うん!そうだね....ふぁぁぁ。」
翔子ちゃんは眠そうにアクビをしている。
翔子「唯ちゃん、そろそろ寝ようか...」
唯「あ、うん、そうだね...」
翔子「じゃー唯ちゃんはこの布団で寝てね」
翔子ちゃんは自分のベッドの横に布団を敷いてくれた。
唯「ありがとう!」
今日は翔子ちゃんのおかげでゆっくり眠れそう。
改めて翔子ちゃんに感謝だね!
そして私と翔子ちゃんは床についた。