第95章 名もなき影の誘惑2☆☆☆///
雨宮女史はタイ国王とともにナティスの旅立って行った彼方の星、「惑星・名もなき影」を目指し宇宙遊泳している〜〜〜
いつも通り二人はグラスを傾けながら語り合う。
いくつかの星々を越えた二人は、ようやく「惑星・名もなき影」に到着した。
〜〜〜その星は、黒い闇に包まれ、何もないようにも見えた。
しばらく宇宙船で星の大気圏を周回すると、徐々に雨宮女史とタイ国王はこの星には生命が存在することに気が付いたのだった。
彼らは、自分たちがこの星にたどり着く前に、この星についての情報を収集していたからだ。
星に降り立った二人は、何故だか不思議な光に包まれながら、星の地表を歩き始めた。
すると、事実そこには植物や生き物たちが存在していたのだ。
しかも、それらは地球のものとは全く異なる容姿をしていたのだ。
驚きながらも、雨宮女史とタイ国王は、何とかその星の生命体とコミュニケーションをとり始めようと尽力する。
すると、なんと彼らは驚くべきことを知ったのだった。
「ヨウコソ我が星へ。この星は、君たちの星の未来を救うことができる力を持っているのです。」
と、生命体たちは語った。
二人はその言葉に驚いたと同時に、その力を手に入れることができる方法を探り始めてゆく。
彼らの案内で星の中心と思われる都市にたどり着いた二人は、そこにあったある謎の装置を発見した。
その装置を操作することで、惑星・名もなき影が持つ力を手に入れることができるということだった。
二人は、装置を操作し、星の力を手に入れた。
その力を使い、人類の未来を救うために尽力した。
彼らの冒険は終わりを迎える頃、きっとその功績は永遠に語り継がれることになるだろうと確信したのだった。
しかし此処は二人が思っていた「惑星名もなき影」ではなく、人類とは異なる星人の星であることに気づいたのは、雨宮女史とタイ国王が此処での生活を始めてからだいぶ経ってのことだった。
二人は星の地表を歩き回っていた時に、周囲の生命体の様子が急に変化したことに気づく。
それまで二人に友好的だった星の生命体たちが、急に不機嫌な様子を見せ始めたのだ。
「どうしたのかしら?」
と雨宮女史が訝しげに尋ねると、タイ国王が答えた。
「この星の生命体たちは、私たちとは大分違う種族なのかもしれない。私たちが彼らとのコミュニケーションを通じて、彼らが人類と同じような存在だと思い込んでいただけかもしれない。」
二人はコミュ二ケーションの可能性を考え、星の中心にたどり着くと装置を調べ始める。
するとその装置はこの星の生命体たちと通信するためのものであり、人類とは異なる星人たちとの交流を目的としていたことがわかってきた。
「これはまさか、人類とは別の存在とコンタクトを取るための装置なの?」
と雨宮女史が驚いた声をあげた。
「そのようだ。私たちは星人たちとの交流を促進するためにここに来たのだから、それは当然のことなのだろう。」
タイ国王が答える。
二人は、装置をなんとか操作して星人たちとコミュニケーションをとり始める。
星人たちが語った言葉によると、人類とは全く異なる歴史や文化があることが含まれていた。
雨宮女史とタイ国王は、驚きながらも、星人たちと交流を深め始める。
そして月日は流れ、彼らとの知識や文化に触れながら自分たちの世界観を広げていった。
彼らは自分たちが持つ力を人類の未来のためだけに使うわけではなく、様々な星人たちとの交流を通じて、互いの文化を理解し合うことの重要性を学んでいった。
二人はその後も星人たちとの交流を続け、人類とは異なる存在とのコミュニケーションの重要性を宇宙空間へと広めるため活躍し続けたのだった。
〜☆〜☆〜☆〜☆〜
ある日突然、二人の安否を気がかりにしていたナティスが、人類のみに使えるというあのフォース、「SHADE」を使って「名もなき影」から二人を救助するために現れたのだった!
「あれは……ナティス君だ!」
と雨宮女史が驚きの声を上げると、ナティスは微笑みながら二人に近づいてきた。
「皆さん、ご無事で何よりです。」
ナティスが言うとタイ国王が訝しげに尋ねた。
「でも、どうして君がここにいるの?」
「私もあの星人たちとの交流に興味があったから、彼らが人類と異なる種族であることを知った時には驚きましたよ」
とナティスが答えた。
「でも、今はそのことについては理解できています。そして、SHADEを使って、あなた方をここから救出するために来たんです」
とナティスが言う。
雨宮女史とタイ国王は目を見開いた。
「SHADEを使って、ここに来たの?」
と雨宮女史が驚いた声をあげた。
「はい。SHADEを使ってこの星にたどり着くことができました。
そしてここにいる皆さんを助けるためにも… また僕のSHADEを使って僕の第二の故郷である「名もなき影」に参りましょう!」
とナティスが言うと、二人は安堵のため息をひとつついたのだった~。
「ありがとう、ナティス。君がいなかったら私たちはここから抜け出すことができなかったようだ。君には感謝しますよ。」
とタイ国王が言い、二人はナティスと共にSHADEを使って、星人たちとの交流を終えて名もなき影に帰還した。
雨宮女史とタイ国王は、星人たちとの交流を通じて得た多様な知識や文化を、人類の中に広めることを決意した。
その後の二人のテーゼとして、彼らは宇宙の銀河中に向けて異なる種族や文化との理解を深めるために活動することを誓ったのだった。
///to be continued!!☆☆☆